『薬屋のひとりごと』に媚薬として登場するチョコレートを食べたせいで、玉葉妃の侍女たちがメロメロになってしまいましたね!
作中のチョコレートには本当に媚薬としての作用があったのでしょうか?
そしてそもそも壬氏はなぜ媚薬を作らせたのでしょうか?ネタバレ解説します。
薬屋のひとりごとのチョコレートは媚薬?
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『薬屋のひとりごと』2話目は媚薬!3枚目は個人的に気に入ってる猫猫の表情。 pic.twitter.com/SGxv4VSluX
薬屋のひとりごとにチョコレートがでてきますが、あのチョコには本当に媚薬としての効果があったのでしょうか?
チョコレートは媚薬・強壮剤になる
チョコレートには媚薬や強壮剤としての効果があるようです。
2007年、チョコレートには胸をドキドキさせる効果があるという研究成果が発表されました。
20代のカップルが「チョコレートを口の中で溶かす」ときと、情熱的に「キスをする」ときの、心拍数と脳の活動状態を比較する実験が行われました。
その結果、ブラックチョコを食べているときの心拍数は、キスしている時の2倍になることが判明。
特にチョコレートが舌の上で溶け始めたときは、脳のあらゆる部分がキスしている時の4倍以上も激しく活動したそうですwすごい刺激ですね~!
猫猫が作ったチョコレートはミルクも入っていたのでほぼ現代のチョコレートと同じものと考えていいでしょう。それがパンに染み込ませてあったので、小さくてもカカオたっぷりだったはずです。
玉葉妃の侍女たちは生まれて初めてカカオの刺激に触れて、甘いチョコレートが舌の上でとろける感触を味わいました。
全員嫁入り前で何の経験もないままキスの4倍の刺激を受けたとすると、あんなふうにメロメロ?になるのも無理ないかも(笑)
古代メキシコのアステカ帝国の皇帝は、ハーレムに入る前に必ずカカオのドリンクを飲んでいたそうで、当時カカオには媚薬効果があると信じられていました。
現代の砂糖入りの食べるチョコレートとは違いますが、やはり媚薬としての効果があったかもしれませんね。
江戸時代に遊女がチョコレートをもらった記録がある
日本で最も古いチョコレートの記録は江戸時代のもので、1797年に長崎の遊女が「しょくらあと 六つ」をオランダ商人からもらった記録があるそうです。
カカオは紀元前5000年の昔から栄養価の高い木の実として知られ、古代メキシコで「神様の食べ物」と呼ばれていました。
当時のカカオは豆をすりつぶしてトウモロコシなどと混ぜたドロドロした飲み物で、スパイスやバニラなどで香りがつけられていました。苦くて酸っぱい、美味しいとはいえないものだったそうです。
ちなみに猫猫が媚薬づくりに使ったパウダー状のカカオが作られたのは1828年、今のように砂糖が混ぜられた食べるチョコレートが登場したのが1847年のことでした。
薬屋のひとりごとで壬氏はなぜ媚薬を作らせた?
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薬屋のひとりごとで壬氏が猫猫に媚薬を作るよう命じた目的はなんだったのでしょうか?解説します。
芙容妃と武官の仲を取り持つため
媚薬を作らせた目的は、芙容妃と彼女が思いを寄せる武官との仲を取り持つためでした。
二人は幼なじみで芙容妃が後宮に入る前から想い合っていましたが、後宮に入った女性は皇帝のものなので、武官から想いを告げては皇帝に逆らうことになります。そんなことはできません。
で、ここからはサンデー版漫画と個人的想像による解説ですが、壬氏は芙容妃から媚薬を添えた恋文を武官に贈る手助けを行い、まずは彼女から想いを伝えさせました。
媚薬を添えたのは本気だぞと強調する意味があったのではないでしょうか。
そして武官が功績を挙げたタイミングで「褒美として芙容妃を下賜してほしい」と言わせ、後宮の監督責任者として皇帝に芙容妃の下賜を進言。皇帝もそれを了承したというわけです。
壬氏の立場からすると、武官に恋文と媚薬を贈った芙容妃は皇帝の妃としてふさわしくない振る舞いをしたことになります。
なので皇帝も堂々と「下賜して良し」と後宮から追い出してOKと言えたわけですね。
芙容妃は夢遊病のふりをするなど皇帝からのお手つきを避けるためあらゆる策を用いて武官に身請けされる日を待ち、最高の笑顔で後宮を去っていきました。
壬氏がチョコレートパンをつまんだのは味見と猫猫への色仕掛けのため
壬氏がチョコレートパンをつまんだのは、ただの味見だったと思います。ただし媚薬をきっかけに猫猫にちょっかいをだすという魂胆もあったのではないでしょうか。
壬氏は猫猫のおかげでかなり効果がある媚薬をゲットできて、芙容妃と武官をくっつけられそうだとホクホクしていたはずです。
自分も媚薬の効果を試したかったのか、一切れ味見をしていましたね。
そして去り際に猫猫のうなじに(小説だと)キス、漫画だと指でちょっと触れてから部屋を出ていくのですが、この意味深なアクションにはどういう意味があったんだ???と考えてみました。
この頃の壬氏はまだ猫猫に自分の色仕掛けや笑顔の効果があると思っていたみたいです。
しかし恋愛不感症の猫猫は「これ以上犠牲者が出ませんように」と考えていて、自分が犠牲者に選ばれたことに気づいてないという(笑)見事なすれ違いが描かれています。
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といった違いがあります。個人的にはサンデー版がおすすめです。ぜひ読み比べてみてくださいw
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薬屋のひとりごとの媚薬はチョコレート!壬氏が猫猫に作らせた目的まとめ
薬屋のひとりごとに登場した媚薬はチョコレートでした。
作中のチョコに媚薬としての効果はあるのでしょうか?
- チョコレートが口の中で溶けるとき、キスの4倍もの刺激があるため媚薬・強壮剤になりえます。
- 江戸時代に遊女がチョコレートをもらった記録があり、古くはアステカの皇帝が媚薬として利用していました。
壬氏が猫猫に媚薬を作らせた目的は?
- 芙容妃と武官の仲を取り持つためです。
- 壬氏がチョコレートパンをつまんだのは味見と猫猫への色仕掛けのためです。
薬を作ることには天才的な才能を発揮する猫猫ですが、恋愛にはうとく壬氏の好意には最初全く気づいていません。
壬氏が猫猫が見せる新鮮な反応に興味を持ってどんどん惹かれていくところが面白くて、二人がどんな結末を迎えるのか気になります。
芙容妃と武官のように、二人にも幸せになってほしいですね!