『七つの魔剣が支配する』のシャノン＝シャーウッドが可愛いですよね～
猫耳風の髪型、舌足らずなしゃべりかたや優しい雰囲気はオリバーのことが大好きですっごく可愛がっているお姉さんという印象です。
しかし彼女の壮絶な過去を知るとその笑顔が切なくて悲しすぎるんですよ…。
今回はネタバレ全開でシャノンについて解説します。
七つの魔剣が支配するのシャノン＝シャーウッドとは？
七つの魔剣が支配する 10巻#ななつま
や、やばかった…
宇野先生の本気が垣間見えました…
シャノンとの描写、オリバーの過去の壮絶さ、デメトリオ戦、全部凄かった。個人的にシャノンの描写がめちゃくちゃ心に残った。
読み終わったあとの余韻が強い pic.twitter.com/TuGclpp8y0— チェキータ (@Sp4563) September 11, 2022
七つの魔剣が支配するのシャノン･シャーウッドとはどのようなキャラクターなのでしょうか？
オリバーのいとこのお姉さん
シャノン＝シャーウッドは、オリバーの母方のいとこです。兄のグウィンとともにいつもオリバーを気遣い、温かく支える存在として登場します。
猫のような髪型と舌足らずな話し方が特徴で、オリバーを「ノル」と呼んでいます。
近寄ると毎回のように抱きしめてキスをするなどスキンシップが多めです。
オリバーが父親エドガーとともに母・クロエの実家であるシャーウッド家に身を寄せたことからオリバーと仲良くなりました。
シャーウッド家の始祖の血が濃い魔法使い
シャノンはシャーウッド家の中でも、家系の始祖の血を非常に濃く受け継いでいます。
シャーウッド家では始祖の血を門外不出のものとしており、始祖の血が濃い魔法使いは一族の秘術を受け継ぎ、子孫に伝えることが使命です。
それゆえ彼女にとって一族の男性と子供を作り、始祖の血を後世に伝えることは最も大切な義務となります。
始祖がどういう存在か具体的に語られていないのですが、
- シャーウッド家の秘術「魂魄融合(ソウルマージ)」を使える
- 相手の考えや感情が読み取れる
- 自己領域が広い（自分の体の一部のように知覚できる空間が大きい）
といった始祖に由来する能力が非常に高いのがシャノンです。
兄グウィンとともにオリバーを支える
シャノンは、兄グウィンとともにオリバーを支えています。
学校生活で直接かかわりを持つことは少ないですが、キンバリーの教師たちを襲う「同志」の中核メンバーとして君主であるオリバーに仕えています。
二人は迷宮に工房を持ち、迷宮内で同志をスカウトする、学校内の情報収集につとめるなど復讐の実現のため力を尽くしています。
彼らは、本来自分たちが中心になってやすべきクロエの復讐をオリバーが大きな苦痛とともに背負っていることに罪悪感を感じています。
なので少しでもオリバーの苦痛を取り除くために献身的にオリバーの世話をしています。
七つの魔剣が支配するのシャノンの能力・強さは？
えすのサカエ先生の「七つの魔剣が支配する」連載中！ グゥインとシャノンにナナオの存在を告げたオリバー。その帰り道、迷宮で一人の男が立ちはだかる。それはあの謎の一年生・ロッシで…!? pic.twitter.com/zQVpmqhfCD
— 少年エース (@shonen_Ace) April 9, 2021
七つの魔剣が支配するのシャノンの能力・強さについて解説します。
秘術の魂魄融合(ソウルマージ)を使える
シャノンが用いる秘術「魂魄融合(ソウルマージ)」とは、「他者の魂を己の魂に溶け込ませ、その性質・経験を我が物とする業」です。
魔法界でもその秘術の存在は知られていましたが、亜人種しか成功していないとされてきました。物語の中でその術を使えるのはシャノンとエスメラルダだけのようです。
オリバーの場合は母親クロエの魂を自分の魂に溶け込ませ、彼女が使っていた第四魔剣・『奈落を渡る糸（アングスタヴィア）』を使えるようにしています。それを可能にしているのがシャノンです。
オリバーとクロエが親子同士であること、シャノンが始祖の能力を濃く受け継いでいるため可能ではありますが、別々の人間の魂を融合するため筆舌に尽くしがたい激痛を伴います。
オリバーの場合はシャノンが絶え間なく治癒魔術をかけ続けることでかろうじてクロエの魂との結びつきを保っているので、シャノンが倒れればオリバーも倒れます。
また、二人がソウルマージを成功させるためにはグウィンによるスペシャルジャミングで相手の攻撃から守ってもらう必要があるため、3人はある意味運命共同体ともいえる関係です。
ちなみににエスメラルダもクロエの魂の一部を吸収し魂魄融合(ソウルマージ)を用いているようですが、クロエの魂を無理やり従わせているためひどい頭痛に悩まされています。
他人の考えを読み取れる
シャノンが持つ特別な能力として「他人の考えを読み取れる」力があります。
「どうしてもわかってしまう」と言うシーンがあるので、使いたい時だけ使えるのではなく、彼女が感じ取れる範囲内の人の考えや感情が入ってきてしまうようです。
常にシャノンに対する罪悪感を抱えているオリバーや兄のグウィンに対して非常に優しく接しています。
「いい友達ができたね」とオリバーに話しかけるシーンがありましたが、あれはピートやカティ、ガイやミシェーラなどが本当によい友人であることを読み取っていたと思われます。
【ななつま】シャノンとオリバーの壮絶な過去と関係性
20、シャノン=シャーウッド
五年生、女性。オリバーの従姉。
穏やかで言葉少なな、どこか浮世離れした印象の不思議な人物。人や動物の気持ちを察するのが異常に上手い。生徒会メンバーではないが、活動には協力的。
兄のグウィン、従弟のオリバーとは、愛と罪とで分かち難く結ばれている。— 宇野朴人@ななつまアニメ放送中！！！ (@UnoBokuto) August 12, 2019
【ななつま】のシャノンとオリバーには壮絶な過去があります。かなり重たい内容なので、読む前に心の準備をお願いしますね。
シャノンはオリバーの子供を死産した
シャノンはオリバーの子供を妊娠したことがありましたが、死産でした。
二人がキンバリーに入学する前の出来事のようなので、オリバーがシャノンの４つ年下であることを考えるとシャノンが14歳、オリバーが10歳ぐらいだったと考えらえます。恐ろしいですね…。
クロエが殺害され、彼女の実家・シャーウッド家に身を寄せたオリバーと父エドガーは、シャーウッドの血をひいていないことから家長であるクロエの祖父に冷遇されていました。
二人がかくまわれていたのは、クロエの息子オリバーを魂魄融合の(ソウルマージ)の実験台にするためでした。
さらにオリバーがシャーウッドの血をひく男子であるため、始祖の血を濃く受け継ぐシャノンとの間に子供を作ることを強要されました。
嫌がるオリバーから理性を奪うため通常の10倍もの薬が注射され、ほぼ獣の状態のオリバーがシャノンのいる部屋に入れられ無理やり襲い掛かかった結果、シャノンは妊娠します。結果は死産でした…。
シャノンは望まない行為を強要されたオリバーやグウィンを許している
実はシャノンとの行為を強要されたのはオリバーだけでなく、グウィンもで、それも1度ではなかったようです。
結果的にシャノンが妊娠しなかったためその後強要されることはなくなりました。
シャノンは望まない行為を強要されたオリバーやグウィンを許し、結果がうまくいかなかったことも受け入れています。
しかし、特にオリバーは不可抗力だったとはいえシャノンを傷つけたことを非常に後悔しており、行為そのものにトラウマを持つようになりました。
シャノンは妊娠中オリバーの手当を受けていた
ちなみに妊娠したシャノンのためオリバーは毎晩のように手当をしていました。
女性体になって苦しむピートの背中に手をあててやってあげていたアレですね。
幼い少年が父親にならなくてはいけない、とがんばってパートナーとおなかの赤ちゃんのため毎晩手当をする光景って…涙なしには見ていられません。
シャノンは相手の考えていることがわかってしまうだけに、オリバーが真剣に赤ちゃんの父親にならなくてはと手当してくれることを喜んでいました。
なので赤ん坊が死んだときはかなりショックを受けていましたね。
オリバーとシャノンはいとこ同士なので本来そういう行為や結婚もありえる間柄です。シャノンのほうはオリバーが望むならそういう関係になってもいいと思っているふしがあります。
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七つの魔剣が支配するのシャノン＝シャーウッドまとめ
七つの魔剣が支配するのシャノン＝シャーウッドについて、能力や強さ、オリバーとの過去をまとめました。
- シャノン＝シャーウッドはオリバーのいとこのお姉さん
- シャーウッド家の始祖の血が濃い魔法使い
- 兄グウィンとともにオリバーを支えている
七つの魔剣が支配するのシャノンの能力・強さ
- 秘術の魂魄融合(ソウルマージ)を使える
- 他人の考えを読み取れる
【ななつま】シャノンとオリバーの壮絶な過去
- シャノンはオリバーの子供を死産した
- シャノンは望まない行為を強要されたオリバーやグウィンを許している
- シャノンは妊娠中オリバーの手当を受けていた
ふんわり優しい雰囲気からは想像もできない壮絶な過去を抱えるシャノンとオリバー、そしてグウィン。
シャノンのあたたかさがオリバーやグウィンの救いになっていますよね。
シャノンが優しいままで生きていけるような未来が訪れますように…！
