薬屋のひとりごと壬氏(ジンシ)の正体と父親・母親ネタバレ!誰の子供か本人は知ってる?

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『薬屋のひとりごと』の壬氏の正体がわかりにくいと思いませんか?

現皇帝の弟かと思ったら…、ん?皇帝の弟じゃないかも?本当の父親と母親は誰なんだろう?誰の子供か本人は知らないのかな?知ってるのかな??と

読み進めることでどんどん疑問が膨らんでいきますよね。

今回は壬氏の正体について、本当の両親が誰か、本人は出生の秘密を知っているのかなどネタバレありで詳しく解説します。

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薬屋のひとりごとの壬氏(じんし)の正体は?

薬屋のひとりごとの壬氏の正体について詳しく解説します。

壬氏の正体は華瑞月(か・ずいげつ)

壬氏の本名は華瑞月(か・ずいげつ)といいます。

「華」の姓を名乗れるのは現在の皇帝と壬氏だけ、皇族のうち成人した男性(皇位継承権を持つ人)だけです。

壬氏を初めて見た猫猫が女性と勘違いしたほどつやのある長い黒髪と美しい顔の持ち主で、声もはちみつのように甘い美声です。立ち居振る舞いも優雅でどこをどう切り取っても美しいのです。

壬氏がニッコリすればたいていの人は思い通りに動いてくれるのですが、妓楼育ちで美貌に耐性がある猫猫にはその手が通じません。

しかし手駒として優秀なためたびたび仕事を依頼するようになり、二人の関係は深まっていきました。

壬氏は宦官かんがん(たまなし)ではない

壬氏は宦官として後宮で働いています。しかし本当は宦官ではなく普通の男性なので、壬氏とお付きの高順は一応けじめとして男性機能を抑える薬を飲んでいます。

宦官とは性器を切除した男性のことで、猫猫が言うところの”たまなし”です。

後宮は帝の子供を生むために女性たちが集められている場所なので、皇帝以外の男性が子作りすることはあってはならないことです。

なので作中でも新しい宦官が入るときは3人の宦官が触診(局部を触って確かめること)をします。

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華瑞月の立場は王弟・月の君

壬氏こと華瑞月は皇帝の歳の離れた弟ということになっています。ちなみに本名は恐れ多くて呼べないので「月の君」が通称です。

王の弟ということは、両親は

  • 父親:先帝(幼児性愛者・ロリコンで大人の女性が怖い)
  • 母親:皇太后(先帝の正室)

となります。壬氏は公称24歳ですが実際の壬氏は18才。34才の現皇帝の16才下の弟とされているわけです。

実は壬氏の正体は王弟ではないのですが、壬氏の生い立ちには高貴な女性たちの秘密が関わっているため真実を公にできません。なので表向きは王弟で通っています。

本人が本当のことを知っているか?については後ほど改めて考察します。

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薬屋のひとりごとの壬氏の母親と父親は?出生の秘密

薬屋のひとりごとの壬氏の母親と父親について、出生の秘密ヲ解説します。

父親は現帝で母親は阿多(アードゥオ)妃

壬氏の正体は現帝の息子です。

  • 父親は現在の皇帝
  • 母親は阿多妃

ということですね。阿多妃は上級妃として後宮に入っていたので正室となることも可能でした。

つまり本来壬氏は東宮(皇太子)として次の皇帝になれる人物です。

壬氏は王弟と取り替えられた

壬氏が王弟とされている理由は、同じ時期に生まれた王弟と取り替えられたまま育ったからです。

皇太后安氏(アンシ)と阿多(アードゥオ)妃は、赤ん坊を連れてお茶会を開きました。

二人は侍女たちがいないタイミングで赤ん坊を交換し、そのまま連れて帰ります。ふたりともわざと赤ん坊を入れ替えたままにしたのです。

そして不幸なことに阿多妃が連れ帰った王弟は侍女が与えたはちみつによって死亡してしまいました。

この事件をきっかけに赤ん坊の取り替えが判明しますが、それまで入れ替わりに気づかなかった羅門(ルォメン、猫猫の叔父の医官)が膝の骨を抜かれ後宮から追放されました。

以後、壬氏本人にも真実が告げられることはなく、事件は秘密のまま今に至っています。皇太后や阿多妃を罰するわけにはいかないですし、それを発表すれば皇帝の威信が傷つきますからね…。

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皇太后安氏と阿多妃が赤ん坊を交換

皇太后安氏と阿多妃が赤ん坊を取り替えたことにはそれぞれ理由がありました。

皇太后は憎しみの象徴である息子を手元から離したかった阿多妃はたった一人の息子をより安全な場所に送り込みたかったという思惑が一致した結果の出来事でした。

詳しく解説すると…

皇太后はわずか10才で後宮に入り、先帝の手がついて現帝を生みます。

産道が小さすぎたため帝王切開で産んだのですが、命がけの出産だったことは間違いありません。

その後10年以上にわたり自分以外の幼女たちのもとに通い続けた先帝を「私を無視するのか」と無理やり寝室でいたぶり続けた結果授かったのが王弟でした。

その出産も難産でしたが王弟は何とか無事生まれます。

阿多妃の場合は、東宮の出産が王弟の出産と重なったことが不運でした。

医官が皇太后と王弟への処置を優先したため阿多妃への対応が遅れ、子宮を失ってしまいます。

優先されるのは王弟の命だと身をもって体験した阿多妃は、子供が産めなくなった自分のたった一人の息子が死なないようにしたいと考えました。

このような経緯があって、「ちょっと抱っこしてみましょうか」と皇太后と阿多妃の暗黙の合意のうえでお互いの赤ん坊が取り替えられました。

宦官壬氏になった理由は東宮になりたくないから

華瑞月が宦官壬氏になった理由は東宮にならないためです。壬氏の仕事は

  • 後宮で帝に反感を持つものがいないか調べる
  • 後宮で帝の妃にふさわしい貴妃を見つける

この2つが主なものです。

壬氏としては貴妃との間に東宮(皇太子)が生まれ、他にも皇子がうまれれれば、その分王弟の自分が皇位を継ぐ可能性が低くなるのでそれを狙っています。

つまり壬氏が宦官のふりをしているのは東宮になることを避けるためなのです。

どんなに寝不足になっても熱心に仕事を片付けているのにはこういう理由があったんですね。

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薬屋のひとりごとの壬氏は真相を知ってる?

薬屋のひとりごとの壬氏は出生の秘密の真相を知っているのでしょうか?

壬氏と阿多妃は雰囲気がよく似ている

『薬屋のひとりごと』には壬氏と阿多妃がよく似ている、という記述がたくさん出てきます

顔が似ているというより髪型や体つきなど雰囲気が似ているという描写です。

阿多妃は女性としては背が高くすらっとした体型なので、子宮がなくなった影響もあり宝塚の男役みたいな雰囲気になっています。

壬氏は男性なのに女性のように見えるので印象がよく似ているのでしょう。本当の親子なので似ているのも道理で、阿多妃は壬氏の影武者を務めたこともありました。

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壬氏は自分が不義の子だと悩んでいた

壬氏は自分が阿多妃と誰かの不義の子ではないかと悩んでいました

阿多妃は壬氏の影武者を務めるなど自他ともに認める似たもの同士です。

ここまで似ていると、さすがに「自分は本当に皇太后と先帝の子供なのか?」と疑問に思うのではないでしょうか。

作中ではほとんど誰も「壬氏さまは母上の皇太后様に似ておられる」とか「父君の先帝にそっくり」とか、両親であるはずの人物に似ていると言わないし本人も似ていないと思っています。

阿多妃が後宮を出ていく前日、壬氏が猫猫を抱えて涙を流していたのは、阿多妃が母親だと思っており今後自由に会えなくなることを悲しんでいたからではないでしょうか。

壬氏の顔は先帝に生き写し

結論からいうと、壬氏の美貌は先帝から受け継いだものです。先帝は壬氏の祖父なので、隔世遺伝で美貌が表れても不思議はないですね。

壬氏が先帝そっくりであることは小説5巻12話「鬼灯」、漫画では「謎解き手帳」の16巻64話で明らかになります。

年配の女官・深緑(シンリュ)は壬氏を一目見るなりおばけを見るような表情になり、次のようなことを言いました。

  • 皆若い頃のあのかたの姿を知らない
  • あのかたも甘い蜂蜜のような声と、天女のようなだった

そして「十四の齢を過ぎた頃には、通われることもなくなった」と言っていることから”あのかた”がロリコン趣味の先帝であることがわかります。

深緑の登場シーンは、漫画では『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』16巻64話「鬼灯」で読めますよ。是非チェックしてみてください!

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』16巻を試し読み

明らかに先帝そっくりでその血が濃く表れている男性が東宮ではなく宦官をやっていたら、そりゃあびっくりしますよね~。

これは壬氏が知らない事実だったので、最初は深緑の話にかなり驚いて動揺していました。しかし深緑が毒をあおって死のうとしたことから彼女が真実を話したと考え始めます。

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壬氏は宦官になった(ふり)を後悔?

壬氏が宦官になったふりをしているのは東宮になることを避けるためで、自分からそうしたいと帝に申し出てのことでした。

その理由は自分が不義の子で将来帝になるにはふさわしくないと考えていたからです。

しかし深緑の話から自分が間違いなく皇族の一員であることに納得したのでしょう。

自分が宦官になったふりをする意味ってなんだろう?と後悔している様子があります。

実は壬氏の記憶の中の先帝は、幼い頃に見たろくに話もできないよぼよぼの老人です。

老人が壬氏に近寄ろうとすると皇太后が壬氏の前に立ちはだかり、触れることができないようにしました。そして「女帝」と呼ばれた先帝の母親が老人を連れて立ち去りました。

壬氏の本当の父親・現帝は立派なおヒゲが自慢の男性で、明らかに外見は似ていません。雰囲気が似ているのは阿多妃だけです。

そうなると「(男性は)誰も自分と似てない」「自分は阿多妃と誰かの不義の子だ」と思っても仕方ないと思うんですよね…。

壬氏が出生の秘密の真相について猫猫と語り合う日がきたとき、どんな会話がかわされるのか今から楽しみです!

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薬屋のひとりごと壬氏の正体と父親・母親は?本人は知ってるかまとめ

薬屋のひとりごとの壬氏(じんし)の正体と出生の秘密について解説してきました。

  • 壬氏の正体は華瑞月(か・ずいげつ)
  • 本来の立場は王弟(皇帝の弟)
  • 壬氏は宦官かんがん(たまなし)のふりをしているだけ
  • 壬氏の父親は現帝で母親は阿多(アードゥオ)妃
  • 壬氏は王弟と取り替えられた
  • 皇太后安氏と阿多妃が赤ん坊を交換した
  • 宦官壬氏になった理由は東宮にならないため
  • 誰の子供か壬氏には秘密
  • 壬氏と阿多妃は雰囲気がよく似ている
  • 壬氏は自分が不義の子だと悩んでいた
  • 壬氏の顔は先帝に生き写し
  • 壬氏は宦官になったことを後悔しているかも

以上が壬氏の正体と出生の秘密、本当の父親・母親に関する情報でした。

壬氏は自分の両親についてどこまで気づいているのでしょうか…?

母親が阿多妃で父親が先帝とか変な組み合わせで納得してる可能性もありますw

最後はどんな結末を迎えるのか、楽しみで仕方ないですね!

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