『薬屋のひとりごと』には絵が違うもう一つの漫画『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』がありますね!
最初にそれに気づいたときは、漫画で読みたいだけなのに、どっちにすればいいの?とちょっとイラッとしましたw
せっかくお金を出して買うなら失敗したくないですし、薬屋のひとりごとは小説の話が複雑なので漫画がわかりやすいとありがたいですよね。
なぜ漫画が2つもあるのか?そしてその2つの違いは?について内容や売上、人気ぶりなど調べたことをご紹介します。
薬屋のひとりごとの漫画が二種類あるのはなぜ?
#今日買った漫画
— くろねこ文学@まんが読み (@kuronekobungaku) June 24, 2022
おおー面白い‼️猫猫の知識と観察眼がハンパない。事件を次々と解決。まさに薬学チート名探偵‼️(; ゚ ロ゚)
薬屋のひとりごと 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 日向夏
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(1) (サンデーGXコミックス) 日向夏 pic.twitter.com/5ISCzLlXfS
薬屋のひとりごとの漫画が二種類あるのはなぜなのでしょうか?理由を探ってみました。
原作者にも理由はわからない
こういうことは原作者なら知っているはず!と原作者のツイートを調べてみましたが、日向夏先生にもなぜ漫画が2種類あるのかわからないという投稿を発見しました。
私にもわからないから困惑していたのです。
— 日向夏 (@NaMelanza) February 17, 2021
以下は個人的な妄想ですが…
日向夏先生「嬉しいですね!OKです、進めてください。」
ヒーロー文庫担当者「了解です」「スクエアエニックスさん、漫画化OKですよ~。」
「え?小学館さんも漫画化希望?もうスクエニさんにOK出しちゃいましたけど。2番目でもいい?そういうことなら、タイトル変えてどうぞ」
みたいなことが起きたのかもしれません。
ちなみにスクエニ版は2017年6月号から、サンデー版は2017年9月号から連載が開始されていますので、2つのコミカライズがほぼ同時期にスタートしたんですね。
サンデー版の倉田三ノ路先生作画のほうが後発作品なのでタイトルに「〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」が加えられているのでしょう。
絵が違うのは作画担当者が違うから
最近は一つのシリーズ作品で第一部と第二部のコミカライズが同時進行している、なんていうパターンもよくあります。
しかし『薬屋のひとりごと』の場合は同じストーリーを違う作画でコミカライズしています。絵が違うのは作画担当者が違うからなのでした。
という風に、同じ話で絵が違うからみんな戸惑っているんですね。
『薬屋のひとりごと』と『猫猫の後宮謎解き手帳』は内容も違いがある?
昨日サンデーうぇぶりで3巻まで無料だった薬屋のひとりごと、後宮な設定が超好みで気に入ったので今日4巻までを買ってきて4巻からみたら昨日見たシーンだったの
— r⃰ u⃰ n⃰ a⃰ ⡱ (@runatink) October 23, 2020
は?と思って1巻から読み直したら、内容は一緒だけどなんか全然違うのよ
調べたら漫画、2種類出てるんだって…何その罠続き見たい…
『薬屋のひとりごと』と『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』はタイトルだけでなく内容にも違いがあるのでしょうか?
基本のストーリーは同じ・進み方は違う
結論から言うと、『薬屋のひとりごと』と『猫猫の後宮謎解き手帳』の内容に大きな違いはありません。
私は両方とも読んでみましたが、どちらも原作小説にほぼ忠実にコミカライズされています。
ただしストーリーの進み方は違います。その理由は、小説のすべてが一字一句違わず漫画化されているわけではないからです。
それぞれ省略されたエピソードや順番が入れ替えられた部分もあるので後ほど特徴をご紹介します。
どっちがアニメ化される?
アニメ公式サイトより引用
『薬屋のひとりごと』のアニメ化についてはどちらか片方の漫画が原作ということはなく、小説と漫画2種類すべてが公式サイトに掲載されています。
キャラクターデザインを見てもどちらかの絵に寄せたものではない雰囲気なので、どちらの漫画も原作の一つと考えてよさそうです。
スクエニ版『薬屋のひとりごと』の特徴
薬屋のひとりごと、1巻読み終わった!
— あくび (@akubeee_iii) August 1, 2023
何これおもしろい!!! pic.twitter.com/pXZCwRtYQx
スクエア・エニックス版『薬屋のひとりごと』の特徴をまとめてみました。
タイトル | 『薬屋のひとりごと』⇒第1巻を試し読み |
連載場所 | ビッグガンガン |
シリーズ / 出版社 | デジタル版ビッグガンガンコミックス / スクエア・エニックス |
作画等 | ねこクラゲ(作画) / 七緒一綺(構成) |
最新刊 | 既刊12巻(2023年9月29日現在) |
刊行ペース | 1年に1~2冊 |
絵柄はどちらかというと可愛らしい印象で、現在原作小説3巻の内容が連載されています。
ストーリー展開はゆっくりめです。しかも刊行ペースが年に1~2冊と遅いので、『謎解き手帳』からは小説1冊分遅れています。
猫猫と壬氏の恋愛ネタは見せ方がうまく面白く読めますが、後で伏線になるはずの部分が省略されていたりなど今後の展開が気になる部分もあります。
スクエニ版薬屋のひとりごと。
— 日向夏 (@NaMelanza) August 29, 2023
構成の七緒一綺先生は原作がここぞと思っているシーンを読み取るのが上手い!ここぞのシーンはぶち抜き使ってくれる。作画のねこクラゲ先生は、キャラの描き方がうまい。特にデフォルメが得意で、ほんとにいきいきと描かれる。あと背景のこだわりも強いぞ。
日向夏先生も書いておられるように、キャラの表情が生き生きしているのはスクエニ版かな、というのが個人的な印象です。
サンデー版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の特徴
こっちのやつ読んでる pic.twitter.com/Ur55NmsFYk
— ひらめ。 (@hiramedesu4) October 23, 2020
サンデー版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の特徴をまとめてみました。
タイトル | 『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』 ⇒第1巻を試し読み |
連載 | サンデーうぇぶり |
シリーズ / 出版社 | サンデーGXコミックス / 小学館 |
作画等 | 倉田三ノ路(作画) |
最新刊 | 既刊17巻(2023年9月29日現在) |
刊行ペース | 1年に3冊 |
サンデー版のマオマオはすこし大人っぽい印象で、絵柄はどちらかというとあっさりめです。
現在は原作4巻の内容が連載されています。
小学館版薬屋のひとりごとは、倉田三ノ路先生。情報処理能力半端ない。小説にある文面を漫画のセリフに見事翻訳してくれて、ネームが読みやすい。さらに場面の取捨選択も上手くてストーリー展開が早いのでストレスフリーで話が進みます。漫画がうまい。
— 日向夏 (@NaMelanza) August 29, 2023
サンデー版の魅力は刊行ペースが早いのでどんどん読めることです!とにかく先が気になるので1年に3冊読めるのはすごく嬉しいポイントですね。
日向夏先生も書いておられますが、まさに「翻訳」という感じで、大事なところは取りこぼさずに省略できるところはしてうまくまとめてあるなという印象です。
小説ではわざとぼかして書いてあるところを、セリフや説明シーンを足してわかりやすくしてあります。
薬屋のひとりごとの漫画の売上・発行部数に違いがある?どっちが人気?
薬屋のひとりごとの漫画2種類の売上にも違いがあるのでしょうか?漫画はどっちが人気なのか知りたいですよね。
薬屋のひとりごとの売上(発行部数)の違い
薬屋のひとりごとシリーズ累計発行部数1150万部突破おめでたい!らぶ💖#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/SG8oPdMTLS
— ねこクラゲ✽薬屋⑫9/29発売 (@nekokurage_) December 7, 2020
『薬屋のひとりごと』の小説と漫画の売上(累計発行部数)の違いを見てみましょう。
小説:ヒーロー文庫『薬屋のひとりごと』⇒累計2100万部
⇒シリーズ累計2100万部(13巻発売時)
※1巻あたり162万部発行
漫画:スクエニ版『薬屋のひとりごと』⇒累計700万部
⇒シリーズ累計700万部(2022年1月時点)
※1巻あたり63万部発行
サンデー版『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』⇒累計500万部
⇒シリーズ累計500万部(2022年1月時点)
※1巻あたり31万部発行
人気の漫画はスクエニ版『薬屋のひとりごと』(個人的にはサンデー版推し)
今回の記事の結論としては、累計発行部数の数字から判断すると
- 人気があるのはスクエニ版『薬屋のひとりごと』
ということになります。しかし両方読んだ私としては、個人的にサンデー版を推したいです。
私はミステリーが大好きで早く結論を知りたいタイプ。本の最後の犯人だけチェックして読み始めることがあるぐらいせっかちです。
なので進み方が早くてストーリーも原作小説と矛盾が少なそうなサンデー版を推します。
だって、猫猫と壬氏のキスシーンが読める時期を計算したら、スクエニ版はあと4年はかかりそうだったんです↓
⇒薬屋のひとりごと猫猫と壬氏のキスはWeb版・漫画・小説の何話?なろうでも読める?
サンデー版ならあと2年ほどで読めそうなので、私はサンデー派ですね。
ただしスクエニ版の表情豊かな猫猫と壬氏も非常に捨てがたいので、本当は両方買いたいなぁ。
でもとりあえず買うならサンデー版『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』が個人的にはおすすめです。
「薬屋のひとりごと」を安く読むならebookjapanがおすすめ!
実は『薬屋のひとりごと』の漫画を割引クーポンで安く読む方法があります!
『薬屋のひとりごと』の漫画には2種類ありますが、両方ともおトクに読めるサービスがあるんです。
『薬屋のひとりごと』
ねこクラゲ作画のスクエニ版
既刊13巻・定価9,495円
最新13巻までを6,490円で読める!
⇒ebookjapanでスクエニ版『薬屋のひとりごと』を読む
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』
倉田三ノ路作画のサンデー版
既刊18巻・定価13,662円
このように、ebookjapanなら『薬屋のひとりごと』をかなり安く読むことができます。
購入済みのマンガはスマホのアプリで読めるので、ちょっとした待ち時間にいつでも壬氏と猫猫のあのシーンが楽しめますよ^^
マンガは2種類あってどちらがいいのか迷うところですが、一言でいうなら
-
- スクエニ版は累計発行部数が多く人気
-
- サンデー版はストーリーがわかりやすく進みが早い
といった違いがあります。個人的にはサンデー版がおすすめです。ぜひ読み比べてみてくださいw
2種類の漫画の違いやクーポンのもらい方、他のサービスの値段をチェックしてから、という方はこちらの記事をどうぞ↓
薬屋のひとりごとの漫画が二種類あるのはなぜ?内容や売上の違いまとめ
薬屋のひとりごとの漫画が2種類あるのはなぜなのかについて、内容や売上の違いも含めて解説してきました。
- 薬屋のひとりごとの漫画が二種類あるのはなぜか原作者にも理由はわからない
- 絵が違うのは作画担当者が違うから
- 『薬屋のひとりごと』と『猫猫の後宮謎解き手帳』は基本のストーリーは同じで進み方は違う
- スクエニ版『薬屋のひとりごと』はキャラが魅力的
- サンデー版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』はストーリーをサクサク読める
- 人気があるのはスクエニ版
- 個人的にはサンデー版『~猫猫の後宮謎解き手帳~』推し
最近になって小説だけでなく漫画を読んだんですが、漫画で読むと小説ではわかりにくかった部分がサクッと理解できてほんとうに読みやすいです!
どちらの漫画でもお好みのほうから読み始めてもらえれば、『薬屋のひとりごと』の魅力にはまること間違いなし!ですよ~
原作もアニメも楽しんで『薬屋のひとりごと』沼に一緒にハマりましょうw