八咫烏シリーズ烏は主を選ばないの敦房とは?最後どうなるかについても

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「烏は主を選ばない」には敦房(あつふさ)というキャラクターが登場します。

若宮の奈月彦(なつきひこ)派閥と兄の長束(なつか)派閥の即位争いが中心のストーリーとなるのですが、敦房は長束派閥の側近として登場する爽やか青年で、重要な人物です。

敦房とはどんなキャラクターなのか?最後はどうなるのか?

この記事では、敦房と最後について紹介していきたいと思います。

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八咫烏シリーズ『烏は主を選ばない』の敦房(あつふさ)とは?

八咫烏シリーズの「烏は主を選ばない」の敦房について詳しく紹介していきます。

長束の側近の優秀な文官

敦房は長束の側近の優秀な文官です。

外見は爽やかなイケメンで、口も達者でいかにも仕事ができそうな雰囲気の男性です。

敦房は南家系列の宮烏(貴族)ですが、彼が生まれた南大宮家は政にはあまり強くない家柄でした。

しかし、南大宮家から南家当主の妻になった女性が叔母であったため、敦房も南家当主に目をかけられ南大宮家の出世頭となります。

いとこにあたるのが当主の娘・撫子で、彼女は将来長束の妻となることが望まれている立場です。

敦房は自らの努力で中央官僚として評価を得て、長束の側近にまで昇りつめました。

同じポジションを狙っていた宮烏は南家の中にもたくさんいるはずですが、そこで頭角を現したということは、頭の良さもポジション争いも他より実力で勝っていたということでしょう。

路近とは考え方が違う

敦房は長束のもう一人の側近である路近(ろこん)とは考え方が違います。

路近は一言でいえば「過激派」で、裏切り者やミスを犯したものを一刀両断で斬り殺すなど鉄拳制裁をためらいません。力ずくで長束を即位させようとします。

敦房はその真逆で「穏健派」です。できるだけ波風をたてずに政治力で長束を即位させようとします。

十分に仲間が増えるまでは目立つ行動を控え、説得によってこっそり仲間を増やして地盤を固めていく方針なわけですね。

なので同じ側近でも意見が食い違い、折り合いはよくありません。

ここまでの解説だと路近のほうが狂っているように思えますが、実は敦房のほうがよほど狂っています。

初めて原作小説を読み終えたときは路近と敦房、どちらが長束にとって忠実な部下なのか?と改めて考えさせられ、思わず小説を読み返してしまいました。

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敦房は最後どうなる?

敦房が最後どうなるかについて紹介します。完全なるネタバレとなりますのでご注意ください。

長束のために若宮に取引を持ちかける

敦房は若宮のもとをこっそり訪れ、取引を持ちかけます。

路近のような過激派のせいで長束自身が若宮の命を狙ったかのように誤解される可能性がある、そうならないように長束サイドの過激派の情報を流すから長束を守ってほしい、という内容でした。

敦房は、若宮について詳しく探るうちに奈月彦がうつけではないことに気づきます。

過激派の襲撃を見事に回避した手腕などから、奈月彦がまぐれで命拾いをしているのではなく、非常に政略に長けていること、このままでは確実に即位する可能性が高いと考えるようになりました。

長束のために若宮に協力する姿勢を見せ、何でもするといって奈月彦と南家当主との1対1の対談まで実現させます。

しかし、ある日突然、敦房は奈月彦暗殺計画を実行します。これまで穏健派と思われていただけに、かなりびっくりする展開になっていきます。

若宮暗殺を実行

敦房は重傷を負って血を流しながら谷間に現れ、若宮がよく立ち寄る店にかくまってもらいます。

若宮と澄尾が慌てて駆けつけると、部屋の中には濃厚な血と薬の匂いが漂っているのですが、実はこの薬の匂いが麻薬のようなお香「伽乱(かろん)」の香りでした。

伽乱は眠り薬として使用されるものの、大量にたきしめると眠ったまま起きられなくなる薬として知られています。

敦房は自分の身体を傷つけたうえ獣の血が入った袋を仕込んで重傷を装い、伽乱を濃く焚きしめた部屋に若宮を誘い入れたのでした。

伽乱のせいで体に力が入らなくなった若宮は、すぐに敦房に捕らえられ、長束派の山内衆に殺されそうになります。

澄尾は伽乱に耐性がなくてすぐにバタンと倒れてましたw 忘れたころに伽乱の伏線がきいてくる、この仕掛けの巧みさがすごいんですよ~

失敗して路近に捕まる

若宮が斬られる!という瞬間、その場に路近が現れて若宮を救出。敦房は若宮暗殺に失敗して捕まり、牢に入れられました。

異変に気づいた雪哉が助けを求めた相手は、なんと長束でした。前々から奈月彦と内通していた長束派の人物がいたのですが、実は長束その人だったのです。

北家で初めて長束に会ったときの出来事から、緊急時にそれに気づいた雪哉のお手柄でした。

雪哉は敦房の真意を聞くため牢に向かいますが、そこで敦房が語る話が恐ろしいのです。

敦房は、心から長束の金烏即位を望んでいました。ただし、

  • 長束自身は金烏になることを望んでいない
  • 長束は若宮を殺そうと考えたこともない

ということを知っているにもかかわらず、

  • 大紫の御前の意向には逆らえない
  • 大紫の御前が若宮を殺そうとしているからその通りにするべき
  • 大紫の御前が長束を金烏にしたいと望んでいる
  • 長束がどう思っているかは関係ない

と言い切り、そのための障害となる若宮を殺すことに何のためらいも感じていませんでした。

”長束がどうしたいか?はどうでもいい”と言い切ってしまいますが、これは…。自分の望みを勝手に押し付けているだけですよね?こんな部下は絶対に欲しくないですねw

長束と違い大紫の御前に歯向かう意志がなかった

敦房がそういう考えに至った理由としては、撫子が金烏の妻になれば南大宮家が安泰になる、ということがあったようです。

南家出身の大紫の御前は皇后として帝をしのぐ権力を手中にしており、長束が将来的に金烏(帝)となるよう日々謀略をめぐらせています。

それに対して長束は、大紫の御前の意向に反して若宮が日嗣の御子の座につくことを了承しています。

しかし敦房は大紫の御前に対抗できるわけがない、と長束の考えを尊重しようとしません。

結局は大紫の御前の考え通りにしたほうが自分の一族の地位が向上し自分の立場も強化できるため、長束のためと言いながらも自分の都合のいいように物事を進めようとしたわけですね。

本当に長束に忠誠を誓うのであれば、長束がどうしたいか?をきちんと聞いて、それを実現するために力を尽くすというのが本筋だと思います。

その点路近の行動は、裏切り者に制裁を加えたりと暴力的ではありますが、長束が実現したい「山内の安寧」のために行動している点では筋が通っています。

長束に本当に忠誠を誓った路近と、自分のために長束を利用しようとした敦房の意外な対比が鮮明になったラストでした。

このときの敦房の話を聞いて、決して敦房のようにはなるまいと決意する雪哉なんですが、20年後には誰よりも敦房のようになってしまうんですよね…。

興味のある方はぜひ小説を読んでみていただきたいです!ハマりますよ~

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『烏は主を選ばない』は、同じ時系列で同時進行する姫宮たちの物語『烏に単は似合わない』と表裏一体のストーリーになっています。

2024年のアニメはこの2作品をまとめて映像化しますので、せっかく小説を読むなら2作品とも読むのがおすすめです。

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烏は主を選ばないの敦房・最後どうなるかもまとめ

「烏は主を選ばない」の敦房とその最後について紹介してきました。

  • 敦房は長束の側近の優秀な文官
  • 路近と考えが違う
  • 長束のため若宮に取引を持ちかける
  • 若宮暗殺を実行
  • 失敗して路近に捕まる
  • 長束と違い大紫の御前に歯向かう意志がなかった

長束の側近として重要な人物の敦房ですが、長束の考えに忠実なのではなく、「これが長束にとって最高だ」と敦房が考えている状況にしかった、という自分勝手な理想のための暴走で終わりました。

八咫烏シリーズでは思いもかけない場所でキャラクターの再登場があるので、死亡していない敦房が今後ふたたび登場する可能性もあります。

そのとき雪哉と対峙するのか…?二人はお互いに何を思うのか…?興味が尽きません。

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