烏は主を選ばないの若宮や姫たちが誰と結ばれるかネタバレ!八咫烏シリーズの恋愛要素を解説

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『烏は主を選ばない』の若宮や姫たちが誰と結ばれるのか?非常に気になるところですね。

この記事では、若宮、浜木綿、白珠、真赭の薄、あせび、そして雪哉の恋愛について完全なるネタバレ解説を行います。

アニメ12話以降を未視聴の方、原作小説や漫画作品を未読の方はご注意ください。

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『烏は主を選ばない』の若宮は誰と結ばれる?

『烏は主を選ばない』の若宮は誰と結ばれるのでしょうか?

原作小説八咫烏シリーズの内容をもとに、ネタバレありで解説します。

若宮は浜木綿と結ばれる

若宮は浜木綿と結ばれます。若宮が浜木綿を選んだ理由は、

  1. 政治の主導権を握っている皇后(大紫の御前)、そして東西南北の四家の影響力を抑えられる
  2. 浜木綿が皇后にふさわしい資質を持っている

以上の理由からです。

政治の主導権を握る南家や四家へのゆさぶりになるから

浜木綿との結婚は南家や四家への政治的なゆさぶりになります。なぜかというと、浜木綿は四家の後ろ盾を持たない姫だからです。

南家の姫として登殿した浜木綿ですが、北家と西家の姫と若宮との結婚を妨害をするため南家から送り込まれました。

しかし登殿の儀が終わる前に本来の目的を暴露し、若宮からの手紙を横取りしていたと宣言して姿を消したため、南家にとって用済みの人物となってしまいます。

浜木綿を妻にしても大貴族・南家の後ろ盾は期待できません。しかし彼女はれっきとした南家直系の姫であり、身分的には若宮の妻として不足はないのです。

つまり若宮は浜木綿と結婚することで「既存の政治勢力の誰とも手を結ばない」と宣言したも同然で、彼らの影響力をあてにしない立場を明確にしました

浜木綿が皇后にふさわしい資質を持っているから

若宮が浜木綿を選んだ理由は、浜木綿が皇后にふさわしい資質を持っているからです。

浜木綿は、若宮も言っていましたが4人の姫君たちの中で唯一、若宮の政治的な立場を強化するために動いていました。

浜木綿は白珠に想い人がいることを暴露し、宿下がりすることを勧めます。これは彼女の任務だった「北家と西家の姫君の入内を阻止する」という目的にかなっています。

しかし浜木綿は、西家の真赭の薄を若宮の妻とするため、自分の評判を落として結婚の可能性をつぶし、東家のあせびの疑惑が浮かび上がるよう動いていました。これは本来の任務から外れた行為です。

浜木綿が西家の姫と若宮の結婚を後押ししようとした背景には、現在の政治の中心となっている南家に対抗できるのは西家だからでしょう。

若宮の妹・藤波が横取りしていた手紙を自分が隠したかのように偽装したのは、自分が若宮の后に選ばれる可能性をなくすためと、若宮や他の姫君たちの注意を手紙に向けさせるためです。

浜木綿が若宮の后になれば、南家が浜木綿の周囲に若宮の命を狙う刺客を送り込むことがわかっていたため、自分と若宮との結婚の可能性を徹底的につぶしたわけです。

そして、浜木綿付きの女房だった早桃があせびとの関係で思い悩んでいた事から、あせびの行為に注意が向くよう仕向けたのではないでしょうか。

浜木綿付きの女房・苧麻(からむし)は若宮暗殺を目的に桜花宮に送り込まれた人物でした。

南家出身の皇后・大紫の御前や、その息子の長束を金烏に即位させたい長束派が若宮の命を狙っていることは公然の秘密であり、南家の姫である浜木綿もそういった事情を理解していました。

浜木綿に与えられた使命は本来若宮暗殺の手助けだったわけですが、浜木綿にとって若宮は小さい頃一緒に遊んだ幼なじみであり、若宮が殺される可能性を全力で回避したのだと思います。

若宮と浜木綿についてはこちらの記事に詳しく書きましたので、ぜひ読んでみてください^^

紫苑の宮という娘が生まれる

「自分に死に水をとらせてくれるなら」という条件で若宮と結婚した浜木綿は、1度の流産をへて紫苑の宮という内親王(姫)を授かります。

紫苑の宮は若宮にうり二つの容貌の可愛らしい姫に成長しますが、若宮暗殺によって彼女の境遇は激変し、八咫烏シリーズの原作小説最新刊ではその行方がわかっていません。

シリーズの展開を左右する重要人物ですので、今後どう活躍するか次回作に期待が集まっています。

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『烏は主を選ばない』の姫君たちは誰と結ばれる?

『烏は主を選ばない』の姫君たちは誰と結ばれるのでしょうか?

白珠、真赭の薄、あせびについて解説します。

白珠は一巳と結ばれる

北家の三の姫、白珠(しらたま)は北家本邸の庭師の息子・一巳と結ばれます

白珠は幼いころから若宮の后となることを期待され、北家当主の養女となって英才教育を受けてきました。

その北家本家の庭師の息子が一巳です。白珠は一巳がただの庭師だと思っていましたが、実は間諜の顔も持っていました。

そのため「白珠に一目会わせる」ことを条件に若宮の間諜として活躍します。

つまり白珠に想い人がいることは若宮にバレバレだったんですが、白珠が壊れてしまわなくて本当によかったです。

原作小説の八咫烏シリーズでは、二人の名前は『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』以降登場しません。きっと幸せなつがいになっているのでしょう。

二人の初デートがすごく素敵なので、こちらの記事でぜひ読んでみてください^^

真赭の薄は澄尾と結ばれる

真赭の薄(ますほのすすき)は若宮の護衛・澄尾と結ばれます。

最初は澄尾が真赭の薄に一目惚れした片思いから恋愛が始まりました。若宮からの求婚をあっさり断って尼僧となり、バッサリ切り落とした髪で地味な着物に身を包んだ真赭の薄に心奪われた澄尾(笑)

まさかの身分違いの恋に身を焦がすんですが、これはかなり予想外でしたね~

澄尾はふとしたことで真赭の薄を怒らせてしまい、以降は若宮の護衛と浜木綿の女房という仕事仲間でしかありませんでした。

しかし瀕死の重傷を負った澄尾が思わず口にした一言がきっかけで、真赭の薄が澄尾を意識し始めます。

詳しく解説すると長くなるのでこちらの記事を読んでみてください。この二人、面白すぎます

あせびは捺美彦(なつみひこ)と結ばれる

姫君たちの中で最も意外な相手と結ばれるのがあせびです。

あせびは捺美彦(なつみひこ、若宮・長束・藤波の父)と結ばれます。捺美彦はアニメ1期に今上陛下として登場する人物です。

そして息子の凪彦(なぎひこ)を産みます

あのとき「さる高貴なお方からの贈り物」としてあせびに届けられた長琴は、捺美彦からあせびへのプレゼントでした。

今上陛下の后は大紫の御前だったでしょ?と思う方がいると思いますが、あせびが凪彦の母親としてシリーズに再登場する時点では、大紫の御前は金烏暗殺を企てた重罪人として自殺しています。

金烏(奈月彦)亡き後は長束が金烏に即位すると思われたものの、大罪人・大紫の御前の息子の長束ではいけない、ということになりそこで初めて表舞台に登場するのがあせびと凪彦なのです。

シリーズ1冊めの『烏に単は似合わない』以来作品に登場していなかったあせびが10冊目で衝撃の再登場を果たして、ファンの間ではかなり話題になりました。

あせびとその母親の浮雲についても詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください。

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『烏は主を選ばない』の雪哉は誰と結ばれる?

『烏は主を選ばない』の雪哉は誰と結ばれるのでしょうか?

小梅から好意を持たれるが気づかない

雪哉自身が恋するシーンは残念ながら登場しません

しかし小梅という少女に好意を寄せられる時期はあります。

ただし雪哉は彼女の気持ちに全く気づかず、自分をだまそうとしていると思い込んでめちゃくちゃ警戒していました。

原作小説の『黄金の烏』を読むとわかるんですが、あくまでも礼儀正しく紳士的にふるまう雪哉のことを「思いやりがあるいい人」と思って見ている小梅がちょっとかわいそうになります。

出家して未婚のまま年をとる

その後雪哉には全く浮いた話がなく社畜のような働き方でトントン拍子に出世していき、黄烏(こうう)と呼ばれる百官の長まで昇りつめます。

黄烏は出家した僧なので、結婚はできません。なので彼の周囲には全く女性の影がないんですよね。

雪哉は北家当主の孫として生まれており、大貴族の血をひく自分の結婚が政治的な権力争いに直接結びついていることを知っていました。

そういった事情もありますし、「結婚相手になる女性には”絶対に恋愛感情を持ち込まない”と約束してもらう」と公言していたので恋愛は難しかったんじゃないでしょうか。

政略結婚と割り切った結婚ならできたかもしれませんが…。

雪哉についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください^^

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『烏は主を選ばない』は、同じ時系列で同時進行する姫宮たちの物語『烏に単は似合わない』と表裏一体のストーリーになっています。

2024年のアニメはこの2作品をまとめて映像化しますので、せっかく小説を読むなら2作品とも読むのがおすすめです。

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烏は主を選ばないの若宮や姫たちが誰と結ばれるか恋愛ネタバレまとめ

『烏は主を選ばない』の若宮や姫君たちが誰と結ばれるのか?など作品の恋愛要素についてネタバレありでまとめました。

  • 若宮は浜木綿と結ばれ紫苑の宮という娘を授かる
  • 白珠は一巳と結ばれる
  • 真赭の薄は澄尾と結ばれる
  • あせびは捺美彦(なつみひこ)と結ばれる
  • 雪哉は小梅から好意を持たれるが気づかない

以上が八咫烏シリーズにおける主な恋愛事情となります。

個人的なお気に入りは真赭の薄と澄尾のカップルです。

実は八咫烏シリーズ最新刊の『望月の烏』には4人の子どもと一緒に登場しています。非常に面白いので、ぜひ読んでみてください!

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