天官賜福･三郎(サンラン)は太子殿下がなぜ好き?舌打ちや刺青の理由も解説

中国のBL小説をもとに制作されたアニメ『天官賜福』が人気を集めていますね！

今回は、1期アニメで活躍した三郎（サンラン）について、なぜ殿下のことが好きなのかを深掘りしてみました。

ネタバレ解説となりますので、未読・未視聴の方はご注意ください。

目次(タップで飛べます)

三郎は太子殿下がなぜ好きか理由をネタバレ解説
1. 太子殿下は命の恩人だから
2. 太子殿下の言葉が生きる目的をくれたから
太子殿下に三郎（サンラン）と呼ばれたい理由とは？
1. 外見にコンプレックスがある
2. 本来の姿が好きではない
三郎の刺青も舌打ちも太子殿下への愛情の表れ
天官賜福の三郎はなぜ太子殿下が好きか理由まとめ

三郎は太子殿下がなぜ好きか理由をネタバレ解説

🦋第7話場面カット紹介🦋

天官賜福 Cut33 （第7話より）

「大丈夫だ三郎もう痛みはない」
そう話す謝憐を、心配そうに見つめる三郎。#天官賜福アニメ #天官賜福 pic.twitter.com/YZ6yB28LBu
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) August 18, 2021

三郎はなぜ殿下が好きなのでしょうか？ネタバレ解説していきます。

太子殿下は命の恩人だから

🦋第１話場面カット紹介🦋

天官賜福 Cut４（第１話より）

謝憐が隻眼の童を救った場面。
この少年は…？

▼各配信サイトにて第1話配信中！https://t.co/lnxBON9e3M #天官賜福アニメ #天官賜福 pic.twitter.com/bHLDD7Ufc9
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) July 9, 2021

三郎が殿下を好きな理由の第一は、殿下が三郎（サンラン）の命の恩人だからです。

800年前、仙楽国の上元祭天遊は国をあげての一大行事で、その成否は国の行く末に関わることとされていました。

その時神武大帝に扮し悦神武者として演技を披露していた殿下は、城壁から落下する子供を受け止めるため演武を途中で変更し、被っていた仮面を落としてしまいます。

そのときの子供が幼い日の三郎です。

手順通りに奉納されるべき悦神祭天演武が予定の演技とは違ってしまったこと、殿下の仮面が外れたことなどが不吉であるとされ、殿下は子供の命を救ったことを国の上層部から批難されます。

国師はその子供が破滅を招く星の持ち主だと告げ、関わる人は皆不運になり親しくなる者は誰もが命を落とすことになるから一刻も早く離れるようにと宣言。

しかし殿下は気にもとめずにずっと子供を抱きかかえて世話をしました。

子供の汚れた身なりや態度から家族はいるものの可愛がられていないことは明らかで、殿下の衣装も汚れてしまいましたが気にしませんでした。いかにも殿下らしい行動ですねｗ

気がつくと子供はいつの間にか姿を消していました。その後殿下は飛昇して神官となります。

太子殿下の言葉が生きる目的をくれたから

🦋第十二話場面カット紹介🦋

天官賜福 Cut55 （第十二話より）

「考え得る答えは二つ、狙いはあなただった。それか暇だった。」
与君山に現れた理由について謝憐にどちらを信じるか問いかける三郎。#天官賜福アニメ #天官賜福 pic.twitter.com/kDjkb7jFT6
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) September 20, 2021

三郎にとって、殿下の言葉が生きる目的であり殿下は唯一の神といっていい存在です。

殿下に救われた当時の名前は紅紅児（ホンホンアル）で、抱きとめた殿下は彼が7歳から8歳程度の少年と思っていましたが実際には10歳でした。食べ物もろくに与えてもらえなかったので痩せていました。

13歳になったとき、家族と折り合いが悪い紅紅児は古い太子廟（仙楽太子・謝憐をまつった廟）をねぐらにしていました。そこに神官となった殿下が偶然立ち寄ります。

そのとき太子像に向かって「俺はいったいなんのためにこの世で生きているんですか？生きることになんの意味があるんですか？」と悲痛に問いかけた紅紅児。

太子は思わず「なんのために生きればいいかわからないなら、私のために生きなさい」と声をかけます。

神官が人間界に干渉することは禁じられていますが、太子は自分が助けた子供が辛い心のうちを語る様子をみて、思わず声をかけてしまうのです。

神官の姿は人間には見えないので、紅紅児からすると太子殿下の像から殿下のお告げが聞こえたのでした。必死の思いで拝み続けた神像からお告げがあったら、そりゃあ信じたくなりますよね。

その時以来、少年は人生のすべてを殿下のために捧げていきます。

太子殿下に三郎（サンラン）と呼ばれたい理由とは？

🦋第十一話場面カット紹介🦋

天官賜福 Cut 54
（第十一話より）

「その名前よりも三郎と呼ばれたいな」
謝憐に近づき、つぶやく三郎。#天官賜福アニメ #天官賜福 pic.twitter.com/pGYztMs7wU
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) September 17, 2021

三郎（サンラン）が殿下から「花城（ホワチョン）」と呼びかけられたとき、「三郎」と呼ばれたいと言っていたのはなぜなのでしょうか？

外見にコンプレックスがある

その理由は、花城が自分の外見にコンプレックスを持っているからです。

鬼王となった花城は眼帯をしていますが、これはある理由から右目を自分でえぐり出したためそのあとを隠しています。

本人は眼帯をあてがっている姿を美しいとは思えないようで（かっこいいのに！）、花城は普通の両目を持つ三郎の姿で殿下のそばにいることを望んでいます。

本来の姿が好きではない

花城は花城としての姿だけでなく人間だった頃の自分の外見が嫌いです。

そもそも殿下に抱きとめられたとき右目のあたりが包帯でぐるぐる巻きになっていたのは目を隠すためでした。もちろん当時は目がありました。

隠していた理由は彼の右目が赤い目だったからで、今で言うオッドアイで瞳の色が左右で異なっていたわけです（名前の紅紅児・ホンホンアルも目が由来だった可能性があります）。

おそらくはこの目が原因で母親がいなくなり、家族から疎まれるようになり、周囲の子供たちからいじめられるようになるという不幸の連鎖がはじまりました。

自分の片目が赤かったことを知られたくない、鬼になって片目がなく醜い（と本人が思っている）姿を見られたくないと思うのも無理ないことかもしれません。

三郎の刺青も舌打ちも太子殿下への愛情の表れ

三郎の刺青も舌打ちも殿下への愛情の表れからきているものです。詳しく解説します。

三郎の刺青の意味は「謝怜」で太子殿下の名前

三郎ぬいちゃん、ちゃんと刺青がある……！！ pic.twitter.com/iih17nI7SQ
— めもり🦋🌸 (@rurimeru) June 8, 2022

三郎は字を書くのが苦手です。そのせいか腕に入れてある刺青の文字は解読不能なんですが、実は「謝怜」と太子殿下の名前を刻んであるようです。

殿下の名前をタトゥーで入れている花城、字が解読できないので気づかない殿下（笑）ほっこりしますねｗ

三郎が舌打ちするのは自分が太子殿下を守れなかったとき

🦋第7話場面カット紹介🦋

天官賜福 Cut 34
（第7話より）

蝎尾蛇を見る三郎の目が赤く光る。
すると、蝎尾蛇は粉々になった。#天官賜福アニメ #天官賜福 pic.twitter.com/ZltZLMpddO
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) August 20, 2021

三郎が舌打ちするのは自分が殿下を守れなかったときです。

たとえば砂漠で蠍尾蛇（かつびじゃ）が殿下の手を刺すシーンがありますが、その時は明らかに舌打ちしていましたよね。

自分がそばにいたのに猛毒のある蠍尾蛇に殿下が噛まれてしまうなど、殿下の体に傷がついたり殿下が悲しい顔をすることは三郎にとってはありえないほどの大失態です。

なので彼は自分自身に対して舌打ちしていました（笑）

殿下を刺した蠍尾蛇を赤く光る眼力だけで破裂させていたのも、そのイライラ解消のためと思われます。

三郎の正体である花城は、絶の鬼を目指す日々に一人きりで耐える間に何百体もの謝憐（シエ・リェン）殿下の像を掘っていました。

その中には上半身裸のものがあったりして、信徒として神様を敬愛する以上に深い？愛情を抱くようになったようです。

なので自分が崇拝する人が少しでも傷つくことが許せないのです。