天官賜福の包帯の少年・郎蛍(ランイン)の正体は?なぜ人面疫の跡がある?

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『天官賜福』で太子殿下が花嫁になり鬼花婿を探し出したとき、山の中に隠れ住んでいる包帯の少年に出会いました。その少年が郎蛍(ランイン)です。

実は郎蛍は殿下の過去と深い関わりのあるキャラ。郎蛍の正体やなぜ人面疫の跡があるのかについて解説します!

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天官賜福の包帯の少年・郎蛍(ランイン)の正体は?

天官賜福の包帯の少年・郎蛍の正体についてご説明します。

仙楽国を滅ぼした永安国の太子

包帯の少年の正体は、太子殿下の出身国・仙楽国を滅ぼした永安国の太子(皇子)です。

言い換えると、一つの国の古い王朝の皇子が謝憐(シエ・リェン)、新しい王朝で太子殿下と呼ばれるはずだった人物が包帯の少年ということです。

太子殿下は、名前を持たない少年に「君の国の王の姓は『郎』だから」と、世話をしていた少女・小蛍(シャオイン)の「蛍」と組み合わせて郎蛍(ランイン)と名前をつけました。

郎蛍は、実は本当に皇子になるはずだった人物なのでぴったりの名前です。

殿下は気づいていたのかいないのかわかりませんが、過去との不思議な因縁を感じます。

人面疫にかかり存在を抹殺された

包帯の少年・郎蛍(ランイン)の顔には「人面疫」にかかった赤い跡が残っています。そのため本来の立場を失い、存在を抹殺された可能性が高いです。

人面疫は800年前に仙楽国(太子殿下の国)で流行した伝染病で、仙楽国が滅びた原因の一つです。

体の一部が人の顔の形をしたできものになり、症状が進むとその顔がしゃべったりものを食べたりするようになります。患部を焼いたり切り落としたりしても治りません。

最終的には死に至る病で、仙楽国の国民の多くがこの病で命を落としました。

永安国でこの病が流行したのはごく一部のエリアだけだったようです。

そこで感染してしまった郎蛍は、他の皇族たちが感染しないよう厳重に隔離され存在しない人物として扱われたんですね。

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包帯の少年の顔になぜ人面疫の跡がある?

人面疫は800年前に根絶された病気のはずです。なぜ少年の顔に人面疫の跡があるのでしょうか?

800年前から生きているから

人面疫は800年前の仙楽国滅亡と同時に根絶された病気です。しかしなぜ包帯の少年の顔に人面疫があるかというと、少年が人間ではなく鬼だから800年以上生きているという説があります。

原作小説2巻までの内容からは、その説の真偽はよくわかりません。

中国でいう「鬼」は英語にすると「ghost」、つまり幽霊のことを意味するそうです。

人間がこの世に強い恨みや未練を残した状態で死靈となったとき鬼になるのだとか。

皇子としての輝かしい人生を人面疫に奪われたのだとしたら、包帯の少年・郎蛍(ランイン)がこの世に遺恨を残していても不思議ではないですね。

太子殿下が少年を見て驚いた理由は過去を思い出したから

太子殿下は包帯の少年を見て非常に驚いていました。そして少年の赤いやけどのような跡が人面疫の跡だと即座に見抜いていましたね。

それは殿下が仙楽国で人面疫の流行を食い止めようと死にものぐるいで奔走した過去があるからです。

結果として必死の努力も虚しく多くの人々が命を落とすこととなり、さまざまな事情から殿下は永安国に人面疫を広めようと闇落ち寸前の状況にまで追い詰められます。

詳しいことは原作小説4巻まで待たないとわからないんですが、早く読みたいですねー!!

花城(ホワチョン)が少年に厳しい態度なのは鬼と気づいたから

花城は鬼市に迷い込んだ包帯の少年を自ら尋問したり自分の手元に置こうかと提案しますが、あまり優しい態度には見えません。

原作を最終巻まで読んだ方によると、800年前の花城は包帯の少年と接点があるのだとか…!

もし包帯の少年が鬼だとすると800年以上生きているわけで、長寿なだけにかなりの力を秘めている可能性もありますよね。

そのあたりの結末が気になるところです。

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天官賜福の包帯の少年・郎蛍の正体となぜ人面疫の跡があるかまとめ

天官賜福の包帯の少年・郎蛍の正体と、なぜ人面疫の跡があるかについて解説してきました。

  • 天官賜福の包帯の少年は郎蛍(ランイン)
  • 正体は仙楽国を滅ぼした永安国の太子
  • 人面疫にかかり存在を抹殺された
  • 顔に人面疫の跡がある理由は800年前から生きているから
  • 太子殿下が少年に驚いた理由は過去を思い出したから
  • 花城(ホワチョン)が少年に厳しい態度なのは鬼と気づいたから

天官賜福の面白いところは、モブキャラだと思っていた人物が意外なところで太子殿下と深いつながりを持っているところです。

包帯の少年・郎蛍もその中の一人ですね。太子殿下にとって辛い思い出と結びつく人物のはずなのに、どこまでも温かく少年を見守り育てようとする殿下が尊いです!

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