天官賜福アニメ1期2期のあらすじをネタバレ!どこまでかを解説

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天官賜福のアニメについて、これまでに放送された1期・2期アニメ全話のあらすじをわかりやすく解説します。

最初に天官賜福がわかりやすくなる予備知識から解説しますが、先を急ぐ方はこちらからお目当ての部分に移動してください^^

アニメ1期あらすじのネタバレ解説へ

アニメ2期あらすじのネタバレ解説へ

原作小説2巻までの内容はネタバレしています。未読・未視聴の方はご注意くださいね。

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天官賜福がわかりやすくなる予備知識

天官賜福を楽しむうえで知っておきたい作品の背景や予備知識をサクッとご紹介します。

天官賜福という言葉の意味

そもそも原作の題名である『天官賜福』とはどういう意味なのでしょうか?

天官賜福は主人公の謝憐(シエ・リェン)が時折口にするフレーズで、「天官賜福、百無禁忌」(tiān guān cì fú、bǎi wú jìn jì)と2つの熟語が一対のように唱えらることもあります。

DeepLで翻訳してみたところ、直訳では「天の役人は恵まれており、タブーはない」という意味のようです。

要するに”神のご加護があるから大丈夫”ということらしいです。

天官賜福も百無禁忌もそれぞれ色々な言葉と一緒に使われますが、この組み合わせを合言葉のように使うのは原作者・墨香銅臭さんのアイデアのようです。

アニメでは原作の冒頭が省略されている

アニメでは原作小説や原作漫画の冒頭部分が省略されているため、ちょっと(かなり?)わかりにくく感じる人もいると思います。

物語上のお約束や設定を解説する部分が原作小説にはちゃんと書いてあるんです。漫画も、かなり端折られた感じではあるものの一応解説部分は存在しています。

しかしアニメではそこが冒頭ではなくなり第一話のスペシャルエンディングで絵だけで表現されたために、予備知識がない人(私も含め)は疑問がいっぱい浮かんでしまうのでしょう。

サクッと分かりやすい解説が原作小説の冒頭に

実は原作小説の日本語訳冒頭にとても親切な解説がついてます。無料試し読みで読めるところなので、ぜひ見てみてください^^

日本語版の小説『天官賜福』を無料試し読み

漫画の第一話も内容としては作品の背景解説なんですが、用語や登場人物の名前が難しいため解説としては言葉足らずな印象です。

日本語版の漫画『天官賜福』を無料試し読み

その小難しい部分が小説の冒頭ではかなりわかりやすく解説されています。

文章なんか読みたくない!という方もいると思いますが、本編が始まる前の「用語」「登場人物」「天界・鬼界」の文字が少ない3ページだけ目を通せばOK。

サクッと短い説明でポイントは押さえてあるのでおすすめです^^

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天官賜福の1期アニメ全話のあらすじをわかりやすく解説

『天官賜福』の1期アニメ全話のあらすじをわかりやすく解説します。

1期1話「太子の嫁入り」

1期1話あらすじ
仙楽国の皇太子、謝憐シエリェンは17歳で天界に飛昇したが、複雑な事情から二度も人間界に放り出された過去を持っていた。そして三度目の天界復帰を果たしたとき、天界の文神・霊文リンウェンは彼が福徳を得るべく、下界での特命を与える。北の土地では何年も前から謎の「鬼花婿」によって花嫁たちが失踪する事件が続いており、その事件を調べることとなったのだ。彼は霊文が差し向けた南陽ナンヤン将軍の配下・南風ナンフォンと、玄真シュエンジェン将軍の配下・扶揺フーヤオとともに明光ミングァンびょう(明光将軍・裴茗ペイミンを祭る寺院)を捜し始めるが…。

雷鳴と強風で鐘と建物を吹き飛ばし、天界にど派手な登場をキメたのが主人公の謝憐(シエ・リェン)でした。彼はかつて仙楽国の太子だったため「太子殿下」と呼ばれることが多いです。

彼は鐘と建物の弁償のため功徳を積む必要に迫られますが、原作小説によると「功徳」は信徒が神仏に供えたお線香や明かりなど奉納物すべてを指すそうです。

800年前に仙楽国が滅んだため、太子をまつったお堂は一つもないし信徒もいないため功徳を積む手段がありません。

そこで北の地域に行き問題を解決すればその土地の信徒たちの功徳をあげるよ、という天帝からの助け舟に乗ることになりました。

ちなみに不満そうな顔で太子に合流した南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)が言いあいばかりしているのは、二人の上司である将軍たちの仲が悪いからです。

南風は南陽(ナンヤン)将軍の配下扶揺は玄真(シュエンジェン)将軍の配下なのですが、二人の将軍は仙楽太子だった頃の謝憐に仕えていた武将で、当時から仲が悪かったのだとか。

しかしその様子は腐女子から見るとイチャイチャに見えなくもないですねw

第2話「隠された明光廟」

1期2話あらすじ
鬼花婿の追跡中、謝憐シエリェンは銀色の蝶を操る男に手をとられ屍が吊るされた木々の間を通り抜ける。男が道端の骸骨を踏み砕くと明光ミングァン廟が姿を現し、その中には行方不明だった17人の花嫁の死骸が腐ることなく残っていた。遅れて神殿に到着した賞金稼ぎたちは顔に包帯を巻きつけた少年を発見。逃げた少年を追って夜の森へと足を踏み入れる。その少年は村人から虐げられ、与君山を住処にしていた。彼を鬼花婿だと思い込んだ賞金稼ぎ一行の前に現れたのは…。

花嫁に扮して鬼花婿の正体に迫ろうとする謝憐(シエ・リェン)が、鬼花婿に手を引かれて歩くシーンが腐女子の心をくすぐる演出になっていますね^^

天官賜福はもともとBL(ボーイズラブ)という、男性同士の恋愛をテーマにしたジャンルの作品です。

BL作品では男性役(攻め)と女性役(受け)がいて、攻めが受けを口説くのがお約束。

天官賜福では太子殿下の謝憐(シエ・リェン)が受けで、攻めは銀の蝶を操る男・花城(ホワ・チョン)です。

第2話では顔を見ることができませんが、右手の中指に赤い糸があったので運命の相手ということなのでしょう。

物語の序盤で太子が文字通り”お嫁入り”してしまうのがたまりません!

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第3話「女将軍の執着」

1期3話あらすじ
鬼花婿の気配を感じ、その正体が花嫁に嫉妬する女性であり体が不自由だと推測した謝憐シエリェン明光ミングァン将軍・裴茗ペイミンの知り合いに体の不自由な女性がいないか霊文に尋ねる。裴茗は天界に昇る前は武将であり、戦場で捕虜にした敵の女将軍・宣姫シュエンジーと男女の関係になっていた。自由の身になったのちも裴茗に執着し続けた宣姫だったが、裴茗が彼女の思いに応えることはなく宣姫は鬼となっていた。宣姫が賞金稼ぎの頭だけでなく謝憐が花嫁になる手伝いをした小蛍を殺したとき、ついに明光将軍・裴茗が姿を表す…。

3話で印象に残るのは、「敵の女将軍宣姫(シュエンジー)と合意のうえで良い仲になった明光(ミングァン)将軍こと裴茗(ペイ・ミン)」の存在でした。

鬼花婿の正体が独占欲の強い宣姫で、彼女の気の強さやしつこさが裴茗に嫌われたのは理解できました。

でも現場に来たのが同じ一族の別人、小裴将軍こと裴宿(ペイ・シュウ)というのがなかなかひどい話だと思ったんです。

しかし原作小説を読むと、裴茗は宣姫を解放し自由の身にしています。そこで宣姫がしつこく結婚を臨んだため突き放したのだとか。

宣姫は自分の執着を青鬼の威容(チーロン)に利用され悪事を働くようになったとも書かれていました。

確かにもう一度アニメを見てみると、宣姫の目が赤く光っていて、爪が鋭く尖っています。宣姫は鬼になっているということでしょう。

ちなみに謝憐(シエ・リェン)の手をとって案内した花城(ホワ・チョン)も鬼ですが、こちらは『血雨探花』と呼ばれる桁違いの強さを誇る存在です。どこがどうすごいのか、見るのが楽しみです!

第4話「鬼王 花城」

1期4話あらすじ
包帯の少年の顔に残っていたのは人面疫じんめんえきの跡だった。謝憐シエリェンは事件解決と包帯の少年の発見を霊文リンウェンに報告する。鬼花婿の件で銀の蝶とともに現れ謝憐を案内した人物について神官たちに尋ねると、それが鬼王花城ホワチョンであると判明。彼には神官33名を一人で相手取り全員に勝利した過去があった。三度目の飛昇の際に壊した天界の鐘と寺院の弁償が終わり、謝憐は自分で人間界に道観どうかん(寺院)を開く。ガラクタを集めた帰り道、牛車の荷台で一人の少年と乗り合わせることになるが…。

4話のハイライトは、包帯の少年の赤くでこぼこした素顔が見えたときでした。この少年はアニメ2期にも登場しますし、太子の過去とも関わりがあるようです。

アニメではよくわからなかったんですけど、人面疫はできものが除々に人間の形になる伝染性の強い病気らしく、悪化すると喋ったりもするとか。こわっ…!

この病気は仙楽国滅亡のきっかけとなった病気なので殿下がとても動揺していたのでした。

治療法としては焼きごてなどをあてて焼き殺す方法が一般的で、少年の傷が赤かったのは火傷の跡だからでしょう。

もう一つアニメを見て?だったのが謝憐(シエ・リェン)が突然人界に降りて道観(お堂)を作りはじめた理由です。

原作小説によると、鬼花婿の事件を解決したため無事888万功徳を積んで鐘と建物の弁償ができたそうです。そこで次は自分の道観(お堂)を建てることにしたということでした。

謝憐がやろうとしていることは、神像(彫刻や絵画など神様の姿をしたもの)を置き信徒からの功徳(供物など)を受け取ることで、天界以外の人界や鬼界でも神官の力(法力)を発揮できるようにすることです。

謝憐は1回目と2回めの飛昇(天界に昇ること)のあと、禁忌を犯した罰を食らっています。

人界に落とされただけでなく、その時に呪枷(じゅか、呪いが込められた黒いかせ)を首と右足首に巻きつけられました。謝憐は呪枷により天界以外の場所ではほとんど法力を使うことができません

謝憐が天界にいる霊文(リンウェン)と通信するときなど、時々南風(ナンフォン)や扶揺(フーヤオ)から法力を借りています。

そしてそして、福山潤さんの三郎(サンラン)登場!これは明らかに花城(ホワ・チョン)だよね?と太子も怪しんでいるので手相など見て鬼の証拠を探そうとします。

花嫁が花婿の手をとってしげしげ眺めている図がいいですね。今後二人がどう関係を作っていくのか楽しみになる回です。

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第5話「謎の少年」

1期5話あらすじ
ガラクタを集めた帰り道、牛車の荷台に乗り合わせた三郎サンランと名乗る少年と語り合う謝憐シエリェン。金持ちの家出息子だと言いつつ神や鬼について詳しい三郎を鬼王・花城ホワチョンではないかと疑うが、三郎には鬼らしい様子はない。途中鬼に出会うものの何とかやりすごした二人は謝憐の道観に到着。泊めてもらった三郎は仙楽太子の図を描き、道観の修理を手伝う。そこへ今にも倒れそうな年老いた道士を抱えて村人たちがやってきた。

5話のハイライトは(個人的に)殿下と三郎(サンラン)が同じ寝台で一緒に寝るシーンでしたw 何かあるかな?と勝手に期待しましたが、何も起きずに拍子抜け…

しかし謝憐が三郎の髪を結ってあげるときは、正体が花城(ホワ・チョン)だとバレるんじゃないか?とドキドキしましたね。普通の鬼なら髪の毛を完璧に偽装するのは難しい、と。

結果は鬼が変身している様子などかけらもなく普通の人間にしか見えませんでした。

つまり、もし三郎が鬼なら「絶」という最強ランクの鬼で、国を滅ぼすほど強大な力を持っているということです。

ちなみに3話で登場した鬼、宣姫(シュエンジー)のランクは「凶」で、一つの都市を滅ぼすことができる力があるとか。

三郎は箸を投げつけて怪しい道士を退治したりなどいかにも只者でない雰囲気なので、まあ「絶」の鬼で確定でしょう。

第6話「あやかしの砂漠へ」

1期6話あらすじ
道士の話によると、北西の砂漠を通って半月関はんげつかんに到着したキャラバンが不思議な現象に巻き込まれ全員死亡したという。半月関はかつて半月国が存在した場所であり、かつての国師で現在は鬼となっている半月妖道がいる地とされていた。謝憐は三郎のほか道観に現れた南風ナンフォン扶揺フーヤオを伴い半月関を目指す。南風と扶揺は、三郎を鬼ではないかと怪しみ正体をつかもうとするが失敗してしまう。途中謝憐は激しい砂嵐の中を駆け抜ける二人の女性を発見して…。

6話のハイライトは、風に吹き飛ばされそうになった殿下の傘を三郎(サンラン)が掴んで渡してあげるシーンでしたね。

いつも謝憐のことを気にかけながら寄り添う三郎にほっこりしてしまいます。

三郎が太子と同じくらい歴史にも詳しいので、800年前に初めて天界に昇った太子と同じくらい長い年月を生きてるのかな?という感じがしました。

南風(ナンフォン)や扶揺(フーヤオ)も本当は太子に尽くしたいんでしょう。一生懸命三郎の正体を暴こうとしてあの手この手を繰り出すところがなんだか可愛いです。

まあでも南風と扶揺はお互いを牽制しあって太子には優しくなれず、結果として三郎にいいところをすべてもっていかれる構図が非常にgoodです。

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第7話「忍び寄る影」

1期7話あらすじ
砂嵐に巻き込まれ飛ばされた謝憐一行は洞窟を発見して避難する。洞窟内には案内人に率いられた隊商がおり、半月人の手で建立された中原の将軍の石碑があった。体を休めようとしたのもつかの間、猛毒の蛇・蝎尾蛇かつびじゃに周囲を囲まれ商人の一人と謝憐が噛まれてしまう。慌てて洞窟を抜け出した謝憐は、洞窟前に扶揺と隊商を残し案内人・阿昭アーチャオの先導で解毒に必要な薬草を求めて旧半月国へと向かうが…。

7話のハイライトは太子殿下の謝憐(シエ・リェン)が蠍尾蛇(かつびじゃ)に噛まれたシーンでした。

太子を気づかいつつ、赤い目で蠍尾蛇を射殺してしまう三郎(サンラン)の姿が見られたときは、きたぁ~と大喜びしてしまいました!

目が赤く光るのは鬼の特徴なので、やっぱり三郎は鬼とわかります。

隊商のおじさんが刺されても無反応だった三郎ですが、謝憐に対しては態度が全然違いました(笑)そんなに違ってていいんかい!と言いたくなるほどにw

そしてのちの伏線として、石碑に刻まれたとある将軍のエピソード阿昭(アーチャオ)と名乗る隊商案内人が登場。

石碑に書いてある人物の行動が謝憐に似てますがその理由は…?この時点で嘘をついて商人たちに石碑を拝ませる三郎は、明らかに石碑の将軍の正体に気づいていましたね。

頼れるものをつかめ!と命令された白い布・若邪(ルオイエ)がつかんだのが三郎というあたりが嬉しいお約束でした。

ちなみに若邪にはちゃんと自我があって謝憐と意志疎通できるそうです。時々言うことを聞かなかったり、怖気づいて動かない時があるのがかわいいです。

第8話「暗雲漂う故国」

1期8話あらすじ
半月国に入った謝憐シエリェン一行は白衣と黒衣に身を包んだ2人の女を目撃する。南風ナンフォンが囮になり女たちを引き付ける間に、一行は善月草ぜんげつそうを探しに王宮へと向かう。そこで洞窟付近に残してきたはずの隊商一行と再会した謝憐たちは、三郎が見つけた善月草で謝憐の解毒に成功する。しかしその他の善月草は50年前に地中に埋められた商人の人面・土埋面どまいめんがある地面に生えており、その養分は毒されていた。土埋面は商人を襲い、半月国の将軍・刻磨コーモーと配下の半月兵たちを呼び寄せる。刻磨は謝憐一行と隊商を罪人坑に連行し…。

8話のハイライトは三郎(サンラン)が罪人坑に自ら飛び降りるシーンでした。

落ちるとき謝憐(シエ・リェン)の方を向いてなにか言ってましたね。なんて言ってたのー?気になります!!

深い坑道の底にはたくさんの半月兵と罪人たちがいて、普通の人間なら絶対に生きて出られそうにない(というか飛び降りたら間違いなく死ぬ)深さです。

そこにためらいなく自ら身を投じた三郎と、若邪(ルオイエ)を投げるも届かず「サンラーン!」と叫ぶ太子殿下の様子が美しくも切なかった…。

とはいえ三郎は半月国の様子をとてもよく知っているようでしたね。半月兵たちに捕まる前、善月草がどこにあるかもわかっていましたし。

善月草で謝憐の手当をするものの、触れるのをためらうようにパッと手を離し視線を合わせようとしませんでした。

三郎の様子が怪しかったですがどうしてなのか…?めちゃめちゃ気になりましたw

調べてみると、この時の三郎は殿下に手を触れるなど恐れ多い、自分が殿下を崇拝している(愛している)ことがうっかりバレたらどうしよう…?と考えていたのだそうです。かわいすぎますね!

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第9話「妖道の災い」

1期9話あらすじ
最初に罪人坑に落とされたのは案内人・阿昭アーチャオだった。続いて隊商の少年が落とされそうになると、三郎サンランが自ら罪人坑に身を投げた。謝憐も刻磨コーモー将軍を巻き込み罪人坑へ身を躍らせる。罪人坑の底で三郎に抱きとめられた謝憐は、底にいた半月兵たちが全員殺されていることに気づく。殺害したのは三郎で、激怒した刻磨将軍を軽くあしらうほどの力量を持っていた。謝憐シエリェンは罪人坑から脱出するべく一時停戦を提案。地上では磔にされていた半月国師が動き出し次々に半月兵を斬り倒していく。刻磨将軍が謝憐に問われ半月国師の生い立ちと半月国滅亡のいきさつを語り出す。

9話のハイライトは、三郎(サンラン)が罪人坑に飛び降りた謝憐(シエ・リェン)を受け止める冒頭のシーンでした。

チリーンという音がしましたけど、あれは太子・謝憐が花嫁になって紅い衣の鬼花婿に手を引かれて歩いたとき響いていた音で、黒いブーツの銀の飾りがたてる音でした。

しかも鬼花婿がつけていた銀色の胸当てみたいなものを三郎も身につけているので、三郎ではなく花城(ホワ・チョン)の姿で受け止めたことがわかります。

鬼という生き物は自由に姿かたちを変えられるそうです。今回は罪人坑の中の半月人を瞬殺し殿下を守るために本来の姿になる必要があったのでしょう。

お姫様だっこされている謝憐は三郎の鼓動や体温を感じないことに気づきます。

「好きになれば、君が物乞いでも好きだし。嫌いになれば、君が皇帝でも嫌いだ」この殿下の名言が飛び出すまでは、自分が人間でないとわかったら殿下に嫌われるかも?と三郎は恐れていたのかもしれません。

三郎のかわいらしい一面と謝憐とのふれあいが見られて幸せな回でした。

第10話「将軍と少女」

1期10話あらすじ
刻磨コーモー将軍が語る半月国師の過去に耳を傾ける謝憐一行。そこへ降り立ったのは半月国師その人だった。刻磨将軍に裏切り者として罵られ痛めつけられても抗おうとしない姿に、謝憐は過去に関わりを持った少女の面影を見出す。実は半月国師は謝憐が知り合った天涯孤独な少女・半月バンユエであり、洞窟にあった塚は当時花謝ホワシェと名乗っていた謝憐について記したものだった。謝憐は半月に蠍尾蛇かつびじゃについて尋ねるが、彼女の答えに戸惑う。

10話のハイライトは、半月(バンユエ)が太子殿下・謝憐(シエ・リェン)の過去を知る人物だったことですね。

半月は永安人の父と半月人の母を持つハーフで半月国に住んでいましたが、永安人の父に見捨てられ母親を亡くし、さらに外見が理由でいじめられ食べ物にも事欠くありさまでした。

その状況で半月に食べ物を与えるなど優しくしたのが永安軍に入っていた謝憐です。7話で登場した石碑の将軍(校尉)が、半月と知り合った頃の謝憐だったことが判明します。

当時花謝(ホワシェ)と名乗っていたため半月は太子を「花将軍(ホワしょうぐん)」と呼びました。

仙楽国の太子として「花冠武神」の名を持っていた謝憐の若かりし頃がしのばれる名前です。

蝎尾蛇(かつびじゃ)の雨が罪人坑の中で逃げ場がない謝憐たちに降り注ぐ…!半月にオーバーライドして蝎尾蛇を操っているのは誰なのか?気になりますw

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第11話「砂に埋もれた功罪」

1期11話あらすじ
蠍尾蛇かつびじゃが罪人坑の上から無数に降りそそぎ始めたため、謝憐は罪人坑の中に蠍尾蛇を操る人物がいると考えた。謝憐シエリェン三郎サンラン扶揺フーヤオ半月バンユエ刻磨コーモー以外に、案内人の阿昭アーチャオが隠れて生き残っていた。阿昭は天界の神官である小裴シャオペイ将軍・裴宿ペイシュウがつかわした分身で、半月兵たちのエサにするため蠍尾蛇を操り罪人坑へ人間を突き落としてしていた。全員が突風に巻き込まれて地上に降り立つと、そこには白衣の女・風師の師青玄シーチンシュエンと黒衣の女・地師の明儀ミンイーがいた。神官である彼女らは裴宿の行動を探るため半月国を密かに訪れており、裴宿は200年前に半月と交流のあった少年だと判明する。

11話のハイライトは、太子殿下に顔を近づけ「その名前よりも三郎(サンラン)と呼ばれたいな」と三郎が言うシーンでしょう。

事件が片付いたらさっそくイチャイチャし始めたぞ!とほっこりしつつも苦笑してしまいました。

結局のところ、蝎尾蛇を操っていたのは小裴将軍こと裴宿(ペイシュウ)でした。裴宿(ペイシュウ)が部下の半月(バンユエ)に半月国を裏切らせたのです。

実は裴宿と半月は、彼らがまだ子供のころ、謝憐が永安軍にいた頃からの知り合いでした。謝憐の隣で半月が踊るシーンで背中だけ登場した少年が裴宿です。

半月は永安国で蝎尾蛇を操る術を学び、半月国に帰国したのちは国師(人々の手本となる高僧)まで出世していきます。

しかし本当は永安国の軍人だった裴宿の部下(スパイ)でした。裴宿と半月が突然城門を開けるという裏切り行為に及んだ理由は2つあります。

  • 裴宿は大きな功績をたてて実力を認められたかった
  • 半月国では負け戦に備えて永安国での大規模爆弾テロを準備をしていた

という状況だったからです。裴宿は最後の決断を半月にゆだね、半月はテロを防ぐために裏切りを決意します。この裏切りが判明したため半月は罪人坑の上に吊るし首にされ死亡しました。

裏切りによる罪の意識から鬼となった半月は今も罪人坑に吊るされていますが、実は「凶」の等級を持ち都市を滅ぼせる実力を持っているのにわざと捕まっています。

というのは亡霊になって生きながらえている半月国の将軍刻磨(コーモー)やその部下たちの自分への恨みを少しでも和らげるためです。

なので半月は罪人坑に半月人を突き落として閉じ込める一方で、自分を磔にさせ恨みをはらす機会を与えてきました。

半月が「解放された」と言ったのは、大勢いた半月兵は全員三郎(サンラン)のおかげで死に絶えてしまい、自分を恨む人は刻磨将軍だけになったからです。

花城についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

第12話・特別編「花香る夜語り」

1期12話あらすじ
謝憐の道観・菩薺観ぼせいかんに戻ってきた謝憐シエリェン三郎サンランは天界や鬼界の話で盛り上がっていた。壺に収めて連れ帰ってきた半月バンユエは、目覚めると外に出て星空を見つめる。半月は裴宿ペイシュウの今後を気にかけつつ、半月国での裏切り行為が自らにもたらした後悔を語る。話を聞いて励まそうとする謝憐に対して、半月ホワ将軍と呼ばれた頃の謝憐の夢を口にした。若かりし頃の自分の言葉に照れた謝憐は、過去にとある人物にも恥ずかしい言葉をかけた、と三郎に語るのだった。

12話のハイライトは、菩薺観(ぼせいかん)で太子殿下と三郎(サンラン)が寝台(むしろ)の上に寝そべって会話するシーンでしょう。

そしてまたも謝憐の名言『なんのために生きればいいのかわからないなら、私のために生きなさい。生きる意味がわからないなら、ひとまず私が君の生きる意味で、私が君の人生を支える柱だと思ってみて』が炸裂。

これ絶対昔の謝憐が過去に三郎にかけた言葉ですよね。

謝憐が三郎の本来の姿を見たいというのに対して、次に会うときは本来の姿を見せると約束して姿を消した三郎。

謝憐の首に透明な指輪がついたネックレスを残していきました。

この指輪の素材は骨灰です。鬼の骨灰を手に入れた者は、その鬼を使役することができます。骨灰を消し去れば鬼も消えます。

つまり三郎こと花城(ホワ・チョン)は、自分の命運を握るアイテムを謝憐に残していったのでした。

指輪を残すところがいかにも花婿らしいところですね。しかも透明な指輪とかオシャレアイテムを残していく鬼なんてニクイですね~!

人間の骨からは実際に人工的なダイヤモンドが作れるので、そういうリアリティがあるところも◎です。

この骨灰が天官賜福の最後の最後に伏線になっているようなので、その時がくるのが楽しみです!

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「天官賜福 貮」の2期アニメ全話あらすじをわかりやすく解説

アニメ「天官賜福 貮」の地上波放送が2024年1月から始まります。

放映が開始されましたら1話ずつ感想などを追加予定です。

2期1話「鬼王現る」

2期1話あらすじ
霊文リンウェンの伝言を受けて天界に出向いた謝憐シエリェンは、帝君・君吾ジェンウーに半月関の一件を報告した。その場で別件の行方知れずの神官の捜索を依頼された謝憐は、風師・師青玄シーチンシュエンと一緒に鬼界へ赴き一番の繁華街・鬼市に入る。そこは花城ホワチョンの縄張りであることが知られていた。鬼に悟られずに潜入するため最も賑わう賭場に向かった謝憐と風師。そこで真紅のとばりの奥に見え隠れする人影に気づく。

冒頭でいきなり太子殿下謝憐と裴茗(ペイ・ミン)が裴宿(ペイシュウ)のことで言いあいになっていました。

裴宿は、半月国に隊商を案内しては罪人坑に落とし、鬼になった元半月国の兵士たちに人肉をあたえることで彼らの怒りを鎮めていたんですね。

というのは、1期11話の解説で詳しく書いたように、半月国を滅ぼしたのが裴宿と半月だったため罪悪感を持っているからでしょう。

また、共に戦った半月は凶の鬼になり何度も吊るし首になっているので、彼女への恨みを和らげる意図があったのかもしれません。

裴茗は子孫である裴宿に目をかけていたので、元半月国兵士たちを皆殺しにしたのは花城(ホワ・チョン)だと明らかにすることで裴宿の罪から目をそらさせようとしました。

しかし君吾(ジュンウー)や風師(フォンシー)はごまかされませんでしたね。

ちなみに…天官賜福の神官たちの法力(ほうりき)の強さは寺院の数と参拝者の数に比例します。君吾が大帝と呼ばれているのは国中に彼を祀る寺院がありたくさんの信徒を抱えているからです。

裴茗(ペイ・ミン)は北方を守護する武神で9,000以上の寺院があり多くの信徒がいますが、逆に言うと北方以外には寺院が少なく自分の影響力を及ぼしにくい、ということです。

主人公謝憐の寺院といえば自分で建てたボロ道観一つしかなく信徒も数えるほどなので、法力も少ないです(殿下の場合は首と右足首に呪枷じゅかをつけられているため必要最低限しか法力を使えません)。

なので風師(フォンシー)に法力を借りる話をしていたわけですね。

鬼市(きいち)で三郎(サンラン)/花城(ホワ・チョン)の声を聞いて胸をときめかせる殿下。

花城の姿を揺れるカーテンから透かしたり足元から舐めるように見せる演出がなんだかエロく感じたのは私だけでしょうか…?

第2話「玲瓏(れいろう)の賽」

2期2話あらすじ
賭場で謝憐シエリェン風師フォンシーと合流予定の武神・郎千秋ランチエンチウは、博徒の態度に腹をたてて騒動を起こした。騒ぎに気づいた花城ホワチョンと対決するが軽くいなされ、身動きできないまま宙吊りにされてしまう。郎千秋を助けるため賭博で花城との勝負に挑む謝憐だが、花城の言動に周囲は戸惑う。

今回は花城(ホワチョン)と殿下が手を重ね合うシーンがやけに色っぽくてドキドキしました!

「玲瓏(れいろう)」というのは何かが美しく輝いたり、美しい音をたてたりする様子を指す言葉のようです。

つまりカラカラと転がるサイコロの音さえも美しく輝かしい⇒二人の麗しき再会シーン、というわけですね。

紅いカーテンがゆらゆら動く背後に花城がいる構図がとてもなまめかしくて旨が高鳴りましたよね。

殿下とともにドキドキしていた私達の前で、自分の寿命だけでなく娘の寿命を使い切ろうとした鬼への義憤にかられ、賭場を台無しにした郎千秋(ラン・チエンチウ)。

彼が暴れるのを片手でかる~くいなしてしまう花城がかっこよかったです!

あのシーンでちょっと気になったのは右手中指に結ばれた赤い糸。おそらく殿下絡みだと思うんですが、いつから結ばれているのでしょうか…

話は戻って殿下が小さい目で勝負すると宣言したものの、いきなり6が2つ(最大の目)が出てしまい自爆&終了でしたねw

その後結局は自分が出した目を上回る数が出るまで繰り返し練習させてくれた花城は、殿下と楽しく遊びたかっただけでしょう(笑)

途中花城が謝憐に「兄さん」と呼びかけると賭場がどよめきますが、血雨探花と呼ばれる最強の鬼に「兄」と呼ばれる謝憐が”一体どこのどいつだ…?最強of最強?”と思われたからかなと。

謝憐の食べかけの饅頭をもらって「今日は気分がいい」とちらっと殿下に流し目をくれながら饅頭にかぶりつく花城。やらしい雰囲気が最高でした。

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第3話「極楽への誘い」

2期3話あらすじ
包帯の少年を見かけて賭場を飛び出した謝憐シエリェンだが、少年を見失ってしまう。仮面の男に導かれて花城ホワチョンの御殿・極楽坊へと案内された謝憐は、華やかな建築と素晴らしい武器庫の様子に魅了され久しぶりの花城との歓談を楽しむ。そこで包帯の少年と再会した謝憐は、過去に出会った少年の面影を眼の前の少年に重ねていた。

太子殿下が小さい頃のかわいい姿、包帯の少年が郎蛍(ランイン)と名付けられ過去の姿が垣間見えるなど殿下の過去がちらちら見えてきた回でした。

殿下の「どこの出身?」との問いかけに郎蛍が「永安」と答えをたとたん顔色を失って倒れ込む殿下。

すかさず殿下に寄り添いつつも手を伸ばすことをためらう花城。鬼王然とした態度とのギャップときめきましたw

花城の愛刀、湾刀オーミンの赤い瞳が可愛らしかったですね〜

花城が殿下に優しくしてもらってるオーミンをうらやましがってるのか、触ってもらうのはだめと、止めてたところも美味しいシーンでした。

仮面の男・下弦月使が気になる回で思わず色々調べてみたら不憫キャラだったことがわかりました。

今後密かに応援したいと思います。

第4話「秘密の地下道」

2期4話あらすじ
極楽坊に潜入した風師フォンシー師青玄シーチンシュエンと落ち合った謝憐は、行方不明の地師ディーシー明儀ミンイーを探すべく場内の扉に向かう。2組のサイコロの出目によって様々な場所に通じる扉を通り城内を迷走する謝憐たちは、ようやくたどり着いた地下牢で地師を発見する。

最初に謝憐(シエリェン)と花城(ホワチョン)が法力をやりとりしてイチャイチャするシーンがあったのが嬉しかったです。

前回怪しい動きを見せていた下弦月使が天界を追放された神官だと明かされたりなど、ちょっとずつ謎が解けていく感じがありました。

その後はとにかく風師(フォンシー)さま大活躍!

女性形で登場したと思ったら同じ衣装のまま男性になって生着替えとか、「兄にもぶたれたことないのに」とアムロ風ムーブを見せたりとかなり楽しませてくれました。

明儀(ミンイー)を「明兄(ミンにい)」と呼んで背負ってあげる様子も微笑ましくてほっこりします。

明儀を背負ったまま最後に花城の前に落ちてきますが、太子殿下は花城を押し倒して風師とぶつからないようにしようとしてるのか…?

とっても気になる終わり方でした!

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第5話「芳心再臨」

2期5話あらすじ
地師ディーシーを伴って武器庫に戻った謝憐シエリェン一行の前に、極楽坊の城主・花城ホワチョンが立ちはだかる。そこへ現れた郎千秋ランチエンチウは再び花城に挑むが、郎千秋が討ち取られる可能性が高いと見て取った謝憐が強引に二人の間に割って入った。鮮やかな剣技で二人の攻撃をさばいた謝憐だが、その身のこなしを目にした郎千秋に一つの疑念が生まれてしまう。

無事に地師(ディーシー)を見つけた謝憐(シエリェン)一行でしたが、秘密の地下道を抜け出した先にあったのは花城(ホワチョン)と郎蛍(ランイン)がいる武器庫でした。

そこに郎千秋(ラン・チエンチウ)も合流して無事に鬼市から上天庭に戻るんですが、郎千秋の謝憐への憎しみが凄まじかったですね~。

花城と自分の間に割って入ったのは謝憐だ、あの技はかつて自分を誘拐犯から救ってくれた芳心国師(ほうしんこくし)の技と同じだと強硬に主張していました。

芳心国師は「妖道双師(ようどうそうし)」の1人だと言われていましたが、妖道双師は妖術の使い手として知られる永安国の芳心国師と半月国の半月国師のことを指しています。

実際に芳心国師の正体は謝憐なんですが、太子殿下は本当に郎千秋の一族を皆殺しにしたのでしょうか…?

このあたりから太子殿下の過去エピソードが始まってお話が暗くなってきますが、次回死霊蝶が殿下を迎えに来るシーンがどう描かれるのかとても楽しみです!きっとキレイですよね~

第6話「万蝶、君を拯(すく)いて」

2期6話あらすじ
行方不明の神官を無事発見したことを帝君・君吾ジェンウーに報告したその場で、謝憐シエリェンがかつて永安国の芳心国師ほうしんこくしだったことが明らかになる。芳心国師は永安国の太子・郎千秋ランチエンチウの剣の師匠だったが、永安国の皇族全員を殺害し国を滅亡させた犯人でもあった。君吾大帝に仙楽宮からの外出禁止を命じられた謝憐は、逃亡時の大火事の炎の中で静かにたたずむ花城の姿に想いを寄せる。持ち帰ったサイコロを振ってみると大量の銀の蝶が姿を現して…。

今回は見どころが盛りだくさんでした。まずは謝憐(シエリェン)が芳心国師(ファンシンこくし)だったことがはっきりしました。

どうして仮面をつけてるのか、その理由は9話あたりで明かされるのではないでしょうか。

永安国の王子時代の郎千秋(ラン・チエンチウ)がかわいかった♡その後鎏金宴(りゅうきんえん)で郎千秋の父親である永安国王を刺殺する姿もはっきりと描かれて、改めて見るとショックです。。

まあ後で当時の事情が詳しくわかると仕方ないよね…とも思うんですが、自分の親を刺し殺される現場を見た郎千秋としては決闘もしたくなるだろうと思います。

風信(フォンシン)と慕情(ムーチン)がボコ殴りの喧嘩を始めるシーンが清涼剤でしたw

しかし何といってもかっこよかったのは花城(ホワチョン)!!銀の蝶を飛ばして殿下を天界から連れ出し、通霊陣でも神官たちにマウントを取って堂々と殿下を連れ出すという。

君吾(ジュンウー)はどうして花城を止めないんでしょうか。謝憐は明らかに命令違反だし、花城に外部から堂々と侵入され部下?たちをバカにされても何もしないのはどうしてなのかな?と思います。

しかしそんな疑念が瞬時に吹き飛ぶほど二人のいちゃいちゃを見てほっこりしました♡次回も楽しみです!

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第7話「ただ一人のために」

2期7話あらすじ
天界からさらわれてしまった謝憐シエリェンを取り返すべく風信フォンシン慕情ムーチンが後を追うものの、サイコロの術に惑わされ遠方に飛ばされてしまう。先に謝憐のもとにたどり着いた郎千秋ランチエンチウは、謝憐に決闘を申し込み謝憐も受けて立つ。花城ホワチョンがそんな二人を導く先には…。

今回の見どころは、後半の花城(ホワチョン)のセリフでしたね。

前半は前回までの復習と、殿下を追いかける慕情(ムーチン)と風信(フォンシン)がサイコロの目に翻弄される様子を愛でるパートでした。

女湯やワニ人間のいる沼へと連れて行かれイライラが高まった二人は、例によってボコ殴りの喧嘩を開始。相変わらず元気です。

どうして自分はすぐに花城のもとにたどり着けたのか?とたずねる殿下に「もし俺に会いたかったら、どんな目が出ても俺にたどりつく」とサラッと言ってのける花城。

こんなセリフを言われたら、殿下でなければ立っていられないんじゃないかな~。かっこよすぎますね!

その後郎千秋(ラン・チエンチウ)が芳心剣とともに空から降ってくるんですが、ついに郎千秋と殿下の決闘がはじまるのか!?というところでおしまいでした。

第8話「青灯夜游」

2期8話あらすじ
花城ホワチョンに導かれ、いつの間にか鬼に変装して鬼界の奥へと進んでいく謝憐シエリェン。虜囚となった人間たちの列に紛れ死体が吊るされた森を抜けると、仮面をつけた青鬼が鎮座していた。青灯夜游せいとうやゆうと呼ばれる鬼が名乗った本名も仮面を外した鬼の顔も、謝憐にとって懐かしいものだった…。

今回の最初の見どころは、殿下と三郎(サンラン)の青鬼姿でしたねw

郎千秋(ラン・チエンチウ)がマトリョーシカみたいなかわいいだるまにされた姿もキュート♡でした。あのお人形ほんとにあったらほしいな~と思ってしまいました。

お話としては前回の復習+青鬼戚容(チーロン)のところにいくまでが前半で、後半は三郎が戚容の手下の目を盗んで戚容に近づき地面に叩きつけるところまで。

途中で戚容が部下に出している指示がよく聞き取れなかったんですが、天界の神官たちに仲違いさせるためあれこれ画策している様子が伺えました。

でも、戚容の部下が半月関の事件で島流し状態の裴宿(ペイシュウ)に簡単にやっつけられて帰ってきたりとか、情けない感じが漂うところがよかったです。

戚容のお面が割れたものの、地面に大の字になって寝そべる戚容の顔が正面から描かれていないため、あの人に似てるってことがわかりませんでした。

来週のお楽しみでしょうか。

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第9話「永安と仙楽」

2期9話あらすじ
いつもの冷静な態度とは対照的に、荒々しく荒れ狂い、戚容イーロンに一方的に苦痛を与える花城ホワチョン。苦悶の声を上げた戚容は、とうとう鎏金宴りゅうきんえん虐殺事件の真相を明かすことを決意する…。物語は時を遡り、17歳の誕生日を迎えようとしていた郎千秋の過去に移る。当時、平穏なはずの永安国で何が起こったのか、その謎めいた出来事が徐々に明らかにされていく。

今回の見どころは、前半の戚容(チーロン)のひとり語りでしたね。

まさかの、戚容がアムロ化するシーンまであって(殴られたことないのに…のくだりw)楽しめました。

ヒイヒイ言いながらしゃべり倒すのでちょっと聞き取りにくかったんですが、戚容はかつての仙楽国の皇族であり、仙楽国の皇子・太子殿下の年下のいとこにあたります。だから兄様と呼ぶのでしょうね。

永安国は仙楽国を滅ぼした国で、仙楽王朝を滅ぼして同じ場所に新しい王朝をうちたてたのという位置づけです。

なので永安国の中では、仙楽国の皇族をはじめ国民も仙楽の生き残りとして暮らしています。

ただし敗戦国という立場上差別などの苦しみもあったようなので、そのあたりが詳しく描かれるのが次回かもしれません。

郎千秋(ラン・チエンチウ)は永安国の皇子で、12歳のとき街中で誘拐されかけたところを救ったのが仮面をかぶった太子殿下でした。

その事件のおかげで外出を制限されていたのか街に出てうかれていましたね。

郎千秋と一緒にいた安楽王は征服された仙楽国の皇族ですが、永安国国王の慈悲により郎千秋の友人として遇されています。

ここからどう血塗られた宴になだれこむのか?郎千秋が太子殿下を棺桶に入れてめった刺しにしたのはなぜなのか?

気になる謎解きが続きます。

第10話「血塗られた宴」

2期10話あらすじ
仙楽国皇室の末裔である安楽は、仙楽国を滅ぼした永安国の国王の庇護のもとにあり、もともと仙楽国の皇室で行われていた鎏金宴りゅうきんえんの手配を任されていた。表面上は良好な関係を保っていた両者だったが、戚容イーロンは安楽が抱いていた恨みに気づいて罪をそそのかす。宴の途中で現れた芳心国師(謝憐シエリエン)は、そこで予測不能な出来事に遭遇。重大な選択を迫られることになる…。

今回の見どころは、安楽の豹変ぶりでした。

郎千秋(ラン・チエンチウ)の誕生日の宴である鎏金宴りゅうきんえんの手配を任されていたわけですから、郎千秋の両親である国王と王妃からは本当に信頼されていたのでしょう。

しかし郎千秋とその両親以外の永安国皇族からは思い切り差別されていました。

手厚い庇護を受けるほど恨みがつのっていく流れだったのかな…?国師になっていた謝憐は、安楽の普段の様子から恨みを察することはできなかったわけで、それも深い後悔につながっているのでは。

国王を刺殺することで、彼から受けた「安楽王と仙楽民は皆殺しだ」という命令も抹殺した謝憐。

安楽王による虐殺もすべて自分がやったことにしてしまいます。

12年前に郎千秋が誘拐されたのも戚容(チーロン)が仕組んだことと判明しましたが、「もとはといえば自分のせい」と殿下は戚容をかばっていました。

確かにそうなんですが、、安楽王を利用して自分の復讐心を満たした戚容のやりかたは卑怯ですよね。

今後のお話では殿下のつらい過去が明らかになっていくはずです。

花城(ホワチョン)が今回のように殿下を悲しい目で見つめるシーンが増えるのかな…?と気になる終わり方でした。

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第11話「月下の惜別」

2期11話あらすじ
謝憐は鎏金宴りゅうきんえんで起きた真実を白日のもとに晒し郎千秋にショックを与えた花城を責める。しかし花城が謝憐の行動は間違っていないと告げられ、花城が自分に寄せる絶対的な信頼に気づく謝憐。過去にどこかで会っているのではないかと口にするが…。

今回は説明のセリフが多く、アニメをぼーっと見ているだけだと話を追うのが大変でした(汗)

花城(ホワチョン)がなぜ謝憐(シエリェン)しか知らないはずの真実を知っているのか?不思議に思う殿下。まあ、まさかあの子が花城だとは思いませんよね…。

回想シーンでは銀の蝶が荒れ地の地下にある棺に国師の遺体を納める様子が出てきましたね。

心臓に杭が打たれていたのは、国師が決して生き返らないようにするためでしょうか。

郎千秋(ラン・チエンチウ)が部下ととともに遺体を見ていたので、芳心国師(殿下)は彼らに抵抗せず討ち取られたのでしょう。

棺の周囲を飛び回る蝶の正体は、すべてを見ていた花城ですね。

一体どこで二人が出会ったかというと、それははるか昔のこと。あのチーロンがも殿下もまだ人間だったころです。

女性体の風師(フォンシー)が風信(フォンシン)にちょっかいを出して大げさに反応するところが面白かったですw

第12話「百無禁忌」

2期12話あらすじ
天界に戻った謝憐は、君吾に鎏金宴りゅうきんえんで起きた真実を報告した。今回の出来事で謝憐が花城への信頼を深める一方、君吾は厳しい見方を強める。人界に降りた謝憐は、かつての仙楽国に向かい両親の棺の前に立つ。荒れ果てた風景の中、謝憐を待っていたものは…。

冒頭で花城(ホワチョン)は鬼界へ、太子殿下や風師(フォンシー)、風信(フォンシン)は天界に戻ります。

鎏金宴りゅうきんえんの真実を聞いた君吾(ジュンウー)は、謝憐(シエリェン)が戚容(チーロン)や安楽王の罪をかぶったことをいかにも殿下らしいと苦笑していましたね。

君吾が殿下の性格などをかなりよく知っているらしいことがうかがえます。

しかし、殿下に「地師(ディーシー)明儀(ミンイー)を鬼界にスパイとして送り込んだのは君吾(ジュンウー)か」と聞かれると「そうだ」と返事をします。

明儀がスパイであることを隠して救出に向かわせたのはちょっと怪しい感じがしますよね。

人界に降りて両親(仙楽国の王と王妃)のお墓参りをした殿下は、そこで戚容(チーロン)が自分の母親の遺体を灰にしたことを知ります。

殿下は当然戚容より強いんですが、戚容が人間の体を乗っ取っているため剣で斬りつけることができませんでした。

墓が隠されている井戸の周辺では、幼い頃の思い出が現れては消えていきます。

その中には少年兵だった紅紅児(ホンホンアル)や出会った当時の三郎の姿がありました。

紅紅児の「僕は忘れない!永遠にあなたのことを忘れないから!!」という叫びや、三郎の「兄さん。今度は肩を並べて、最後まで歩みたい」という語りが3期への前フリになっていますね。

3期は2期よりもさらに殿下にとって辛い話になると思いますが、花城がきっと殿下を支えてくれるはず…!楽しみに待ちましょう^^

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天官賜福アニメ全話あらすじをわかりやすく解説のまとめ

アニメ『天官賜福』の1期・2期アニメのネタバレあらすじをご紹介してきました。

アニメでは省略されている登場人物の背景や時代設定などがわかってくると、細かな伏線が色々楽しめる作品です。

原作小説や漫画を読み、アニメの復習もしながら3期アニメの放送を待ちたいと思います。

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