薬屋のひとりごとの羅漢とは?猫猫の父親が鳳仙を身請けした理由や梅梅との関係は?

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『薬屋のひとりごと』の羅漢(ラカン)ほどクセつよのキャラクターはいないと思いませんか?

名前を出しただけで主人公猫猫の顔が凶悪になり壬氏をおびえさせるとか

人間が将棋の駒にしか見えないとか(家族の顔だけは見える)

にやけ顔にモノクルでボサ髪なのに頭が切れるとか

ちょっと他に思いつかないくらい強烈なキャラクターですよね。

かなり気味悪いのに重要人物として活躍し、さらに美人にモテてしまうというwとんでもない御仁です。

今回は羅漢についてネタバレありで詳しく解説します。

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薬屋のひとりごとの羅漢とは?

『薬屋のひとりごと』の羅漢はどんな人物なのでしょうか?

漢羅漢(カン・ラカン)は宮廷の軍師

漢羅漢(カン・ラカン)はキツネのようなツリ目に度が入っていない片眼鏡(モノクル)をかけ、髪はボサボサ、果実水を持ち歩いて宮廷内をふらふらしている男性です。

「漢大尉」と呼ばれていますが、宮廷の軍師で位は将軍なのでかなり偉い人です。

軍師とは、戦況を分析して目的にふさわしい戦略・戦術を指揮官に提案する人のこと。つまり皇帝が国同士の戦争に勝つための作戦を授ける人のことです。軍の参謀長といったイメージですね。

直感が非常に鋭いため、彼の采配に間違いはほぼありません。

羅漢と猫猫の関係は父親と一人娘

羅漢と猫猫の関係は父親と一人娘です。

猫猫が「おやじ」と呼ぶ羅門(ルォメン)は、実は羅漢の父親の弟です。猫猫の父親は羅漢、母親は緑青館で働いていた妓女・鳳仙で間違いありません。

猫猫は羅漢を生理的に受け付けないらしく「お父さん」なんて呼んだこともありませんし一生呼ばないと思いますw

そこまで嫌うのはなぜ?と思うんですが、羅漢が羅門から才能を認められているため、猫猫としては嫉妬の対象になっているようです。

羅漢のほうは一人娘を溺愛しており、ことあるごとにつきまとってはものすごい顔で拒否され嫌がられています。

しかし「パパと呼んで」とか「買い物に行こう」とかめげずにアプローチを継続していて、猫猫をかわいがり続けています。

壬氏を通して美味しいお酒を渡すなど、娘の好みもバッチリ把握してるんですよね。

人間が碁石か将棋の駒に見えている

羅漢には人間が碁石か将棋の駒に見えています。その人の優秀さが駒の強さになっているところが面白くて、碁石に見える人は羅漢にとってどうでもいい人です。

たとえば壬氏は「金」で高順は「成銀」なんですが、「金」は「玉(ぎょく、王様)」になれる駒、「成銀」は歩兵が銀になった駒なので現実を反映してるところがさすがですねw

羅漢が顔を見分けられるのは猫猫のほかにはその母親の鳳仙くらいしかいません。

これは現実の病気としては「相貌失認(そうぼうしつにん)」と言って、人間の顔を見分けられない症状のことです。

羅漢の場合には

  • 顔や男女の区別がつかない
  • 顔が覚えられない
  • 表情がわからない

という困りごとを抱えていたため、羅門から声や素振り・体格で人を覚えるよう勧められます。

そうして興味のない人間は碁石に、親しくなった人間を将棋の駒として見る方法を身につけることができたので、羅門のことは尊敬しています。

羅の一族の長(おさ)

羅漢は異母弟から地位を無理やり奪い、羅の一族の長(おさ)となりました。

また、宮廷では軍師まで昇り詰めてひとかどの財をなしています。

羅の一族は「名持ちの一族」と呼ばれる名門一家であり、天才を数多く輩出しています。

たとえば猫猫の薬学、羅門の医学、羅半の財務、羅半兄の農業などがそうですね。

羅漢は人間の才能を見極めることに長けていて、宮廷での権力を利用して身分に関係なく適材を適所に配置していきます。

問題が起きても自分では全く動きませんが、必要なら壬氏までも思い通り動かして問題を解決してしまう手腕は見事というほかありません。

そういうわけで、羅漢は変わり者として嫌われつつも宮廷内で独自の存在感を放っています。

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薬屋のひとりごとの羅漢が身請けしたのは鳳仙!なぜ梅梅ではなかった?

『薬屋のひとりごと』では羅漢と猫猫が将棋の勝負を行いました。

猫猫が負けたら羅漢の娘になる、勝ったら緑青館の妓女を身請けするという約束の勝負で、猫猫は見事勝ちをおさめます。

その結果羅漢は約束通り一人の女性を身請けしました。

羅漢が身請けしたのは猫猫の母親・鳳仙(フォンシェン)

羅漢が緑青館から身請けしたのは鳳仙(フォンシェン)という妓女で、猫猫の母親です。

鳳仙と羅漢の出会いは、羅漢に碁や将棋で負け続けた同僚が鳳仙の評判を聞きつけて羅漢と勝負させたことでした。

鳳仙に会った時初めて、羅漢は人間がどういう顔をしているのかを知りました。それまでに会った人の顔はみな白い碁石か将棋の駒にしか見えていなかったからです。

その時羅漢は鳳仙との勝負に完敗して大笑いします。やっと対等に勝負できる相手を見つけた!と嬉しくなったんでしょう。以来羅漢は緑青館に通って鳳仙と碁や将棋の勝負をしていました。

鳳仙は美人でしたがプライドが高く無愛想なタイプ。羅漢としてはちょうど壬氏が猫猫に惹かれるように、冷たくされると気になって…ということだったようですね。

鳳仙は一部に根強い人気があり、身請け金がつり上がっていきました。

羅漢と鳳仙は碁と将棋のライバル

羅漢と鳳仙は碁と将棋のライバルです。ある時碁の勝負をしますが、決着はつきませんでした。

鳳仙から持ちかけた勝負で、勝ったらお互いに相手から好きなものをもらうという約束でした。

そこで羅漢は鳳仙のほうが強いとわかっていて将棋ではなく碁を選んで指し始めます。しかし勝負がつかないまま2人は体を重ね、その結果猫猫が生まれました。

鳳仙は羅漢に好意を持っていたものの、素直にその気持を伝えられなかったため勝負をもちかけたようです。一度の逢瀬で妊娠したので、猫猫は羅漢がはめられたのだろうと分析していました。

しかし2人にとって大きな誤算だったのは、羅門が失脚したとばっちりを受けて羅漢が遊説に出されたこと。

半年で帰ると都を離れてから、羅漢が戻るまでに3年が経過。その間に鳳仙は緑青館から姿を消していました。

羅漢と鳳仙のすれ違いが悲劇を生む

羅漢と鳳仙のすれ違いは、悲劇的な結末を迎えます。羅漢が鳳仙に再会したときには、鳳仙は梅毒の症状が進み、やせ細って病の床についていました。

羅漢不在の間に、妊娠した鳳仙は妓女としての価値が急落。身請け話は立ち消えになり緑青館の評判が地に堕ちてしまいます。

思い詰めた鳳仙は自分の薬指と猫猫の小指を切り落とし、文に添えて羅漢のもとに送りました。しかしそれでも羅漢からは何の連絡もありません。

夜鷹(道端で男を誘ってサービスを提供する女)のような真似をして暮らすうちに梅毒に侵され、鼻が腐り落ちた鳳仙。

猫猫にさえ自分の顔を見せることを嫌がってつらくあたり、緑青館の物置小屋でかくまわれて表向きには存在しない妓女になりました。

羅漢は鳳仙を正妻に迎えるつもりだった

羅漢は鳳仙を正妻に迎えるつもりでした。事実、鳳仙死亡後に自分の親に会ったときは遺髪を差し出して「妻だ」と見せているぐらいです(ドン引きされてましたが)w

それだけ鳳仙に対する執着というか愛情が深かったのだと思います。

鳳仙を身請けしたあと、羅漢は勝負がつかなかった試合の続きを鳳仙と打ち続けます。

鳳仙が自宅で打った棋譜を職場に運ばせ、羅漢が打ったら自宅に伝令を走らせるというはた迷惑な方法で、鳳仙が打てなくなるまで勝負が続けられました(笑)

どんだけ好きなんだよ…っていう話ですが、男女のむつみごとが終わった直後に「碁が打ちたい」とつぶやくのが鳳仙なので、お互い共通の趣味があってほんとに良かったねという印象です。

羅漢にとって梅梅は碁石(どうでもいい人)のままだった

猫猫との将棋の勝負に(わざと)負けて緑青館に運び込まれたとき、羅漢は最初売れっ子の三姫の一人・梅梅を身請けしようとします。

その時の羅漢には梅梅の顔が碁石に見えていました。つまり羅漢にとって特別興味のある人間ではないけど猫猫と約束したから梅梅の身請けで手を打とうとした、ということです。

しかし梅梅が部屋の窓を開けてわらべ唄がかすかに聞こえたとき、羅漢は一度も通されたことのない物置小屋へ一直線に走っていきます。

そこで鳳仙を発見した羅漢はやせ細った鳳仙を見て涙を流し、身請けすることを決めました。

羅漢には鳳仙が人間の美しい女に見えていたので、顔が見える猫猫と同様、羅半にとって大切な家族と認識していたことになります。

梅梅は鳳仙の禿だったため、羅漢は鳳仙が姿を消してから梅梅の部屋を訪れていました。鳳仙の思い出話をしたり棋譜を並べているうちに、梅梅は羅漢のことが好きになっていたようです。

しかし羅漢にとって梅梅は碁石、鳳仙は人間の美女だったわけですから勝敗は明らかです。失恋が確定して鳳仙の布団に突っ伏して泣く梅梅が切ないシーンでした…。

のちに梅梅は棋聖(国内で唯一将棋で羅漢に勝てる人)の弟子として身請けされていったので、いつか羅漢と真っ向勝負もありえるのかな?と思うと今から楽しみですw

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薬屋のひとりごとの羅漢の身請けの話は小説・漫画の何話で読める?

薬屋のひとりごとの身請けのシーンが読みたい!と思ったらどこを見ればいいのでしょうか?

漫画も小説も何巻何話か詳しくお伝えします。

2種類ある漫画の7巻~読める

羅漢の身請けの話は、漫画の何巻何話で読めるか調べてみました。

ねこくらげ作画『薬屋のひとりごと』の7巻36話~

7巻36話「青薔薇と爪紅」、37話~39話「鳳仙花と片喰」、40話「見送り」で読めます。

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倉田三ノ路作画『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の7巻27話~

7巻27話「青薔薇」、28話「爪紅」、29話「鳳仙花と片喰」、8巻30話「見送りの舞」で読めます。

7巻の試し読みをする

8巻の試し読みをする

原作小説の2巻19話で読める

羅漢の身請けの話は原作小説の2巻19話「爪紅」と20話「鳳仙花と片喰」で読めます。

小説2巻の試し読みをする

webの小説家になろうの宮廷編1の16話~読める

羅漢の身請けの話はwebの小説家になろうの宮廷編1の16話~読むことができます。

「小説家になろう」宮廷編1 

十六、爪紅(14.06.28改)

十七、鳳仙花と片喰(14.06.28改)

十八、爸爸(14.06.28改)

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    • スクエニ版は累計発行部数が多く人気

    • サンデー版はストーリーがわかりやすく進みが早い

といった違いがあります。個人的にはサンデー版がおすすめです。ぜひ読み比べてみてくださいw

2種類の漫画の違いやクーポンのもらい方、他のサービスの値段をチェックしてから、という方はこちらの記事をどうぞ↓

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まとめ

薬屋のひとりごとの漢羅漢(カン・ラカン)がどんな人物か、猫猫との関係やなぜ梅梅ではなく鳳仙を身請けしたのかについてまとめました。

漢羅漢(カン・ラカン)とは次のような人物です。

  • 宮廷の軍師でモノクルとキツネ目が特徴
  • 猫猫との関係は父親と一人娘
  • 人間が碁石か将棋の駒に見えている
  • 羅の一族の長(おさ)

薬屋のひとりごとの羅漢が身請けしたのは鳳仙!なぜ梅梅ではなかった?

  • 羅漢が身請けしたのは猫猫の母親・鳳仙(フォンシェン)
  • 羅漢と鳳仙は碁と将棋のライバル
  • 羅漢と鳳仙のすれ違いが悲劇を生む
  • 羅漢は鳳仙を正妻に迎えるつもりだった
  • 梅梅は羅漢にとって碁石(どうでもいい人)のままだった

薬屋のひとりごとの羅漢の身請けの話は小説・漫画の何話で読める?

  • 2種類ある漫画の7巻~読める
  • 原作小説の2巻19話で読める
  • webの小説家になろうの宮廷編1の16話~読める

ちょっと羅漢について説明したい!と思って書き始めたら超大作になってしまいました(汗)

それだけ魅力的なキャラクターなので、皆様にも羅漢をよく知っていただいて、猫猫に邪険にされる様子を楽しんでほしいです!アニメでどんなふうに描かれるか楽しみですね~

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