映画『チャーリーとチョコレート工場』にピンクの羊がいる部屋が出てきますね。毛を刈られていましたが、あの毛は何に使われるのでしょうか?
海外サイトなども含め、調べてみてわかったことをお伝えします。
チャーリーとチョコレート工場にはピンクの羊の部屋がある
映画の中でガラスのエレベーターに乗って工場見学をしていたとき、山を越えたところにピンクの羊がいる部屋がありました。中には羊が何匹かいて、ウンパルンパに毛を刈られていましたよね。
ピンクの羊の部屋は原作には出てきません。
あの毛は何に使われるのでしょうか?そして、ウィリー・ウォンカが「この部屋はノーコメント」と言ったのはなぜなんでしょうか?
ウィリー・ウォンカがこの部屋はノーコメントと言った理由は?
ウィリー・ウォンカはピンクの羊の部屋について
この部屋についてはノーコメント
ピンクの羊の毛でわたあめを作っているから
ピンクの羊の毛はふわっふわで、まるでわたのようでした。見た目の感じからすると、わたあめ(Cotton Candy)を作る材料なのではないか?と思われます。
Cotton Candyの材料が実はWool Candy(毛あめ?)だとは言いにくかったのかもしれません。だって……不衛生ですよね、どう考えても。
羊がウンパルンパより小さかったので、ウンパルンパだけが飼育できる羊なのかもしれません。
ピンクの羊はウィリー・ウォンカが厄介者扱いされていることの象徴だから
英語の「pink sheep」は、たとえばLGBTQであることをカミングアウトしたり、田舎出身であることを忘れたかのようにスタイリッシュに変身してしまうなど、家族から変わり者扱いされてしまう人を指すことがあるようです。
同じような表現として「black sheep」という言葉もあり(こちらのほうが一般的表現)、白い羊の中に黒い羊が混じっている状態から、厄介者・のけ者・変わり者という意味になったようです。
黒い羊は現実に存在しますが、ピンクの羊は現実にはいないので、「pink sheep」は家族の想像の範囲の外側にいる人ぐらいの翔びっぷりを表現してるのかな?と個人的に想像してしまいました。
ショコラティエであるウィリー・ウォンカは、虫歯を敵視する歯科医の父と断絶状態にあります。父親の側から見れば「pink sheep」に見えることでしょう。
ピンクの羊はジョニー・デップが演じた女装癖キャラを連想させるから
ピンクの羊はティム・バートンがこの映画のあちこちに忍ばせている他の作品へのオマージュの意味があるのでは?とファンの間では話題になったようです。
ティム・バートン監督の映画『エド・ウッド』で、ジョニー・デップが演じたエド・ウッドがピンクのアンゴラセーターを愛用する女装好きの人物だったからです。
確かに、ジョニー・デップの手がシザーハンズになってる場面があったり(笑)自分の過去作品のパロディも思いっきり出しているので、可能性はありますよね。
ピンクの羊の部屋についてウォンカがノーコメントの理由まとめ
映画『チャーリーとチョコレート工場』に出てくるピンクの羊の部屋について、ウィリー・ウォンカがノーコメントだった理由を調べてみました。
・わたあめの材料だから
・自分が厄介者扱いされていることの象徴だから
・ジョニー・デップが演じた女装癖キャラを連想させるから
以上の理由が考えられると思います。深読みしすぎでしょ!!と思わなくもないですが、こうやって色々知ってから映画を見ると、また違う楽しみ方ができるんですよね~。