映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のラストシーンで、ジェイコブがクイニーに笑いかけているのを見てあれっ?と思いませんでしたか?
ジェイコブは記憶を消されたんじゃなかったの???と不思議でしたよね。続く第2作の『黒い魔法使いの誕生』でクイニーと一緒にいたことで、ほんとに記憶消えてなかったんだ!と思った人も多いと思います。
ジェイコブの記憶に関する謎を、ファンタビの雨や忘却呪文オブリビエイトの解説を交えつつ考察します。
ファンタスティック・ビースト1の雨で記憶が消されたしくみは?
ファンタスティック・ビーストシリーズの第一作『魔法使いの旅』の最後に、ニュートが魔法動物の力を利用してニューヨークの街に雨を降らせる場面があります。
実はあの雨に特別な仕掛けがしてあり、街の人たちの記憶が消されることになりましたが、一体どういう雨だったんでしょうか?
サンダーバードが作った雨にスウーピング・イーヴルの毒を混ぜて降らせた
Frank the Thunderbird and Swooping Evil both become of great use to Newt in #FantasticBeasts – Which do you prefer? pic.twitter.com/B9n9zH8keQ
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) December 23, 2016
ニュート・スキャマンダーは、サンダーバードが作り出した雨にスウーピング・イーヴルの毒を混ぜて街に降らせました。
巨大なワシのようなサンダーバードはニュートがエジプトで捕獲したもので、フランクと名付けてトランクで飼育していました。そもそもニュートがアメリカに渡った目的は、フランクを故郷のアリゾナに帰してやるためでしたね。
サンダーバードが空を飛ぶとそこは嵐になってしまいます。そこでニュートはニューヨークの街でフランクを開放し、上空に嵐を呼びました。
そして青と緑の蝶のように飛ぶスウーピング・イーヴルの毒が雨で薄められた状態で人々に触れるようにして、人々から悪い記憶(魔法使い同士の戦いや街の破壊など)を消し去ることに成功しました。
記憶を消す雨と忘却呪文オブリビエイトの違いは?
記憶を消す雨の効果は、悪い記憶だけが消えるというものです。この効果は、魔法生物スウーピング・イーヴルの名前とも関係してるんじゃないか?と思います。
Swooping Evilという名前の「swoop」は急襲する、飛びかかる、急降下するなどの意味を持ち、「evil」は邪悪な、とか悪そのものを意味する言葉です。
つまりスウーピング・イーヴル=邪悪なものに襲いかかる、という意味になるので、良くない記憶だけを狙って消し去るという雨の効果と関係ありそうだなぁと思いました。
一方ハリー・ポッターシリーズでもおなじみの忘却呪文「オブリビエイト」は、あらゆる記憶を消し去る呪文です。
たとえば『ハリー・ポッターと死の秘宝』のハーマイオニーがマグルの両親に忘却呪文をかけ、彼女にまつわる記憶を両親からすべて消し去りました。映画の中で彼女の笑顔だけが家族写真から消えていくシーンは切なかったですよね~。
他にも『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のギルデロイ・ロックハートが、ハリーやロンの記憶を消そうと「オブリビエイト」を使ったことがあります。
その際ロンの壊れた杖を使ったため呪文が反転して彼自身に忘却呪文をかけてしまい、自分のことをほとんど思い出せないままずっと聖マンゴ病院で過ごしました。
このように、記憶を消す雨は悪い記憶(忘れたい記憶)だけが消える雨、忘却呪文「オブリビエイト」は全ての記憶を消し去る呪文、というふうに効果が違います。
ファンタビのジェイコブの記憶が残っているのはなぜ?
Tag the person who looks at you like Jacob looks at Queenie. #ValentinesDay pic.twitter.com/1p5MPxKMQR
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) February 14, 2021
ファンタビのジェイコブにクイニーやニュートに関する記憶が残っているのは、記憶を消す雨を浴びたものの、忘却呪文は使われていないことが関係しているようです。
ジェイコブは雨に濡れただけでオブリビエイトされていない
記憶を消す雨の効果は、悪い記憶だけが消えるというもの。
ニュートやティナ、クイニーなどの魔法使いと知り合い様々な経験をしたジェイコブですが、全てが楽しい経験として彼の中に残っていたために、彼の記憶は消えませんでした。
忘却呪文「オブリビエイト」を使って記憶を消されたわけではないので、彼の中に記憶は残っていたのです。
ファンタスティック・ビーストのジェイコブのその後
クイニーと恋をして、ニュートと友達になり魔法生物との触れ合いを楽しめるマグル、ジェイコブはとても社交的で懐の深い人ですよね~。
第3作の予告ではニュートから杖を渡されていましたし、ニュートやテセウス、ダンブルドアとともにチームを組んでグリンデルバルドと戦うようです。ジェイコブが杖を使うシーンが見られると思うとワクワクしますね!
あとはクイニーとの恋の行方がどうなるのか気になります。
ハリー・ポッターの時代には、魔法使いや魔女がマグルと結婚することはごく当たり前になっています。ということは、どこかの時点でアメリカでもそういった結婚が一般的になるはずです。
ファンタスティック・ビーストシリーズの中でそういう変化が起きて、二人が結婚できたらいいなあ~と思いますね。
ファンタビのジェイコブの記憶が雨で消されなかった理由まとめ
ジェイコブの記憶に関する謎を、ファンタビの雨や忘却呪文オブリビエイトの解説を交えつつ考察しました。
ファンタビの雨は、サンダーバードが呼び寄せる嵐の雨にウーピング・イーヴルの毒を混ぜ、人々から悪い記憶を消し去るためのものでした。
ハリー・ポッターでもおなじみの忘却呪文オブリビエイトは、あらゆる記憶を消し去る呪文なので、それぞれ違うものです。
ジェイコブはオブリビエイトされておらず、ニュートやクイニーたちとの冒険を楽しい思い出として記憶していたために、記憶を消す雨に濡れても思い出が消え去ることはありませんでした。
今後のストーリーでもずっと、ジェイコブが変わらぬ愛情や友情を育んでくれるといいですね!
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