チャーリーとチョコレート工場で家がなぜ消えた?歯医者の建物が荒野にあった理由は?

映画『チャーリーとチョコレート工場』を見ていて一番戸惑ったのは、ウィリー・ウォンカが家出したあと、父親と家がきれいさっぱり消えていたシーンです。

まるで無理やり切り取ったかのようにまるごと消えた家に、頭の中は「なぜ突然消えたの?」と混乱状態でした。

また、映画の最後のほうでウィリー・ウォンカが父親の歯医者に行ってみると、そこには荒野でぽつんと一軒だけ建物がありましたね。それもまた「なんで?」と不思議に思えました。

海外のサイト含め色々なサイトでこの問題を見かけたので、ウォンカの家の建物の謎について自分なりの考察を書いてみたいと思います。

 

チャーリーとチョコレート工場で家が消えたのはなぜ?

『チャーリーとチョコレート工場』でウィリー・ウォンカの家が突然消えてなくなった理由がなぜかを考えてみました。

まずはその時の状況の確認からです。

父親ウィルバーはウィリーがショコラティエになることを許さなかった

ウィリー・ウォンカの父親ウィルバー・ウォンカは、息子がショコラティエになることを許しませんでした。

Candy is a waste of time! 
お菓子は時間の無駄だ!
No son of mine is going to be a chocolatier!
俺の息子がショコラティエになることはない!

と息子に言い放ちます。

ハロウィーンのお菓子を燃やしてしまったり、アメフトの防具みたいなものすごい歯科矯正器具をつけさせたりなど、とにかく息子の歯を虫歯にしないことを第一に行動する父親でしたから、まあ言いそうなことですよね。

そのことがかえってウィリーのお菓子への憧れを募らせていき、ついにウィリーは家を出る決意をしました。

お前が帰ってきたとき俺はここにいないぞと言ったとおりに消えた

I won’t be here when you come back!
お前が帰ってきた時、俺はここにいないぞ!

と言っていたとおり、ウィリーの父ウィルバーはウィリーが国旗の博物館から戻ってみると家と一緒に消えていました。

両隣の家の壁にはレンガの跡が残っていて、まるで家ごと切り取ったかのような見た目でしたよね。ウィルバー・ウォンカはどうやって家と自分を移動させたのでしょうか?

Warner Bros. Entertainment Wikiを見ると、

Wilbur transported himself and his house out of the street to another part of the country, to Willy’s chagrin when he came back to the street.
ウィルバーは自分と自分の家を通りから別の場所に運び、通りに戻ってきたウィリーを悔しがらせるのであった。
と書かれています。
 
映画の中で家と父親が移動したことは(方法はわかりませんが)事実であって、ウィリーやウィルバーの心象風景を描いたわけではなさそうです。
 
つまり父親は、お前のいる世界からオレはいなくなるからあとは勝手にしろ、と息子を勘当したんですね。
 
だからこそウィリーも自分の世界から親を消し去り、両親(parents)という言葉さえ頭から消し去って口にできない人間になってしまったのでしょう。
 
知恵袋などの考察を読むと、”ウィリーにとって父親は「戻ったらそこにはいない」はずの存在になっていたため、ウィリーには家ごと見えなくなっていたのでは”といった心象風景を描いたという意見、ティム・バートン監督お得意の冗談だという意見などがありました。
 
最初はそうかなとも思ったのですが、私としては、父親に勘当された状況をデフォルメして表現したシーンだと思います。

チャーリーとチョコレート工場で荒野に歯医者の建物がある理由は?

それではなぜ、父親の歯医者の建物は荒野にポツンと建っていたのでしょうか?その理由を考察してみました。

息子と顔を合わせる可能性がない場所を選んだから

移動先に荒野を選んだ理由を考えてみたんですが、ウィルバーは「自分に息子はいなかったことにしよう!」と考えて、息子に会うことのない人生を選ぼうとしたんじゃないでしょうか。

他人から見れば厳しすぎて常軌を逸した躾をする毒親に見えますが、優秀な歯科医のウィルバーとしては息子への最大の愛情を表現していたのかもしれません。

それを拒絶されたとき、ウィルバーもまた息子を拒絶したのだと思います。だから息子に会う可能性がない場所を選んで生きることにしたのでしょう。

息子がショコラティエになるなら、彼が住む場所は人がたくさんいる場所です。息子に会わないで済むよう自分が荒野に移り住んでも、歯医者として腕がよければ暮らしていけると考えたのではないでしょうか。

父親の孤独を強調するという理由もあるのでは

父親が雪の中にポツンと一軒だけ凍りついたような家で暮らしているという演出は、その孤独さを強調する意味もあると思います

実は息子のほうも非常に孤独で、都会の真ん中にいるものの、スパイを恐れてウンパ・ルンパ以外の普通の人間とつきあおうとしません。似たもの親子なんですよね。

青白い顔や変わった髪型・服装で話す内容もどこか世間の人とはズレているウィリーと、口の中を見て初めてそれが息子だと気づくウィルバー。どちらも変わり者どうしだと思いませんか?

貧乏すぎて引っ越すこともできないけれどあたたかい家族に囲まれているチャーリーと、自分が生きたい場所に行って好きなことをして稼いでいても孤独なウォンカ親子は、非常に対照的に描かれていると思います。

ウィルバーは『チャーリーとチョコレート工場』だけに登場する映画オリジナルのキャラクターですが、物語に深みを与える存在になっていますね。

チャーリーとチョコレート工場家が消え荒野に建物はなぜかまとめ

映画『チャーリーとチョコレート工場』ではウィリー・ウォンカが家を出た時点で、突然家がまるごと消えていました。また、父親の歯医者に行ってみると、そこは雪の積もる荒野に一軒だけ建物がありました。

ウィリー・ウォンカの家がまるごと消えた理由は、父親が息子の夢を受け入れられず、自分とその家を同じ国の別の場所に移動させてしまったからです。

父親の歯医者が雪の荒野の中にぽつんと建っているのは、父親が息子に会わずに暮らせる場所として選んだからではないでしょうか。孤独感の強調という意味もありそうです。

以上、チャーリーとチョコレート工場の家の謎についての考察でした!

 

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