『ベルセルク』のセルピコはファルネーゼと実の兄妹なのでしょうか？
血はつながっている？
またセルピコの母親が死亡した理由はなんなのでしょうか？
セルピコの強さについても、みなさんが気になっていることをネタバレ含めて徹底解説していきます。
ベルセルクのセルピコはファルネーゼの兄弟？
『ベルセルク』のセルピコはファルネーゼの兄弟なのでしょうか？
ファルネーゼに拾われ護衛になった
セルピコはファルネーゼに拾われ護衛になりました。
セルピコは下町のスラム出身で、ミイラのようにやせ細った母親と二人で暮らしていました。
母親からは毎日のように貴族の落とし種である事と、貴族としての誇りを持つようにと言い聞かせられていて、心中うとましく思っていたみたいです。
母親は寝たきりなので、セルピコが二人分の食料を調達するために盗みを働いていました。
ある日、食料争いを巡って浮浪児（ふろうじ）の集団から暴行をうけ、雪の中で倒れているところをファルネーゼに拾われて、ファルネーゼの従者（じゅうしゃ）となります。
運命の出会いですね。
ファルネーゼの従者となって以降はファルネーゼのわがままに振り回されながら、貴族社会で成長していきます。
だが、母親からゆずり受けた首飾りにより、当主フェディリコの非嫡出子（ひちゃくしゅつし）であることが判明します。
ファルネーゼの父親フェディリコが召使いに産ませた異母兄妹
セルピコはファルネーゼの父親フェディリコが召使いに産ませた子供で、ファルネーゼとは異母兄妹になります。
セルピコはファルネーゼに拾われてから、与えられた役割をこなしていく中で、ある日母親からゆずり受けたペンダントにより、非嫡出子（ひちゃくしゅつし）である事が判明します。
ファルネーゼの父親と当時侍女（じじょ）であったセルピコの母親が密通していたみたいですね。
フェディリコ本人も知ることとなり、セルピコに対してこの事実を口外する事と、ヴァンディミオン姓を名乗る事を禁じました。
ヴァンディミオン姓を名乗る事を禁じた理由として、権力争いの火種になることを避けたかったみたいです。
なので、セルピコが非嫡出子（ひちゃくしゅつし）であることは、フェディリコとセルピコ、母親の3人だけが知る事実となりました。
セルピコはファルネーゼが好き？恋愛感情はあるのか
セルピコはファルネーゼのことが好きなのでしょうか？
ファルネーゼに拾われてからセルピコとファルネーゼは主従関係になり、セルピコを常にそばに置き、ファルネーゼの身の回りの世話もセルピコにさせています。
ずっと一緒にいることから、ファルネーゼはセルピコにだけ気を許すようになり、一度ファルネーゼから告白しますが、セルピコは異母兄妹であることを知っているため断ります。
実の妹になるわけですから、断って当然ですよね。
ただ、セルピコは異母兄妹であることを知っていますが、ファルネーゼは知らないためセルピコに拒絶されたと思い傷ついてしまいます。
セルピコも異母兄妹であることをファルネーゼに言えたら、楽なのですが口外を禁じられているので、ファルネーゼに伝えられないもどかしさはありますよね。
ファルネーゼを「傷つけてしまった」と後ろめたさを感じており、またファルネーゼの兄としての自覚から、目立たぬようにファルネーゼをフォローし続けることを自分に課すようになります。
なので、ファルネーゼのことを大切な存在とみているのは間違いないですが、恋愛感情というより手のかかる妹として見ているようで、恋愛に発展はしなさそうです。
ベルセルクのセルピコはなぜ母親を死亡させた？
『ベルセルク』のセルピコはなぜ母親を死亡させたのでしょうか？
セルピコは自ら母親を火あぶりにした
セルピコは自ら母親を火あぶりにしました。
「聖鉄鎖騎士団」の活動の一つである邪教徒狩り（じゃきょうとがり）によって、多くの邪教徒を捕えますが、その中にセルピコの母親もいました。
母親と長年疎遠（そえん）だったため、久しぶりの親子の再会を果たし思わず「母様」とつぶやいてしまいますが、そのつぶやきをファルネーゼは聞き逃しませんでした。
セルピコに自身の手で母親を火刑にするように命じます。
怖すぎる命令ですよね。
セルピコは母親を助けるかファルネーゼに仕え続けるかの選択を迫られ、母親を火刑にすることを選びます。
普段は冷静沈着なセルピコですが、自分の手で母親に火をつける際は焦りを隠せずにいました。
この出来事があってから、火がトラウマになってしまい、暖をとるための焚き火ですら背を向けて座るほど心に傷を負ってしまいます。
ファルネーゼの命令に従い過去と決別
セルピコはファルネーゼの命令に従い過去と決別します。
ファルネーゼの命令で自分の母親を火刑にする選択し、ファルネーゼに仕え続けることを選びました。
セルピコ自身も苦渋（くじゅう）の選択ではありましたが、貴族として生きる覚悟を含めた選択のようにも個人的に感じました。
またそんな命令をしたファルネーゼを恨んでもよさそうですが、恨むどころか陰ながら見守っているところを見ると、ファルネーゼに対して恩義（おんぎ）を感じているように見えます。
ガッツ達と共に旅をするようになりセルピコとファルネーゼは人として成長し、関係性も変化してきていますが、この先どうなっていくのか楽しみながら見ていきたいですね！
ベルセルクのセルピコの強さは？
『ベルセルク』のセルピコはどれくらい強いのでしょうか？
セルピコは３度にわたりガッツと対等に渡り合う
セルピコは3度にわたりガッツと対等に渡り合います。
始めて戦ったのはガッツがファルネーゼをさらった時に戦いますが、最初は「無理だ」と言って帰ろうとするセルピコですが、一瞬の隙をついてガッツの頬に傷を負わせます。
曲者感（くせものかん）ありますよね。
２度目の戦いは「聖鉄鎖騎士団（せいてっさきしだん）」の活動の一つである邪教徒狩りをしていた時にガッツと再会し戦います。
セルピコが巧みにガッツを細い道に誘いこみ「ドラゴンころし」を封じ込めます。
作戦勝ちです。
「ドラゴンころし」を封じ込まれたガッツはボウガンを駆使して戦いますが、セルピコの凄まじい早さの攻撃に苦戦を強いられてしまいます。
あまりの素早さにガッツを驚愕（きょうがく）させていました。
３度目はガッツが「ヴァンディミオン家」を訪れた際に戦い、２度目の戦いと同じように「ドラゴンころし」を封じ込めるため、石柱が多い部屋での戦闘に持込みます。
戦いの最中にガッツもセルピコのことを強敵と再認識して危険を感じたため、「狂戦士の甲冑」の力が目覚めそうになります。
現在は常に装備するようになっている呪物「狂戦士の甲冑」の力が目覚めそうになるほどにガッツを追い込んだことからも、セルピコの強さがうかがえますね。
ずる賢さと身軽さが武器
セルピコはずる賢さと身軽さが武器です。
ガッツは大剣による戦闘を得意としますが、セルピコはレイピアなどのスピードに特化した武器を得意とし、ガッツも驚愕（きょうがく）するほどの素早さを持っています。
装備も「霊樹の館」に立ち寄った際に「シルフェの剣」という強力な武器を授かっています。
「霊樹の館」はシールケの生まれ故郷の森の中にあるようです。
「シルフェの剣」はほうきのような見た目をしていますが、一振りするだけで「かまいたち」を発生させて相手を切り裂けるほどの殺傷能力を持っています。
また「シルフェのフード」という防具も授かっており、攻防どちらも優れた装備を手に入れて、ますます強さに磨きがかかってきています。
ずる賢さについてもガッツとの戦いで狭い道に誘い込み「ドラゴンころし」を封じこめるなど、心理戦も得意です。
セルピコは素早さ・頭脳・殺傷能力と、どれも高レベルで持ち合わせているので、『ベルセルク』に登場している人物の中でも強さでいったら上位に入るのではないでしょうか。
ファルネーゼを守るため戦う
セルピコはファルネーゼを守るために戦っています。
頼もしくかっこいい兄ですよね。
今まではファルネーゼを守らなくてはいけないという使命感を持っていましたが、ガッツたちと共に旅をしていく中でファルネーゼの成長を感じるようになり、心境が変わってきます。
ファルネーゼが成長して自立しようとしているので、ファルネーゼを見守るのも大事だと考えるようになります。
ファルネーゼがいい方向に変わってきているので、セルピコ自身も変わらなくてはと気づかされたようですね。
自分の子供を見守る親のようにファルネーゼに対して思いやりを持っており、強くて優しいセルピコが人気があるのも分かりますね。
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ベルセルクのセルピコの母親との関係や強さまとめ
『ベルセルク』のセルピコの母親との関係についてまとめました。
- スラム出身で、ミイラのようにやせ細った母親と二人で暮らしていた
- 雪の中で倒れているところをファルネーゼに拾われる
- ファルネーゼとは異母兄妹だった
- セルピコ自身の手で母親を火あぶりにした
セルピコは実の母親を火あぶりにしましたが、ファルネーゼはこのことについてどう思っているのか気になりますね。
セルピコの強さについてまとめました。
- ガッツと３度にわたり対等に渡り合うほどの強さ
- ずる賢さと素早さが武器
- 「ドラゴンころし」を封じこめるなど、心理戦も得意とする
- 装備も充実しており、『ベルセルク』内でも屈指の強さ
優しくて強いセルピコですが、その上顔もイケメンなので人気があって当然ですよね。
