『ベルセルク』に登場してくる骸骨の騎士は喚び水の剣でやらかした戦犯だった?
本当に骸骨の騎士のせい?それとも利用されただけ?
また骸骨の騎士の正体や過去について、みなさんが気になっていることをネタバレありで 徹底解説していきます。
ベルセルクの骸骨の騎士は喚び水の剣でやらかした戦犯?
『ベルセルク』の骸骨の戦士は喚び水の剣でやらかした戦犯なのでしょうか?
骸骨の騎士とは?
骸骨の騎士とはどういった人物なのでしょうか?
「5人の御使いに仇名すもの」と自称しており、1000年間に渡りゴットハンドや使徒と敵対しています。
ゴットハンドや使途と長年敵対していることから分かるように、かなりの実力者です。使徒の中では最強のゾッドとも互角に渡り合い、お互いライバルとして認め合っています。
ゾッドは化け物なみの強さですから、骸骨の騎士も相当強いですよね。
見た目は髑髏(どくろ)と骸骨(がいこつ)の甲冑で身をおおい、浮き彫りのバラをあしらった剣と盾を持っています。
またキャスカとガッツを「蝕」から救い出したり、異次元へ入り込んだガッツを救ったりと、神出鬼没でガッツ達を助ける行動をしていますが、意図は謎のままです。
その他にもガッツの出生を把握していたりと、何かしらガッツとの関わりがありそうですが、まだ明かされていません。
喚び水の剣を自ら集めたベヘリットで錬成
骸骨の騎士は自ら収集したベヘリットで「喚び水の剣」を錬成(れんせい)しています。
使途の所有するベヘリットを集め、甲冑内に溜めて練り上げることで「喚び水の剣」を作り上げました。
複数のベヘリットが溶け合い、いばらが絡みついた形状をしており、独特で複雑な剣となっています。
この「喚び水の剣」は空間を斬る能力があり、通常では入れないような、幽界への入り口を開くことが出来たり、空間を斬ってワープすることができたりします。
すごい便利で個人的に欲しいと思ってしまいましたw
ただ、本来の目的はゴットハンドを葬るために作成したもので、骸骨の騎士の切り札的な武器になります。
グリフィス(フェムト)討伐に失敗した戦犯
骸骨の騎士はグリフィス(フェムト)討伐に失敗した戦犯と言われています。
シャーン帝国の王ガニシュカがゴットハンドに宣戦布告をしたため、フェムトがクシャーン帝国に攻め入るシーンがあります。
ガニシュカは使徒でありながら、ゴットハンドに匹敵するほどの実力を持っており、使徒の中でも屈指の実力者です。
ガニシュカとフェムトが戦う間に骸骨の騎士はフェムトを奇襲し、「喚び水の剣」で斬り付けます。
しかしフェムトは骸骨の騎士の斬撃をガニシュカに向けてワープさせました。
フェムトは空間を操作して骸骨の騎士の攻撃をかわし、呼び水の剣の斬撃がガニシュカに襲い掛かることになったわけです。
ガニシュカを葬ることに利用されたうえ、ガニシュカが内包していた幽界が斬撃であふれ出して現世と幽界の境目が取り払われてしまい、混沌の世界へと変貌してしまったのです。
これらの大事件の引き金になる斬撃を繰り出してしまった骸骨の騎士のことを、一部のファンは「戦犯」と呼ぶようになりました。
ベルセルクの骸骨の騎士の正体をめぐる考察
『ベルセルク』の骸骨の騎士の正体をめぐる考察をしてみました。
①ガイゼリック王説
もっとも有力なのがガイゼリック王説です。
ガイゼリック王は1000年前に大陸全土を支配し、歴史上最大の帝国を築いて、恐怖の対象となるほどの暴君であったと言われる歴史上の人物です。
覇王と称される伝説の大英雄でもあります。
ガイゼリック王は出陣の際に、髑髏(どくろ)を模した甲冑を身に着けていた事から、「ドクロの王様」というおとぎ話として広く知られていました。
まさに骸骨の騎士の見た目も、ドクロなのと甲冑などを身に着けて王様のような出で立ちをしており、「ドクロの王様」というおとぎ話が骸骨の騎士のことであるかのようにも感じ取れます。
また、第362話「花吹雪(はなふぶ)く王」にて、『狂戦士の甲冑』がガッツに受け渡されたときに前の所有者の記憶を追体験するシーンがあり、それが骸骨の騎士でした。
記憶の追体験では、「蝕らしき空間」、「自分の手の中で死んでしまった美しい女性」、「現在とは異なるメンバーのゴットハンド達」「現在と変わらない姿のボイド」などの記憶がありました。
記憶から戻ってきたガッツに対して、骸骨の騎士は「御前が目にしたもの それは嘗(かつて)の愚かな王の終わりにして 果て無き夜をさまよう亡者の始まりだ」と語りかけました。
自分自身を「愚かな王」と称していることから、骸骨の騎士が昔は王様であったことが分かります。
「ドクロの王様」というお伽話・昔は王様だった、ということから骸骨の騎士=ガイゼリック説がありますが、明言はされていないため、あくまで推測です。
ただ、1000年に渡ってゴットハンドと敵対しているという点も、1000年前にガイゼリック王として実在していたなら、時系列も合うと思うのでかなり有力なのではと個人的には考えています。
②ガッツ説
次に有力なのが未来から来たガッツ説です。
骸骨の騎士は何故か、ガッツの出生を把握していたり、神出鬼没に現れてはガッツやキャスカを助けたりとガッツの味方であるような行動をとることが多くあります。
当初、読んでいた時はなぜ助けるのだろう?と疑問に思っていました。
ですが、ガッツという自分自身・それとキャスカという愛する人を想っての行動だとすれば、筋は通っているように感じました。
また骸骨の騎士とガッツは、狂戦士の甲冑の所有者・ゴットハンドへの復讐・魔女や妖精と関係がある、といった共通点が多々あります。
これらの共通点やガッツ達に対しての行動など、骸骨の騎士が未来からきたガッツであれば、納得できる部分もありますが、ボイドとの因縁・昔王様だったという点は説明できません。
そもそも未来からどうやって来たのか?ガッツと比べて巨体すぎないか?など、今後においても説明が難しい部分もかなりあるので、この説は可能性として低いように感じます。
まだ謎が多く明かされていない点があり何とも言えない部分もあるので、早く明かされて欲しいですよね!
③妖精の島の王説
次に、妖精の島の王説があります。
骸骨の騎士が妖精の島を訪れ、妖精の島の大魔導士ゲドフリンに対して、「その面持ち覚えがある ヴィドの息子か」と語りかけるシーンがあり、幼い頃のゲドフリンを知っているようでした。
また妖精の島出身のパックが骸骨の騎士に対して、エルフの気配を感じ取っています。
これらのことから、妖精の島とは深い関わりがあるようで、骸骨の騎士が昔王様だったことも含めると、妖精の島の王だったことは可能性としてありそうです。
ただ、明かされていない謎が多すぎるため、あくまで可能性にすぎません。
やらかし=ガイゼリック王がボイドを誕生させた説が有力
やらかし=ガイゼリック王がボイドを誕生させた説が有力です。
ガイゼリック王については「ドクロの王様」というおとぎ話によって、後世へと言い伝えられています。
おとぎ話の内容は
ガイゼリックが覇王と呼ばれていた頃、悪政によって国民を苦しめ、贄の限りを尽くしていました。
それに見かねた「賢者」がガイゼリックを諫(いさ)めたところ、ガイゼリックは「賢者」を断罪の塔へ幽閉し、ありとあらゆる拷問をしました。
凄まじい拷問に耐えながら、「賢者」は祈り続けたところ、4人の天使が舞い降り、雷と大地震で帝国を一夜にして消し去り、ミッドランドという巨大な都市を地中深く沈めました
という内容になっています。
このおとぎ話の「賢者」として登場する人物こそが、ボイドではないかと言われています。
ガッツが狂戦士の甲冑の記憶を追体験した時、ゴットハンドであるボイドの姿も映っていました。
今でこそゴットハンドの天使長となったボイドですが、その時の姿はまだ人間でした。
ゴットハンドとなったボイドは脳みそが剝き出しで、瞼(まぶた)は縫い付けられており、鼻や唇がそぎ落とされた顔をしています。
かなりグロテスクな顔です。
恐らく生前に拷問をされた傷跡が残ったままゴットハンドへと変貌してしまったと推測します。
拷問をされた傷跡・骸骨の騎士とボイドとの因縁・昔愚かな王だった、といったようにこの説には納得できる点が多々あります。
まだこの説についても明言はされていないため、確定ではありませんが、明かされる時を考えるとワクワクが止まりませんね!
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まとめ
『ベルセルク』の骸骨の騎士が喚び水の剣でやらかした戦犯だったかについてまとめました。
- 骸骨の騎士は1000年間に渡りゴットハンドや使途と敵対している
- 「喚び水の剣」は空間を切り裂く特殊な力がある
- フェムトを奇襲したが、斬撃をワープされガニシュカを斬ってしまった
- ガニシュカを斬ったことにより、混沌の世界へと変貌させてしまった
骸骨の騎士も相当の実力者ですが、骸骨の騎士の奇襲さえも利用してしまうフェムトは少し次元が違うようで、誰が倒せるのでしょうか?ww
骸骨の騎士の正体や過去についてまとめました。
- 「ドクロの王様」というおとぎ話に出てくるガイゼリック王の可能性が高い
- ゴットハンドの天使長ボイドとは深い因縁がある
- 骸骨の騎士が人間だったころ、ボイドを拷問したことで、ボイドはゴットハンドになった
未来からきたガッツ説も面白い考察ですが、個人的にその可能性は低く、覇王ガイゼリックだったのではと思います。