八咫烏シリーズ『烏は主を選ばない』から登場する路近(ろこん)は、見た目がいかついので脳筋タイプのキャラクターだと思っていませんか?
実は路近は、剣を持てば澄尾と同等かそれ以上に強く、頭のキレも尋常でなく鋭い理論派というめちゃくちゃ優秀な八咫烏なのです。
いったいどんな環境で怪物・路近が生まれたのか?について詳しくご紹介します。
八咫烏シリーズ『烏は主を選ばない』の路近(ろこん)とは?
🪶アニメ「烏は主を選ばない」🪶
— アニメ『烏は主を選ばない』NEP公式 (@nep_yatagarasu) March 5, 2024
📣キャスト発表
📿長束の護衛
路近役を演じるのは#白熊寛嗣 さん!
▼キャラ紹介はこちらhttps://t.co/Ab5KQUrLAL#烏は主を選ばない #yatagarasu pic.twitter.com/QNVqbXHBly
八咫烏シリーズの路近について、『烏は主を選ばない』の登場時から最新刊までの情報をもとに詳しくご紹介します。
南橘家の長男・路近(みちちか)として生まれる
路近の本名は「南橘の路近(みなみたちばなのみちちか)」といいます。
山内の東西南北4つの所領のうち南領を統治する南家の分家の一つ、南橘家の長男です。
南家は外界(人間界)との交易を一手に引き受けている家ですが、実際に交易を行っているのは数多くある分家筋で、本家は分家の利害の調整役という立場です。
南橘家は交易の実務を手掛ける中でも非常に裕福な分家の一つであり、お屋敷は豪華で広々しています。
路近は長男なので、生まれたときから大貴族の跡取り息子として育ちました。
出家して路近(ろこん)と名乗り長束に仕えている
路近は出家して「みちちか」を「ろこん」に改め、若宮の兄・長束(なつか)の護衛になりました。
路近は元服すると勁草院に入峰(にゅうぶ、入学すること)して首席で卒業しています。
勁草院は山内衆という宗家(皇族)直属の護衛を養成する機関なのですが、路近は山内衆にならずに長束の護衛となりました。
長束は山内の次期帝となる日嗣の御子・若宮の異母兄です。
『烏は主を選ばない』の10年ほど前までは長束自身が日嗣の御子だったのですが、弟の若宮が「真の金烏」であると神官たちに認められたため地位を返上。
出家して明鏡院というお寺の院主になっています。そのお寺には警護の神兵が配属されているのですが、路近も出家して「ろこん」に改め、長束の護衛になりました。
長束にわずかでも危険が迫るとためらいなく大太刀を振るい、相手の胴を一刀両断します。刻々と変化する事態に対する読みの冴えと、すさまじい剣技が一瞬で繰り出される様子は圧巻です。
八咫烏シリーズの路近の強さ・能力は?山内最強?
今週は烏主の更新があるタイプの金曜日があるタイプの週 pic.twitter.com/F2amWfHfX6
— 松崎夏未🐦⬛烏主⑤巻 (@m2zkna) April 3, 2024
あくまで個人的な見解ではありますが、路近は八咫烏たちが住まう「山内」という世界では最強の人物ではないかと思われます。
路近は理論派で天才的頭脳の持ち主
路近は武人として腕が立つだけでなく頭もキレるのですが、感情よりも理論を重んじる人間です。
他人への思いやりが欠けているので、サイコパスと言ってもいいと思います。
たとえばかつての路近は、南橘家の使用人や勁草院で自分の世話をする後輩に対して、常に自分の命令に完璧に応えることを求めていました。
少しでも結果に満足できないと、なぜ命令をきちんと遂行できなかったのか一応理由をたずねます。
その答えに満足できなかったり筋の通らない言い訳をしたり嘘をついたりすると、命令を守れなかったからという理由で罰として殴る蹴るの暴行を加えるのです。長年仕えてきたものに対しても、です。
もちろん両親や乳母はそういった行いを注意してやめさせようとするのですが、「自分は主人として当然の命令をしているだけ」「使用人の代わりはいくらでもいる」と自分の考えや行いを変えません。
とんでもなく傲慢な御曹司ですよね。でも、一応筋はとおっているので誰も反論できないところが怖いです…。
武術の教師を打ち負かす
路近は元服前に武術の教師に重傷を負わせました。
父親が注意しても路近の傍若無人な行動は変わらなかったため、とうとう外部の武人を呼んで武術を習わせ、「より強い力で制される」経験を積ませようということになりました。
これが路近に対しては完全に裏目に出ます。
しばらくの間は大人しく先生から武術を習っていた路近でしたが、習うべきことを習うと、教わった武術で先生をコテンパンにやっつけてしまいました。
その後やってきた講師たちも、相手が命の危険を感じて逃げ出したり重傷を負うまで打ち負かします。こうなるともう誰も路近を止めることができません。
父親は、路近がとんでもないことをしでかさないうちに南橘家秘伝の毒で殺そうとしますが、路近は感づいて「なぜこんなことをするのですか」と父親を冷静に問い詰めました。
「父上、これをお飲みください」と毒の入ったお椀を静かに父に差し出す路近が怖すぎるんですよ。。さすがに父親は殺されなかったのでほっとしましたが。
それ以来路近は「どんなときに人間は人を殺したくなるのか」を研究し続け、勁草院の後輩の翠(みどり、のちの翠寛)をターゲットにさまざまな嫌がらせを繰り返しました。
知的探究心の現れではあるのですが、これは絶対研究対象になりたくないですよね…。
勁草院を首席で卒業
路近は勁草院を首席で卒業した優秀な人物です。首席で卒業するには武人として優れているだけではだめで、勉学でも良い成績をおさめる必要があります。
路近は武術も学術も申し分ない成績を収め、後輩たちからも大いに慕われて勁草院を卒業しました。
これらはすべて、路近が清賢に出会ったことによる結果です。
南橘家で持て余しものになっていた路近でしたが、清賢に出会ったことがきっかけで勁草院に入峰します。
しかし弟が忍び込ませた刺客3人を一人で退治する、同室の後輩をいじめ倒すなど行動は変わっていませんでした。
そこで清賢が勁草院に院士(教師)として赴任し、路近の対応にあたることとなります。
清賢は路近が求めていた賢さを持つ人物で、二人は丸一日同じ場所から動かずに議論を続けていたことさえありましたw
路近は初めて詩文を習った師匠以来、久しぶりに自分の知的好奇心を受け止めてくれる存在に出会えて嬉しかったのではないでしょうか。
清賢の指導に従って生活態度や暴力的な行動を改め、後輩たちに惜しまれつつ勁草院を首席で卒業することになります。
路近の強烈すぎるエピソードは他にも色々あるので、ぜひ『烏の緑羽』で読んでみてください!
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『烏は主を選ばない』は、同じ時系列で同時進行する姫宮たちの物語『烏に単は似合わない』と表裏一体のストーリーになっています。
2024年のアニメはこの2作品をまとめて映像化しますので、せっかく小説を読むなら2作品とも読むのがおすすめです。
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八咫烏シリーズ烏は主を選ばないの路近の能力・強さまとめ
八咫烏シリーズの『烏は主を選ばない』から登場する路近について、能力や強さを含め解説してきました。
- 南橘家の長男・路近(みちちか)として生まれる
- 出家して路近(ろこん)と名乗り長束に仕えている
- 路近は理論派で天才的頭脳の持ち主
- 武術の教師を打ち負かす
- 勁草院を首席で卒業
作品中で何か事件が起きるたびに路近が顔を出すのですが、その時のコメントがいかにも冷徹な観察者という印象で、路近に共感を求めてもだめなんだった!と気付かされます。
シリーズの最後に路近はどうなっているのか?興味が尽きないので、これからも追いかけていきたいと思います。