チャーリーとチョコレート工場のオマージュやパロディ映画・パクリネタまとめ

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

2005年の映画『チャーリーとチョコレート工場』にはさまざまな映画へのオマージュシーンが登場します。

また、この映画を元にしたパロディやパクリのネタも登場していますので、どんなものがあるか調べてみました!古いものから新しいものまで色々あって、なかなかおもしろいですよ~

広告

 

チャーリーとチョコレート工場に出てくるオマージュシーン

チャーリーとチョコレート工場には、監督を務めたティム・バートンの過去作へのセルフオマージュや名作と言われる映画へのオマージュシーンがたくさん出てきます。

ネット上で見つけた指摘をまとめました。

バットマン

1989年の『バットマン』でジョーカーという悪役が使ったのが「Simlex」という毒ガスです。

実は『チャーリーとチョコレート工場』では同じ名前の歯磨き粉が工場で大量に生産されていて、そこに蓋をつける仕事をしていたのがチャーリーの父親でした。

この映画はティム・バートン監督の作品ですが、相当なファンか映画に詳しい人でないと気づかないネタですね!

スリーピーホロウ

ウィリー・ウォンカの丸いメガネは、1999年の『スリーピーホロウ』の主人公イカボット・クレーン刑事の丸メガネからインスパイアされたものと言われています。主役を務めたのがジョニー・デップということも共通点ですね。

『スリーピーホロウ』もティム・バートン監督の作品で、ワシントン・アーヴィングの小説『スリーピー・ホロウの伝説』(アメリカ人なら誰もが知っている首なし騎士の話)を元に、監督が独自の脚色とストーリーを加えたホラー映画です。

シザーハンズ

工場に子どもたちを迎え入れたとき、ウィリー・ウォンカの右手がシザーハンズになってリボンをカットしています。

1990年の『シザーハンズ』もティム・バートン監督の作品。無垢な心を持つ人造人間と少女の交流を描いたファンタジー映画です。

リボンカットのときウォンカは後ろを振り返るのですが、ずっとタッグを組んで映画を作ってきたティム・バートン作品を「振り返る」ニクい演出だという指摘を見つけて、おおー!と感心してしまいました。

完成間近で発明家が亡くなってしまったため、両手がハサミのまま残された人造人間のちょっぴり悲しいストーリーなんですよね。

ベン・ハー

チョコレートの川を竜の落とし子の船で下っていくシーンで大勢のウンパルンパが船を漕ぐ様子は、1959年に公開された映画『ベン・ハー』でユダ・ベン・ハー役のチャールストン・ヘストンが罪人としてガレー船を漕いでいたシーンへのオマージュではないか、という意見も見つけました。

確かに、似ていますね。ただ、この映画に限らずガレオン船のシーンがある映画では時折見られるシーンかもしれません。

ベルーカ・ソルトがリスを捕まえようとして襲われる場面は、アルフレッド・ヒッチコック監督の1963年の映画「鳥」で女性が鳥に襲われるシーンへのオマージュではないか、という考察も見つけました。

私は「鳥」を見たことがありますが、鳥に襲われて女性が超パニックになる様子が恐ろしくて…。しばらくはカラスに近寄りたくなくなりました。

個人的には、劇場版名探偵コナン『世紀末の魔術師』で怪盗キッドが白い鳩だらけになるシーンのほうがヒッチコックの映画に似てると思うんですけどね。

2001年宇宙の旅

真っ白なテレビ室の中ででウンパルンパが見ているのは2001年宇宙の旅そっくりの映画です。監督は謎の真っ黒な謎の石板モノリスをウォンカバーに置き換えて映してみるなど、楽しく遊んでいます笑

『2001年宇宙の旅』は1968年に公開され、当時の年間世界興行収入で1位を記録したそうです。今では映画史に残るSF映画の古典として、日本の文部科学省が「特選」に指定している唯一のSF映画だそうですよ。

この映画を見てみましたが、難しすぎて……よくわかりませんでした。音楽が壮大で素晴らしいし、物語のスケールが大きいこともわかるんですが、映画を1回見ただけでちゃんと理解できる人がいたら尊敬します。

ザ・フライ

1986年の映画『ザ・フライ』は、物質転送機「テレポッド」を開発中の天才科学者セス・ブランドルの物語。『チャーリーとチョコレート工場』に出てくる人間を転移させる機械はこの作品へのオマージュではないかと思われます。

テレポッド実験は無機物では成功していたものの、有機物ではうまくいっていませんでした。ある日恋人と元カレの関係に嫉妬してヤケを起こしたセスは、自ら実験台となり自分の体を転送。

直後は有機物での実験に成功した!と思われたのですが、テレポッドに紛れ込んでいた一匹の「ハエ(fly)」と遺伝子的に融合してしまい……という悲劇の物語です。

「Be afraid. Be very afraid.(怖がってください……とても、とても怖がってください……)」というキャッチコピーのとおり、どんどん気持ち悪くなっていく映画です(汗

サタデー・ナイト・フィーバー

1977年公開の『サタデー・ナイト・フィーバー』といえば、このポーズですよね!マイク・ティービーが転送機に吸い上げられるときのポーズが同じポーズなのではないか、という考察を見つけました。

ただ、ポーズを決めようとするものの宙に浮かんでいるので全然できてないような?感じがします。

サイコ

『サイコ』は、その恐ろしいシャワーシーンで有名な作品です。テレビに閉じ込められたマイク・ティービーがめった刺しにされるシーンは、この映画へのオマージュではないかという意見を見つけました。

1960年に発表された『サイコ』は、1963年の『鳥』と並び称される、アルフレッド・ヒッチコック監督の最高傑作の一つ。

有名なシーンが見たくて動画を探し当てたところまでは良かったのですが、怖いシーンがいきなり始まりますので注意してご覧くださいね!

ビートルズ・クイーン・KISS

ビートルズやクイーン、KISSなどのロック・バンドへのオマージュシーンもありました。

ビートルズ

マイク・ティービーが退場したあとウンパルンパが歌う曲はビートルズやクイーンを思わせるロックチューンでした。

ビートルズ風4人組のカラフルな衣装が印象的ですよね。

クイーンのフレディ・マーキュリー風衣装

マイク・ティービーがテレビに転送された後にウンパルンパが歌った曲では、クイーンのフレディ・マーキュリーを思わせる衣装も登場しました。

KISSのジーン・シモンズ風ロック舌

世界一のロック舌を持つ男、KISSのジーン・シモンズを思わせる舌出しシーンもありました。

ジーン・シモンズは、あまりに長い舌を持っているため牛の舌を移植して舌を伸ばしたという都市伝説まで生まれました(もちろん真実ではありません)。

13歳のとき、自分の舌が特別に長いことに気が付き、それが女の子にモテる特徴だと気づいたとか。シモンズとキスしたらどんな感じなんでしょうかね?!

マイケル・ジャクソン

これはジョニー・デップが完全否定していることですが、ウィリー・ウォンカがマイケル・ジャクソンに似ていると噂になりました。

映画が公開された当時、マイケルは少年に対して性的な虐待行為を行った疑いで裁判が続いていましたが、背中の痛みを訴え父親に支えられなければ出廷できないほど衰弱していました。この弱々しい姿と、白塗りのウォンカの顔が似ていたのでしょうか。

デップは「数人の人から、似ていると言われて驚いているんだ。予想もしていなかったからね」と語り、ボブのヘアスタイルについて「ただ奇妙に、すごく時代遅れなものにした」と語ってマイケル・ジャクソンのスタイルとは関係ないと否定していました。

チャーリーとチョコレート工場が元ネタのパロディ映画など

『チャーリーとチョコレート工場』を元ネタにしたパロディ映画なども多数登場していますので、ご紹介します。

鉄板英雄伝説 

2007年公開の『鉄板英雄伝説(原題:Epic Movie)』は、『チャーリーとチョコレート工場』のほか『ナルニア国物語 第1章: ライオンと魔女』『ハリー・ポッター』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』などのパクリネタをつなぎ合わせたパロディ映画です。

主人公4人はゴールデンチケットを手に入れてウォンカの工場に招かれ、チョコレートの材料にされることに……?

邦題が『銀河英雄伝説』のパクリというところからして、怪しいニオイがぷんぷんしますね!パロディ映画をたくさん作っている監督・スタッフによる映画なので、非常にテンポよくバカバカしいネタが繰り出されます。

予告の1分過ぎからが『チャーリーとチョコレート工場』ネタになってます。

かいけつゾロリのチョコレートじょう

原ゆたか氏作・絵の大人気作、かいけつゾロリシリーズ6『いけつゾロリのチョコレートじょう』は、1990年に発表された作品です。

正確には映画のパロディではなく、ロアルド・ダールの原作『チョコレート工場の秘密』のパロディですね。

くじでチョコレート城をあてたゾロリは、北の寒い土地へと城をとりにいきますが、そのとちゅうには、おそろしいワナが・・・!

ということで、チョコレートを買ってくじを引くという設定が原作からそのまま引き継がれていますよね。原作よりも年齢が低めの子どもに読みやすい本だと思います。

トムとジェリー 夢のチョコレート工場

ウィリー・ウォンカのチョコレートは、世界中のこどもたちに大人気!ライバル会社にそのおいしさの秘密を盗まれないように、ウォンカは工場を閉めてしまった。ウォンカの工場は謎につつまれていた。
ところがある日、ウォンカのチョコレートに5枚だけ入れられた“ゴールデン・チケット”をみつけた子には、秘密の工場にご招待!というお知らせがあったため、世界中のウォンカチョコレートはあっという間に売り切れ、出荷が追いつかないほど。貧しいけれど心やさしい少年チャーリーは、トムとジェリーの助けもあり、見事ラッキーな5人のうちの1人に選ばれた。トムとジェリーもチョコレート工場に潜入し、おいしいお菓子が作られる夢の世界への旅がはじまる。

2017年に公開された『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』は、トムとジェリーの助けを借りてチャーリーがチョコレート工場に行くという、トムとジェリーが映画の世界に入り込んだような設定の映画です。

ただし、ここで元ネタになっている映画は1971年に公開された『夢のチョコレート工場』のほうです。こちらは全編ミュージカル仕立てで、ウンパ・ルンパだけでなく登場人物がみんな歌うんですよね。

なのでウィリー・ウォンカ役は元歌のおにいさんの横山だいすけさんが務め、話題になりました。

アニメーションの絵はトムとジェリーと同じシンプルでバタ臭い(?)絵なので好みが分かれるかもしれませんが、小さい子どもにも理解しやすいと思います。

銀魂185話

銀魂の185話では、チョコレートをマヨネーズに置き換えたようなエピソードが出てきます。

真選組副長、ヘビースモーカーで重度のマヨラーである土方十四郎がマヨリンマヨネーズの工場に招待されるチケットをゲットしようと画策。そこで起きるドタバタが描かれます。

今なら3万個に1枚入っているチケットを見つけた人をマヨリンのお家にご招待!マヨ好きのみんな、どんどんすすってこのチケットを見つけてね!待ってるよ~

工場の扉が開くとそこにはマヨネーズの川が流れていて……という『チャーリーとチョコレート工場』のパロディ妄想全開の土方がかわいいです。

チャーリーとチョコレート工場オマージュやパロディ映画まとめ

2005年の映画『チャーリーとチョコレート工場』には数多くのオマージュシーンがありました。ティム・バートン監督のセルフオマージュあり、過去の名作へのオマージュありと多彩でしたね。

逆に『チャーリーとチョコレート工場』から派生したパロディ映画や1971年公開の映画『夢のチョコレート工場』から派生した作品もあり、原作の『チョコレート工場の秘密』を含めて、どれも愛されている作品だなぁと改めて感じました。

この機会にオマージュの元ネタの作品も少しずつ見てみたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました