カオナシは顔ある?名前の由来や何の神様か正体はサタンなのかを解説

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『千と千尋の神隠し』に出てくるカオナシはすごく不思議な存在です。だって顔があるのに「カオナシ」っていう名前からしておかしくないですか?

そこで名前の由来やその正体について調べてみることにしました。

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カオナシに顔あるよ?なんで”顔なし”なのか由来を調べてみた

カオナシを見て最初に思うこと、それは”カオナシって呼ばれてるけど顔ついてるよね?”だと思います。のっぺりした白いお面のようではありますが、一応顔ですし、口の部分がわずかに動いて笑っているように見えることもあります。

こういう顔があるのに、なぜ「カオナシ」という名前なのでしょうか。

カオナシの顔はお面で本当の顔じゃないから”カオナシ”

カオナシの顔はお面であって、本当の顔が見えないから”カオナシ”だという説が有力です。

白いお面の目と口の位置に穴をあけ、目の上下にピエロのお化粧みたいな薄紫のペイントをつけるとカオナシの顔のできあがりです。

しかしお面なので、カオナシの表情はほとんど変わらず喜怒哀楽があまり伝わってきません。中に入っている人がどこの誰かもわからず本当の顔が見えないので、お面の(仮の)顔はあるけど(本当の)顔はないから”カオナシ”になったという説が有力なようです。

そういえばこげ茶色の短い髪が見えるシーンがあるので、黒い影のようなものの内側に人型の何かがいるのは間違いなさそうです。なので納得できる説明だと思います。

カオナシのお面は鼻から上を覆っているだけ

カオナシの本当の顔はお面の顔の真下にあるわけではなく、口はお面の位置より下にあります。

カオナシが番台とか蛙を飲み込んだときに、そこが口ぃ?!ってびっくりしませんでしたか?首だと思ってたところが突然くわっと口になって、色々飲み込んじゃって。ええーっ!?て感じでしたよね。

銭婆のところでおとなしくケーキを食べているときも、お面の位置より下にある口をあけて食べていました。

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カオナシは何の神様?正体はサタンなのか解説

カオナシの名前の由来はわかりましたが、正体は何なのでしょうか?何かの神様なのかという疑問や正体がサタンなのかについて解説します。

カオナシが半透明なのは何かの神様だから?

カオナシは神様ではありません。その証拠に、カオナシの姿を見た青蛙が「 おぬし!何者だ。客人ではないな。そこに入ってはいけないのだぞ!」と言っています。

千尋が働く油屋は、八百万(やおよろず)の神々専用のお風呂屋さん。なので、カオナシがお客さま(神様)なら「何者だ!」なんて言われないはずです。

カオナシが半透明なのは、その世界での居場所が定まらないからです。千尋も、明かりがついた船を見ている時手が半透明になっていましたよね。

その後異世界の食べ物をたべ、仕事という居場所を得たことで千尋は実体を保つことができていました。カオナシは暴飲暴食してましたが、居場所が定まらないので全身がずっと実体化することはむずかしいんじゃないでしょうか。

カオナシの正体はサタン?根拠が弱いかも

キリスト教やユダヤ教の悪魔(サタン)がキリストを誘惑する様子になぞらえ、カオナシ=サタン説が誕生したようです。

千尋とカオナシが電車に乗るシーンで、動画をスロー再生すると窓ガラスに一瞬「サタン」というネオンサインの文字が写ります。

また、キリストがサタンの誘惑をすべて退けたのと同じように、千尋もカオナシが差し出すものすべてに「いらない」とはっきり断っていました。

これらの点をもとにカオナシ=サタン説が唱えられているようです。

しかしサタンは言葉巧みに人間を誘惑する生き物なので、カオナシとは違うのではないでしょうか。

最も有名なのは、「創世記」でサタンがイブをだまし、善悪の知識の実(りんご)を食べさせたエピソード。神様から「食べると死ぬ」と言われていた木の実を食べさせてしまうほどの話術って……カオナシに駆使できるとは思えません。

カオナシは「あっあっ」というだけでコミュニケーションがとれないので、私はサタンではないと思います

カオナシの正体は映画パンフレットに書かれていた!

カオナシの正体について、公開当時の映画パンフレットにこう書かれていたそうです。

「湯屋のある世界とは別の場所からやってきた謎の男己というものを持たない悲しい存在

他人の声を使わないと意志を伝えられない…主体性がない

また、宮崎監督のコメントで

カオナシは誰の心にも存在する

という言葉もあります。

まず一つわかることは、カオナシが「男」であることですが、そのほかの

・己を持たない
・主体性がない
・誰の心にもいる

というヒントをどう考えればいいのか、さらに色々検索してみました。

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カオナシの正体は”現代人の心の闇”

ネット上を検索してみると、カオナシの正体は、一言でまとめるなら誰の中にもある”心の闇”ではないかという意見が多かったです。

カオナシのモデルになったのは、当時の若者だったと言われているようで

お金で問題を解決しようとする。
コミュニケーションがとれない。
思い通りにならないと暴れる。

こういった特徴が反映されているといいます。

……確かに全部カオナシに当てはまりますし、若者だけではなく他の世代でもこういう人が増えている気がしますよね。

子どもたちの不登校が増え、学校の保護者にはモンスター・ペアレントが増加し、販売店ではクレーム処理対応に頭を悩ませ、SNSの批判に耐えきれず自殺する人がいて、ブラックな残業に疲れ果てた人が心を病む。

どの問題も「自分はこうあるべき」「相手はこうしてくれて当然」「皆に期待される通りがんばろう」「契約を守らなくては」というように、自分の意志で決めたことではなく、相手との関係や世の中の基準に心を縛られているから起きる問題ではないでしょうか。

つまり“自分のカオ”がない、主体的な意志がないという意味で”カオナシ”になっているのは私達なのかもしれません。

カオナシが銭婆のもとにとどまった理由

カオナシは自分の居場所を必要としていました。銭婆に「おまえはここにいな。あたしの手助けをしておくれ」と言われたことで、カオナシはようやくこの世界での居場所を見つけたのだと思います。

銭婆のところでおとなしくケーキを食べたり千尋の髪留めを編むカオナシは、とても穏やかでなんだか可愛らしく見えたのは私だけでしょうか?

千尋がお客様を一生懸命おもてなししたりハクを助けたりして感謝の気持を受け取りました。それと同じように、カオナシも銭婆を手伝って感謝の気持ちを受け取ることで、すこしずつコミュニケーションを学び、自分の感情表現を取り戻していくのだと思います。

10歳の女の子のために制作されたアニメ映画にここまで考えさせられるとは、ジブリアニメ恐るべし!ですね。

カオナシに顔あるよ?名前の由来や正体はサタンなのかまとめ

『千と千尋の神隠し』に出てくるカオナシは顔があるのに「カオナシ」という名前なのがずっと不思議でした。名前の由来やその正体について調べてみると、カオナシの悲しい正体がわかりました。

カオナシは神様でもサタンでもなく、千と千尋の世界にどこかから迷い込んだ謎の男。己を持たない
・主体性がない・誰の心にもいる存在で、言うなれば現代人の心の闇をキャラクター化したもの。

千尋が自分の名前を取り戻したように、いつかカオナシにも別の名前がつくことを祈ります。

 

 

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