『ローマの休日』でスペイン階段をバックにオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べるシーンは、アン王女の解放感とハッピーな気分が伝わってきてとても印象的なシーンですよね。
あのときのジェラートは、一体どこのお店の何味のジェラートだったんでしょうか?
気になって調べてみると、フレーバーやお店について色々な情報を発見しました。
日本でも味わえることがわかったのでご紹介します!
ローマの休日でアン王女が食べたのは何味のジェラート?
本日5月4日は、#オードリー・ヘプバーン の誕生日(1929年)🎂
その初主演にして代表作の一つ「#ローマの休日」は、
来週13日に放送です😊
“永遠の妖精”の、キュートで美しい魅力をお楽しみください💕 pic.twitter.com/JY1rmC5Lr1— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) May 4, 2022
ジェラートはアイスクリームより乳脂肪分が少ない氷菓で、イタリアでは100年以上も前から広く食べられています。
ローマの休日で王女が食べたジェラートは何味だったんでしょうか?
王女がジェラートを食べたシーン
アン王女がスペイン広場の屋台でジェラートを買うシーンでは、「ジェラート」と一言だけ言って注文していました。
王女はおじさんがくれたジェラートを手に、花屋をのぞいたあとスペイン階段へ。そこで美味しそうにジェラートをほおばります。
そこに偶然通りかかったふりをして、グレゴリー・ペック演じる新聞記者ジョー・ブラッドレーが現れるんですよね。
白っぽいからミルク?影も見えるのでマーブルとの説も
花屋のおじさんと話をしているシーンでは、ジェラートが白ではなくて淡く色がついているように見えます。
ですが、買ったときやスペイン階段で食べているときのジェラートは白く見えます。
なので、アン王女のジェラートはイタリアでは定番のヘーゼルナッツとミルクのミックスなのではという説もあります。
アン王女がグレゴリー・ペック演じる新聞記者のジョーと二人で話す頃にはジェラートはほぼ食べ終わっていて、コーンの部分だけに。
このシーンは何回にも分けて撮影されたため、二人が話すうちに背景に映る時計の時刻が突然進むことでも有名ですが(笑)
オードリー・ヘプバーンはきっと何度もジェラートを食べたことでしょう。
ずっと同じ味を食べるのも大変だったでしょうから、途中で変えた……?なんてこともあるかなと個人的には思っています。
定番はミルク、ピスタチオ、いちご
どのお店にもある定番のフレーバーは、ミルク、ピスタチオ、いちごなどのようです。
ちなみにローマ在住の日本人の方たちのお気に入りや地元で人気のフレーバーを調べてみると、ヘーゼルナッツやピスタチオの名前が挙がっていますね。
大体一店舗で数十種類のジェラートが提供されており、有名店にはそれぞれ名物のフレーバーがあるようです。
そしてイタリアのジェラートで魅力的なのは、どのお店でも生クリームをたっぷり乗せてくれるところ!これには驚きましたw
是非一度食べてみたい、でもローマは遠すぎるし……とおもったら、日本でも本場のジェラートを味わえることがわかりました!
ローマの休日のジェラートはどの店のもの?日本で買える場所も紹介
実は『ローマの休日』でヘプバーンが食べたジェラートは「ジョリッティ」だ、という説と「パラッツォ・デル・フレッド」だという説があります。
海外サイトの情報も調べましたが、この2つのお店の名前が出てきますね。
日本ジェラート協会が『ローマの休日』がNYで公開された8月27日を「ジェラートの日」に制定しているなど、日本のジェラートは『ローマの休日』と縁があるんです。
2つのお店のうち、片方は日本に、もう片方は韓国に支店がありますので、それぞれご紹介します。
ジョリッティ
1900年から始まった「ジョリッティ」は、ローマの老舗ジェラート店の一つ。
イタリア王室御用達のお店で、『ローマの休日』でヘプバーンが食べたジェラートはわが社のものだ!と大々的に主張していますw
ローマの本店
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ローマの本店は映画の聖地としてハリウッドスターも訪れるなど、人気の観光スポットになっています。
コロナ禍前は行列が当たり前で、1時間待ちもざらだったとか。すごい人気ですね!
日本にはジェラート販売のみの新宿店と有楽町のカフェがある!
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実はジョリッティは2021年から日本に進出。ジェラートは創業当時から受け継がれているレシピを守り、日本店でも毎日店舗で手作りしてるんだそう。
新宿店はジェラート販売のみ、有楽町店はカフェになっています。
店内にはオードリー・ヘプバーンやジョリッティ氏を描いた壁画や『ローマの休日』の写真もあって、記念撮影によさそう。
人気のフレーバーは「ピスタチオ」と「ヘーゼルナッツ」。「コーヒー」や「ミックスベリー」もオススメらしいです。
2021年6月25日(金)に、東京・新宿の「ルミネエスト新宿」内に日本1号店としてオープン。
住所:東京都新宿区新宿3丁目38−1 ルミネエスト新宿 B1F
TEL:03-6380-1343
営業時間:11:00~21:00 (ラストオーダー20:30)
2号店の有楽町店は世界初のカフェダイニングスタイル。ジェラートをテイクアウトできるだけでなく、カフェでは美しくお皿に盛り付けられたジェラートやパスタなど食事も楽しめる。
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目7−1 マルイ有楽町 3F
TEL:03-6259-1366
営業時間 11:00~20:00 ラストオーダー 19:00(ジェラート19:30)
パラッツォ・デル・フレッド
もう一つ、『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンが食べたと言われるジェラートのお店があります。
世界最古のジェラート店、「パラッツォ・デル・フレッド」です。
ローマにある世界最古のジェラート店
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Palazzo Del Freddo(パラッツォ・デル・フレッド)は1880年にローマで創業したお店。
この店のジェラートも映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンが食べたと言われています。
ただ、お店のオフィシャルサイトを見てもそういう記述は見当たらないのですが、、、
ヘプバーンはローマに住んでいた時期があります。
映画さながらにスペイン階段下の花屋さんで花を買う姿が写真に残っていたりします。
パラッツォ・デル・フレッドに通っていたという話も見かけたので、映画の中で食べたかどうかはわかりませんが、オードリーも味わったジェラートだと考えて良さそうです。
韓国にたくさん店舗がある
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パラッツォ・デル・フレッドの支店は日本にはないんですが、韓国には数十店の支店があります。
その理由は、2014年に韓国のヘテ製菓がパラッツォ・デル・フレッドを買収したから。
パラッツォ・デル・フレッドのジェラートは、ローマの本店を除けば韓国でだけ味わうことができるんです。
ヘテ製菓は毎年パラッツォ・デル・フレッドから職人を招き、伝統の製法を学んでいるそう。
韓国ならすぐに行けそうですよね!
こちらはロッテワールドにある店舗の地図です↓
ローマの休日のジェラートはどの店の何味?日本で買える場所まとめ
『ローマの休日』でアン王女がたべていたジェラートは、ミルク味か、ミルクとヘーゼルナッツとのミックスではないかと思われます。
ジェラートを作ったお店は、ジョリッティかパラッツォ・デル・フレッド。
大々的に『ローマの休日』をアピールしているのはジョリッティで、日本でも新宿と有楽町の店舗でジェラートを味わうことができます。
スペイン階段では飲食や休憩が禁止されているので、オードリーを真似して同じ場所でジェラートを楽しむことはできません。
同じジェラートの味を、日本でゆっくり楽しんじゃいましょう!!