天官賜福の1期アニメから見ている方はおなじみの南風(ナンフォン)＆扶揺(フーヤオ)ですが、2期アニメに登場する風信(フォンシン)＆慕情(ムーチン)と見た目がそっくりだと思いませんか？
しかも声も同じだし、二人で取っ組み合いの喧嘩をするなど仲が悪いところまで似ています。
中の人が同じということは、正体は同一人物なのでしょうか？それならどうしてわざわざ違う名前で登場しているのでしょうか？調べてみました。
天官賜福の南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)の正体は？
【1期再放送情報】
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) November 12, 2023
🦋あと3時間🦋
アニメ「#天官賜福」
第6話「あやかしの砂漠へ」
▼あらすじhttps://t.co/DfbUlS8ifr
▼放送情報
TOKYO MX：11/12(日)21:30～
BS11：11/12(日)22:30～#天官賜福アニメ
まずは天官賜福の南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)について解説します。
南風と扶揺は天界の武官
南風と扶揺は、アニメ1期1話から登場している中天庭（ちゅうてんてい）の武官です。
天庭＝宮廷と考えれば大丈夫で、天庭は皇帝を頂点とする組織の呼び名であり、日本で言うなら武士が登場する以前の統治体制だと考えれば大丈夫です。
上天庭（じょうてんてい）には自分の力で天界に昇った神官たちがいるわけですが、彼らが武神、文神、五師などの神官として所属省庁のトップを占めているイメージです（太子殿下はこちらの所属）。
中天庭（ちゅうてんてい）には上天庭の神官たちがそれぞれ個人的に呼び寄せた（点将した、というらしい）神官たちがいて、その中に南風と扶揺も含まれます。
慕情(ムーチン)と風信(フォンシン)の部下
太子殿下が南風と扶揺に最初に質問したのが「誰の部下か」ということでしたが、これは中天庭の神官には上天庭にそれぞれの上司がいるからなんですね。
南風が風信（フォンシン）の部下、扶揺が慕情（ムーチン）の部下だと知って殿下が茶を吹いていましたが、それは殿下と風信・慕情の間には一言で語り尽くせない過去の因縁があるからです。
普通に考えれば助けてもらえる関係ではないため「君たちの上司はこのことを知っているのか？」と質問しています。
二人とも「上司はこのことを知りません」と言ったためとりあえず殿下は引き下がりましたが、おそらく納得はしていなかったと思います。
南風と扶揺の正体は慕情と風信
两位将军斗起嘴来，可真没完没了，连太子殿下都劝不住。#天官赐福 百无禁忌#天官賜福 #TGCF pic.twitter.com/lN3TvTLLq7
— 天官赐福动画官方 (@TGCF_Official) December 8, 2023
調べてみたところ、天官賜福の南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)の正体は風信（フォンシン）と慕情（ムーチン）であることがわかりました！
表にするとこうなります。
| 中天庭の武官 | 上天庭の武神の肩書と名前 |
| 南風(ナンフォン) | 南陽（ナンヤン）将軍・風信（フォンシン） |
| 扶揺(フーヤオ) | 玄真（シュエンジェン）将軍・慕情（ムーチン） |
南風と扶揺は南陽将軍と玄真将軍の部下なんじゃなかったの？と思われるかもしれませんが、実は部下のふりをして本人たちが殿下のもとに来ています。
なぜそれがわかるのかといえば、二人とも風信・慕情としての素性が隠せていないからです。
たとえば南風は風信の昔のクセで殿下のそばに護衛として控える姿勢を取り続けたり、扶揺は慕情同様失言が多かったりなど以前のふるまいが変わっていません。
それに意見が合わないとすぐ取っ組み合いを始めるところもそっくり同じです。
また、殿下は天界でハブられていて誰も関わろうとしないため、自分から部下を差し出して助ける神官はまずいません。
もしいるとすれば過去に殿下に仕えていた風信と慕情ぐらいのものなので、太子殿下は二人の様子を見て本人同士だと察している様子でした。
天官賜福の南風と扶揺の仲が悪い理由は？
🦋第２話 場面カット紹介🦋
— アニメ「天官賜福」公式 (@tgcf_anime) July 13, 2021
天官賜福 Cut７ （第２話より）
謝憐に助けを求められるも、戸惑う扶揺と南風。#天官賜福アニメ #天官賜福 pic.twitter.com/HksL968vCf
天官賜福の南風と扶揺はなぜ仲が悪いのでしょうか？
仙楽国から追放されたことが影響
仙楽国が滅びたとき、南風と扶揺（当時の風信と慕情）は国を追われた太子殿下とともに逃亡生活に入りました。
その中で意見が食い違ったことが原因で二人は決定的に仲違いします。
800年前、仙楽国に大干ばつが発生。太子殿下は仙楽国のために法力を使い干ばつ地域に水を運び続けました。
本来神官は人界に干渉してはいけないのですが、その禁忌を破り自分が生まれた国のため尽力したのです。
しかしいくら水を運んでも焼け石に水の状態だったため、干ばつ地域･永安市の住民が蜂起し反乱が起きてしまいました。
さらに仙楽国では「人面疫」という不治の病が大流行します。
武神として軍を率いた殿下でしたが、病の流行が重なり戦いにも敗北。ついに永安国が建立され仙楽国は滅亡しました。
逃亡生活での意見の食い違いが仲違いの原因
風信と慕情の仲違いは逃亡生活での意見の食い違いが原因で、およそ800年ちかく続いていることになります。
太子殿下は仙楽国滅亡を引き起こした大罪人扱いとなり、両親の国王夫妻、護衛の風信、慕情とともに国から追放されました。
最初は何とか逃亡生活を続けていた5人ですが、最初に慕情が一行を離れます。一緒にいるとまともな仕事につけないので自分は別の場所でお金を稼ぐつもりだったようです。
しかし風信は慕情が殿下を見捨てたと考え、二人の意見はここで決定的に食い違いました。
その後食いつめたすえ殿下はとうとう盗みを働き、それを知った風信は殿下のもとを離れます。国王夫妻は自害し、殿下はたった一人取り残されてしまうのです。
慕情から見ると、風信も結局殿下を見捨てたじゃないか、と自分に向けられる敵意に文句を言いたくなる状況なんですね。なので二人は顔を合わせるたびに仲違いしています。
南風と扶揺に偽装してまで太子殿下を助けたいのが風信と慕情
南風と扶揺として、いわば偽装してまで太子殿下を助けたいのが風信と慕情です。
ふたりとも殿下が最も辛い時期に殿下のそばにいることができなかったこと、その後も殿下のもとに駆けつけられなかったことを恥じているため、本人の姿で殿下の前に出るのはハードルが高いのでしょう。
太子殿下が3回目の飛昇で天界に復帰したことから、ふたりとも恩返しのチャンスと考えたのではないでしょうか。
慕情は怪我をした殿下に薬を届けたり、通霊陣に貼り付いて殿下からの連絡を待っていたりなど普段のツンツンした様子からは想像できないんですがかなり殿下を気にかけています。
風信も殿下が助けを求めるとすぐに駆けつけてくるなどやる気充分ですよね。そういうところがかわいいですｗ
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まとめ
天官賜福の南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)の正体と、彼らの仲が悪い理由をまとめます。
南風と扶揺は
- 太子殿下の助手に志願した天界の武官
- 慕情(ムーチン)と風信(フォンシン)の部下
- 南風と扶揺の正体は慕情と風信
天官賜福の南風と扶揺の仲が悪い理由は
- 仙楽国から追放されたことが影響
- 逃亡生活での意見の食い違いが仲違いの原因
- 南風と扶揺に偽装してまで太子殿下を助けたいのが風信と慕情
アニメ2期では過去に仙楽国で何が起きたか明らかになってくるはずです。
南風と扶揺ではなく風信と慕情としての出番が増えると思うので楽しみです！
