1993年の映画『クール・ランニング』は、ボブスレーというマイナースポーツを題材にしたコメディ映画でありながら見事なヒューマン・ドラマになっていて、登場人物たちの一言にハッとさせられる瞬間があります。
死んだか?という繰り返されるセリフやソリを押すときの掛け声など、ずっと記憶にとどめておきたい名言をピックアップ。英語のセリフ含めご紹介します!
クールランニングの名言を英語セリフ含め解説
『クール・ランニング』の名言を英語セリフ含め解説します。
♪信じられないかもねジャマイカ生まれのボブスレーチーム
♪信じられないかもね、ジャマイカ生まれのボブスレーチーム
金メダルを手にする前に取るに足る人間になっていなければ…
金メダルを手にする前に取るに足る人間になっていなければ、金メダルを手にしても取るに足らない人間のままだ。
コーチのアーブ(Irv)の名言がこちら。この映画の中で、アーブがいちばんカッコよかったシーンではないでしょうか。
かつて2つの金メダルを手にしたものの、2つ目はソリに重りを乗せたことが発覚して剥奪された過去を持つアーブ。
ほろ苦い人生の経験から学んだ教訓をサラリとデリースに伝え、ゴールすれば意味がわかると言い残してその場を去ります。
いやー、カッコイイ!!
リズムを感じろ!
リズムを感じろ! 一発ぶちかませ! クール・ランニング!
俺たちには俺たちのスタイルがある!
スイスと俺たちは違うんだよ。デリース、俺たちは誰かの真似をしなくてもいいんだ。俺たちには俺たちのスタイルがある!
サンカの名言が続きます。ここはサンカがカッコよすぎる場面です。卵にキスして幸運のおまじないをかけている人の言葉とは思えない説得力(笑)
どんなときも、Be yourself! ってことですよね?誰もが憧れる境地ですね~
ボブスレーだってジャマイカ流でいいじゃないか!
友だちとして言うが、もし俺たちが見た目も歩き方も喋り方もジャマイカ人なら、ボブスレーだってジャマイカ流でいいじゃないか!
俺たちは俺たちのボブスレーをやるんだ!と仲間を鼓舞するサンカ。
いかにもスポーツ映画らしいセリフなんですが、それを普段はおちゃらけてるサンカがポンポン言うところが面白いですよねーw
サンカ、死んだか?
Hey Derice! Ya dead?
おいデリース!おまえ死んだか?
Derice(デリース) :
No mon, I’m not dead. We have to finish the race…
いや、死んでない。俺たちレースを終わらせないと…
映画の最後のこの会話、最初の頃の会話とリンクしてるんですがお分かりですか?
Sanka, you dead? サンカ、死んだか?
SANKA(サンカ・コフィ):
Yah, mon. ああ、死んだよ。
Derice(デリース):
Me too. 俺もだ。
死んだか?と聞く人と聞かれる人が逆になっていて、答える内容も正反対になってますよね。
この2つのやりとりの間に、彼らがものすごく成長したんだなーと感じたシーンでした。
クールランニングの名言!英語セリフも含め解説のまとめ
『クール・ランニング』は、英語圏の学校で教材として上映されることも多い映画だそうです。しかし人種に対する差別的な描写が含まれているとして最近は上映しない学校も多いとか。
具体的には東ドイツ人の描き方や、白人コーチが黒人選手を指導していることなどが問題らしいのですが、もし私が教師なら、30年ほど前には正しかった描写のどこが今日的には問題なのか、生徒たちに考えさせます。そのほうが深い学びになると思うんですよね~
さまざまな問題を克服しながら常に自分らしく生きるとはどう振る舞うことなのか、子どもたちが具体的に考える機会になると思います。
まあそんな小難しい話はおいといて、小さなお子さんから大人までどんな方にも楽しんでいただけるすてきな映画ですので☆笑って泣いて、みんな元気になっちゃいましょう~