デスイーター死喰い人とディメンター吸魂鬼の違いや意味と由来・その後を解説

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映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でハリーとダドリーに襲いかかる黒い幽霊のようなディメンターたちと、黒い衣装でいかにも悪役という雰囲気のデスイーターたち。

デスイーター(死喰い人)とディメンター(吸魂鬼)はそれぞれどんな集団なのでしょうかその違いや意味と由来・その後を解説します。

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【比較表】デスイーターとディメンターの違い

簡単に違いがわかるように、比較表を作ってみました。

呼び名 デスイーター ディメンター
日本語訳 死喰い人 吸魂鬼
(きゅうこんき)
生物学的
区分
人間
(魔法使い)
闇の生物
外見の特徴 黒い衣装を着ている。左腕に闇の印がある。 黒いベールをかぶっている。空中を滑るように移動する。
目的など 闇の帝王・ヴォルデモートと主従契約を交わした魔法使い。マグル生まれや半純血の魔法使いを一掃するため、魔法界で違法とされている「許されざる呪文」を使う。 キスで人間の魂を吸い取る。人間の幸福感を餌として生きており、周囲にいる人間に絶望感を与える。守護霊の呪文で一時的に退治することはできるが殺す方法はない。

デスイーターはヴォルデモートと契約した魔法使いたち

「デスイーター」はヴォルデモートと主従契約を交わした魔法使いたち、つまりヴォルデモートの手下グループの名前です。

デスイーターの意味

デス(death:死)イーター(eater:食べる人)なので日本語訳が死喰い人になっています。魔法界で使用が禁止されている3つの「許されざる呪文」を使い、マグル生まれや半純血の魔法使いを次々に殺害したことからそう呼ばれています。

デスイーターの腕には「闇の印」がある

ヴォルデモートと主従契約を結ぶと、左腕に「闇の印」が刻印されます。死ぬまでその契約からは逃れられず、腕の印も消えません。

「闇の印」は口から蛇が出ている髑髏(どくろ)のマークで、デスイーターが活動を行なうときには「モースモードル(闇の印を)」と唱えて闇の印を空に打ち上げます。

デスイーターはマグル生まれや半純血の魔法使いを全滅させようとしている

デスイーターは「純血主義」を主張し、純血(両親が共に魔法族)でなければ魔法使いではないと言わんばかりにマグル生まれや半純血の魔法使いを全滅させようとします。

そのためには手段を選ばず「許されざる呪文」を使い、魔法界で最も怖れられ忌み嫌われるディメンターまでも味方に引き入れました。

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デスイーターは3つの「許されざる呪文」を使う

デスイーターは魔法界で使用が禁止されている3つの「許されざる呪文」をためらいなく使います。

インペリオ(服従せよ)

「服従の呪文」。相手を自分の思い通りに操ることができます。この呪文を受けると「最高にすばらしい気分」になるので、よほど強い意志がないと抵抗できなくなります。

クルーシオ(苦しめ)

「磔(はりつけ)の呪文」。死んだ方がましだと思うような苦痛を与えることができます。ネビルの両親がずっと入院しているのは、この呪文を受けたためです。

アバダケダブラ(息絶えよ)

「死の呪い」。緑色の閃光を放って、相手の命を一撃で奪います。シリウス・ブラックが命を落とした呪文です。

作品に名前が登場するデスイーターは26人

作品中に名前が登場するデスイーターは26人(下部にリストあり)ですが、ヴォルデモートの影響力が強かった時代(ハリーの両親が亡くなった頃)には不死鳥の騎士団側の20倍の勢力だったと言われています。

このうちセブルス・スネイプは昔ヴォルデモートに心酔して死喰い人になりましたが、現在はダンブルドアの要望で死喰い人のフリをしている二重スパイです。スネイプはヴォルデモートと同じく半純血の魔法使いなので、純血の魔法使いばかりの死喰い人としては異色の存在です。

ほとんどの死喰い人がスリザリン出身であるのに対してピーター・ペティグリューだけはグリフィンドール出身で、死喰い人の中では馬鹿にされていました。

ルシウスとドラコのマルフォイ親子は、ホグワーツ城での最終決戦前に死喰い人から脱退しました。

ベラトリックス・レストレンジはホグワーツの戦いでロンの母モリーに討ち取られますが、それ以前にヴォルデモートの娘デルフィーニを生んでいます。

セブルス・スネイプ(二重スパイ)
ルシウス・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
ピーター・ペティグリュー
バーテミウス・クラウチ・ジュニア
ベラトリックス・レストレンジ
ロドルファス・レストレンジ
ラバスタン・レストレンジ
アントニン・ドロホフ
ワルデン・マクネア
オーガスタス・ルックウッド
マルシベール
コーバン・ヤックスリー
アミカス・カロー
アレクト・カロー
ソーフィン・ロウル
トラバース
セルウィン
エバン・ロジエール
ウィルクス
クラッブ
ゴイル
ノット
エイブリー
ジャグソン
ギボン

デスイーターの多くはヴォルデモートが滅んだあと逮捕された

「死の秘宝」のホグワーツでの戦いでヴォルデモートが滅んだあとは、デスイーターの多くが逮捕されました。

ただし、ルシウスとドラコのマルフォイ親子は決戦の前に脱退していたため逮捕されませんでした。他のデスイーターたちの詳しい消息は不明です。

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ディメンターは人の魂を吸い取る闇の生物

ディメンターの意味と由来

英語の「dementor」は「邪悪で恐ろしい生き物」という意味があります。

ディメンターのイメージの由来は、原作者がうつ病にかかったとき、黒フードをかぶった人たちの夢をみたことです。

ディメンターはキスで人の魂を吸い取る

キスで人間の魂を吸い取るため「吸魂鬼」と呼ばれています。黒いベールの下は顔ですが、目があるはずの場所はくぼんでいるだけ。大きな口があります。

シリーズ中唯一ディメンターのキスを受けて魂を吸い取られたバーテミウス・クラウチ・ジュニアは、抜け殻のようになりずっと昏睡状態から抜け出せませんでした。

人間の幸福な感情を餌にする闇の生物

ディメンターは人間の幸福感を餌にして生きています。人が沢山集まって楽しんでいる場所に寄ってきて、その感情を吸い取っていきます。

周囲にはいつも冷気が漂っており、それに触れた人間は平和や感動・幸福感を吸い取られて生きることに絶望を感じます。この冷気は、マグル(普通の人間)やスクイブ(魔法使いを家族に持つが魔法を使えない人間)には霧に見えます。

ディメンターがそばに来ると、ハリーにはヴォルデモート卿が両親を殺した時の声が聞こえ失神してしまいます。トラウマを抱える人ほどディメンターの影響を受けやすいのです。

吸魂鬼の影響で鬱状態になった人に効くのはチョコレート。ハリーが初めてディメンターに遭遇したホグワーツ特急では、同じ個室に乗り合わせたリーマス・ルーピンから特大のチョコレートをもらって回復しました。

北海の孤島にあるアズカバン刑務所の看守だった

ディメンターはアズカバン(北海の真ん中の孤島にある魔法界の刑務所)の看守でした。

魔法省は、もともとアズカバン周辺で生息していたディメンターの力を怖れ、囚人たちの生きる喜びや幸福を餌として提供することで、ある意味ディメンターをアズカバンに閉じ込めていました。

ヴォルデモート側に寝返ってイギリス本土に進出

ディメンターはアズカバンの囚人たちだけの幸福感では満足できなくなり、もっと多くの餌を提供するというヴォルデモートの誘いに乗って、死喰い人たちのアズカバン脱獄と同じころアズカバンを脱出しました。

そしてヴォルデモート側に寝返ってイギリス全土を霧で覆い、ヴォルデモートがホグワーツの決戦で敗れるまで共に戦いました。

ちなみにディメンターに知性はあるようですが、どのようにコミュニケーションを取れるのかは明らかになっていません。

守護霊の呪文で追い払うことができる

守護霊の呪文で一時的に退治することはできますが、殺す方法はないようです。守護霊の呪文は高度な魔法で、これを使えないとディメンターのキスから逃れる方法はありません。

エクスペクト・パトローナム(守護霊よ来たれ)
守護霊の呪文。銀色に輝く守護霊を創り出す呪文で、幸福なことを思い浮かべて唱える。守護霊の形は人によって異なり、さまざまな動物の形をしている。ハリー・ポッターの守護霊は牡鹿(おじか)。

デスイーターとディメンターの違いまとめ

黒い幽霊のようなディメンターたちと、黒い衣装でいかにも悪役という雰囲気のデスイーターたちは、闇の生物と魔法使いなので生物として根本的に違うものです。

ディメンターは人間の幸福感を餌にしており、キスで人間の魂を吸い取ることもあります。デスイーターたちは許されざる呪文を使ってマグル生まれや半純血の魔法使いを根絶するのが目的です。

ディメンターはヴォルデモートの誘いに乗ってより多くの人間の幸福感を奪おうとしていること、デスイーターはヴォルデモートに忠誠を誓っていることから一緒に戦っています。

非常に利己的な理由から共闘している両者は、映画では黒いヒラヒラしたベール(ディメンター)や黒いフードと仮面(デスイーター)などで目立っていますので、ぜひもう一度チェックしてみてください!

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