紅の豚ポルコの名言集!かっこいいセリフや場面・生き様を解説

スタジオ・ジブリの映画『紅の豚』の主人公ポルコ・ロッソは、豚であるにもかかわらず、渋~い声の名言から浮かび上がる生き様が何ともカッコイイのです。

ですが、大人向けの映画なせいか、今のセリフ、ホントはどういう意味なの?とよくわからないときもあったので、名言をピックアップして徹底的に裏読みします!

 

紅の豚のポルコは生き様がかっこいい!

『紅の豚』のテーマを尋ねられたら、まず”男のロマン”という言葉が浮かんできませんか?

現実では家族や仕事などさまざまなものを背負って自由に羽ばたけない、特に中年男性たち。彼らが憧れずにはいられない生き様が描かれているなーと思います。

映画のキャッチコピーは「カッコイイとは、こういうことさ。」

映画のキャッチコピーは「カッコイイとは、こういうことさ。」で、糸井重里氏が手掛けたものです。

ポルコは、豚なのにそこらへんの人間様よりずっと思いやりを持ってるしやりたいことをやって経済的にも成功してるわけで、そこがすごくカッコイイんですよ。

何ものにも縛られず、自由に空を飛べる。飛ぶための稼ぎは自分の腕で何とかする。大事なもののそばにいて、いつも見守っている。

そして、ずっと見守ってくれる女性がいる……。まあ、ここまでだったら何カッコつけてんだよ!で終わるかもしれないんですが、ポルコが豚であることがポイントです。

外見が豚だから、ある意味道化というか普通の人間から見たら”下等な生き物”なんですよね。いつでもミンチやローストポークにされちゃうぞという。

それでも俺はお前ら人間よりずっとマシな人生を生きてるぜ、って本人は思ってると思うし、彼をよく知る人もそう思ってると思います。その矜持に痺れますね。

ポルコの生き様がにじみ出るセリフに痺れる!

宮崎駿監督が描く飛行艇シーンのかっこよさや美しさ、ジーナやフィオとの恋愛要素もあるとおもうんですが、本作の一番の魅力は、やっぱりポルコのセリフにあるんじゃないでしょうか。

ポルコのセリフがカッコよくなかったら、この映画の魅力は半減すると思います。

世界恐慌という時代、ファシスト政権の影などポルコが生きている時代は決して彼にとって生きやすい時代ではありません。

しかしそのことを恨んだり愚痴を言ったりせずに、常に自分自身でいるポルコがカッコイイんです。敵に温情をかける態度や、いつでも女性にモテる男でいたい、という気持ちが嫌味でなく表現されているところもすごく好感が持てます。

設定上の年齢は36歳だということですが、今の時代の36歳にこういう人がいるかというと、、どうかなぁ。やっぱり豚じゃないと無理なのかな。

紅の豚ポルコの名言16!

私が大好きなポルコの名言を集めました。セリフのうらに見え隠れするポルコの本音を読み取っていきます!

名言1:安い仕事はやらねえぜ

映画の冒頭、アジトがある海岸のデッキチェアで電話を受ける場面のセリフ。岡田斗司夫氏の解説動画を見て初めて気づいたんですが、ポルコはすっかり出動する用意を整えてるんですよね。

自分に仕事の依頼がくることがわかっていて電話を待っていたんだ、という指摘を聞いてなるほどと思いました。ポルコは色々な状況から先読みができているってことですから、それがまずすごい!

そして堂々と「安い仕事はやらねえぜ」と言えてしまうメンタリティがすごい……。自信がない人には絶対言えない一言ですよねこれ。憧れるなぁ。

名言2:ブタに国も法律もねえよ

弾丸を仕入れに行った店のじいさんに「また政府が変わるのかね。じゃ何だなあんたらもじきに非合法になるな」と言われたときのセリフ。

国や法律に守ってもらおうとは思わない、信じられるのは自分だけ、という孤高の姿勢が読み取れる言葉だと思うんです。強い人ですね、ポルコは。

名言3:「さらばアドリア海の自由と放埓の日々よ」ってわけだ

立ち寄った居酒屋のおやじの「アメリカに行かなきゃならねえのは俺達のほうだよ」という言葉に応えたセリフです。

おやじさんは「イタリアでは自由に生きるのが難しくなってきた。(カーチスがアメリカに帰るなら)俺たちも自由の国アメリカに行かなきゃなんねぇな。」と言ってるんですね。

それをポルコが「さらばアドリア海の自由で勝手気ままな日々よ」と混ぜっ返したと。居酒屋の親父とシャレオツな会話を楽しむポルコでした。

自分たちにはコントロールできない状況を笑ってやり過ごそうとする二人の心意気と、厳しい時代背景が伝わってきます。

名言4:金貨は半分くれてやる。残りと人質を置いてうせろ!

空賊「マンマユート団」を撃退するため飛び立ったポルコ。空中戦をあっけなく制して、今にも落ちてしまいそうな彼らの飛行艇に送ったメッセージがこれです。

ポルコは「マンマユート団」が人質に危害を加えるような存在でないことを知っているのでしょうね。飛行艇の修理代を出してあげるところがやさしいですよね。

マンマユート団のボスも子分に「15人もいますけどみんな連れてくんですか?」って言われて「仲間外れをつくっちゃかわいそうじゃねえか」なんて言ってて、なんか人情味があって憎めません。

名言5:今度2人きりの時にな

ジーナのいるホテルにやってきたポルコ。通りすがりに「ポルコお話聞かせて」と声をかけてきた女達に返したセリフです。

多分会うたびにこういう会話をして愉しんでるんでしょうね。ポルコは絶対彼女たちと二人きりにならないし、女達もそれはわかっててわざとこう言ってるんだと思います。

粋だなぁ~。

名言6:いいやつはみんな死ぬ

ジーナと二人で話をしているときのセリフ。行方不明だったジーナの3番目の夫(ポルコの友人)の死の知らせを聞いたポルコがこうつぶやきました。

中盤でも「いいやつは死んだやつらさ」と口にする場面があります。つまり、生き残った自分は「悪いやつ」だということなので、自分が生き残っていることに罪悪感めいた思いを抱いているのかもしれません。

名言7:そういうことはな、人間同士でやんな

銀行に稼ぎを預けに行った時、飛行艇のローンが終わったから愛国債を買わないかと勧められたときのセリフ。

「俺は豚だ。人間とは生き方が違うんだ」と言っているように聞こえます。普通なら人間に見下される立場の豚が、実は人間のやることを「くだらねぇ」と一蹴している感じですね。

人間でいる間は政治や社会制度に従って生きなくてはいけないが、その窮屈さが嫌だから豚になったんだという意味にも取れると思います。

名言8:飛ばねえ豚はただの豚だ  ※「飛べない」は間違い

『紅の豚』で最も有名なセリフですね。ポルコが飛行艇を壊され、何日か行方不明になったあとジーナに電話をかけた時のセリフです。

ジーナはポルコが命を落とすのではないかと恐れ、その心配を「マルコ今にローストポークになっちゃうから…。私イヤよそんなお葬式」と口にしました。

それに応えて「自分は空を飛ぶことしかできない、飛ぶことをやめたら自分ではなくなってしまう」と伝えたのだと思います。生き様が表れたカッコイイセリフです!

名言9:徹夜はするな。睡眠不足はいい仕事の敵だ

徹夜でポルコの愛機サボイアの設計図面を引いたフィオにかけた言葉です。このセリフは数年前の金曜ロードショー放映時にツイッターのトレンド入りして注目されました。ちょうど電通過労死事件のあとだったんですよね。

ネット上には、具体的な改善案をだしてスタッフをジョーク交じりに気遣いつつアドバイスできるポルコは理想の上司だ!という書き込みもありました。

「美容にも良くねえ」って付け加えるところが”いい女でいろよ”って言ってるようでカッコイイという意見もあって、激しく同意したくなりました。

名言10:ファシストになるより豚のほうがマシさ

映画館で空軍時代の同僚フェラーリと再会した場面で、空軍へ復帰しないかと誘われたときのセリフです。

フェラーリはポルコのマルコ・パゴットという人間だった頃を知る昔からの友人の一人で、ポルコがファシスト政権に目をつけられ、秘密警察にも狙われていることを知って心配しているんですね。

それに対して「ファシストになるより豚のほうがマシさ」「俺は俺の稼ぎでしか飛ばねえよ」と誘いを断るポルコは、国家とか民族とかくだらねぇもんを背負って飛べるか!俺は俺のために飛ぶんだ!と言っているかのようです。

自分で稼げなくなったら飛ぶことを潔く諦める、ということですから厳しい生き方ですよね。決意を持って飛ぶ男はカッコイイなぁ

名言11:インスピレーションだな

フィオから「良いパイロットの第一条件を教えて」と聞かれて答えたときのセリフです。

カーチスの攻撃で大破した飛行艇の修理をピッコロ社に依頼したところ、設計は17歳の少女フィオが担当することに。

「女の子だから」「若いから」とポルコはいったん断りますが、彼女の質問に「インスピレーションだな」と答えてみて、自分の判断が間違っていたことに気づくんですね。

そこでためらいなくフィオが設計することを受け入れるポルコが素敵です。成熟した大人は、自分の間違いを指摘された時キレたりしないものですからね!

名言12:信じる、か…。でぇきらいな言葉だが、お前が言うと違って聞こえてくるぜ。

ポルコはカーチスと一騎打ちをすることになりますが、その勝負の条件の一つが「カーチスが勝てばフィオと結婚する」というものでした。

フィオの「私はポルコを信じてる」という言葉への返事がこのセリフです。お互いの飛行技術と設計技術を信頼し、それにかける情熱を分かち合う二人に、それまで以上の確かな信頼関係が生まれた瞬間だと思います。

そういえば最初にこれを聞いたとき、なんで”信じる”が嫌いな言葉なの?と疑問に思ったんですよね。

ポルコは人間の善良な意志を信用できなくなったのかも。本当は誰もが自由に生きられる社会を作れるはずなのに、第1次大戦が終わっても秘密警察やファシスト党が人々の暮らしを監視している。そういう息苦しさを作り出しているのも人間だからです。

名言13:スパイなんてのはなもっと勤勉な野郎がやることさ

フィオに「スパイなの?」と聞かれたときのポルコのセリフ。

スパイというのは国家や組織のために働くものですよね。だからこのセリフの”勤勉”というのは、政権に忠実とか組織に忠誠を誓うという意味なんだと思います。

ポルコにはそんなことをする気はこれっぽっちもないでしょうね(笑)

名言14:馬鹿野郎!そういうのは1番大事な時にとっとけ!

フィオが「ポルコ、私がキスしてみようか」と言ったことに応えたセリフ

カーチスとの勝負の前日、ポルコが人間に戻れるならキスしようかというフィオの申し出に、明らかに動揺してこのセリフを言ってましたね。かなりの照れ屋さんなんじゃないでしょうか。

フィオは恋愛感情を持ってるのかも?おじさまに初恋?という感じもしますが、ポルコはビシッと一喝。娘の冗談に照れながら叱るお父さんみたいでかわいいなと思ってしまいましたw

名言15:イヤなこった! 俺はきれい好きなんだ

いよいよカーチスとの勝負が始まるとき、立会人のボスから「始める前に(カーチスと)握手でもしな」と促されて、断ったときのセリフです。

カーチスを憎んでいるかのような態度で、娘を汚い野郎のところになんかやれるか!と息巻いている親父に見えます(笑)

実は豚って、動物の中ではかなりのキレイ好きなんですよね。だからポルコも……?っていうのは考えすぎですね。

名言16:なあに、軽いもんよ

カーチスと空中戦では勝負がつかず、地上で殴り合って勝った後のセリフ。顔はボコボコで見るも無残な姿になりながら辛うじて勝ったあと、大喜びで首に抱きつくフィオの前で強がってみせます。

やせ我慢、といえばそうなのかもしれませんが、いつもトレンチコートを颯爽と着こなしているカッコつけのポルコには、どこまでも己のスタイルを貫いてほしいですね。

ポルコらしい一言だなあ!と思いました。

紅の豚ポルコの生き様がかっこいい!名言の裏にある心意気まとめ

ジブリ映画『紅の豚』のポルコ・ロッソの生き方が本当にカッコイイんです。

彼の名言を拾っていくと、一つひとつの背後に彼の心意気というか生き様見たいなものが見えてきます。

世の中年男性が憧れてやまないであろう生き方を体現しているポルコ。できるなら続編でもう一度サボイアが飛ぶ姿を見たいものですね!

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