『風の谷のナウシカ』でナウシカの肩に乗ったり胸の中に入っているかわいい生き物はキツネリスのテトです。
ナウシカと出会って彼女になつくシーンは映画冒頭で最も印象的なシーンの一つですよね。
悲しいことにテトは原作漫画の最後で死亡しますが、死因は何だったのでしょうか?
今回はナウシカの小さな友人テトについて、モデルの生き物や死因などについて詳しくまとめました。
風の谷のナウシカのテトとは?
「風の谷のナウシカ」始まりました〜
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ナウシカのペット、テトはどういう存在なのでしょうか?
ナウシカのテトはキツネリス(架空の動物)
ナウシカのペットのテトは、キツネリスという架空の動物です。
その名のとおり「キツネ」のようなつり上がった目をもち、「リス」のような大きさでふわふわの尻尾を持っています。
ナウシカからクコの実をもらって食べている様子はリスが木の実を食べる様子にそっくりでとてもかわいいですよね。
ナウシカのテトのモデルはフェネック
ナウシカのテトのモデルはフェネックだと言われています。
確かに、小さな顔に大きめの耳という見た目がテトそっくりですね。
フェネックは北アフリカからアラビア半島の乾燥地帯に生息するキツネの仲間です。群れで生活し、ネズミ、トカゲ、昆虫などの小動物を食べます。
植物の葉や果実から水分を補給することもあるそうです。
風の谷のナウシカのテト出演シーン
風の谷のナウシカでテトが出演する有名なシーンはこちらです。
ナウシカがテトに「ほら怖くない」と名セリフを言う
テトがナウシカの指に噛み付いたあと、ナウシカに敵意がないことを悟って指を舐める映画冒頭のシーンが印象的ですよね。
テトは腐海の中で大王ヤンマに運ばれているところをユパに助けられ、ナウシカのペットになります。
テトは助けられたときは気絶していました。なのでユパの腰のポーチで目覚めたときはいきなり知らない場所にいたことになります。
そこへナウシカが手を伸ばしていたわけですから、怯えてガブッと噛み付いたのも無理ないですよね。
噛まれた指から血が流れても平気な顔をするナウシカの優しさがかっこよくて、人間にはなつかないキツネリスが一瞬でナウシカに心を開く様子が印象的でした。
すぐに傷を舐めてあげてナウシカの腕を走り回るテトがかわいいですよね~
ナウシカがテトを胸に入れる
ナウシカは時折テトを自分の洋服の胸元に入れていますが、あれは腐海の瘴気を吸わせないためです。
腐海の植物は瘴気や胞子など人間が吸い込むと体に害を及ぼすものを放出しているので、人間はマスクをつけます。
トリウマなどの動物たちもマスクをつけて腐海に入るのですが、テトは小さすぎてマスクがないのでナウシカは胸の中に入れて連れ歩いています。
ラストシーンでもナウシカの肩の上にのっている
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オームの触手が金色に揺れる中をナウシカが歩いたときも、テトはナウシカの肩にちょこんと乗っていました。
伝説の「青き衣の人」にナウシカの姿がダブって見えるのは、青き衣の人が肩に鳥のようなものを乗せているように、ナウシカもテトを乗せているからでしょうね。
テトはナウシカが地上にいるときはもちろん、メーヴェで飛行するときも肩の上にいます。
さすがに風の谷のガンシップで飛ぶときは胸の中に入れているようです。
風の谷のナウシカのテトは原作漫画で死亡する
『風の谷のナウシカ』のテトは原作漫画では死亡します。
死因は毒の光線を浴び続けたから
テトの死因は、巨神兵「オーマ」が発する毒の光を浴びすぎたからです。
ナウシカはオーマをシュワの墓所につれていき、オーマのビームで焼き払おうとしていました。
そのためナウシカはオーマが出す毒の光で弱りながらもオーマに運んでもらって旅をしていたのですが、常にナウシカと一緒にいたテトは墓所に到着する前に力尽きます。
奇しくもそのタイミングはナウシカの師、ユパが死亡する直前でした。
ユパに助けられたことをきっかけにナウシカと出会ったテト。ユパよりほんの少しだけ早いタイミングであの世に旅立つシーンがとても切ないんですよ~。
読んでいて「いよいよ物語の終わりが近づいてるんだな…」と思える悲しい出来事でしたね。
亡骸はナウシカが木の下に埋めた
テトが亡くなったとき、ナウシカは自分の手で土を掘って木の根元にテトの亡骸を埋めました。
ここならテトもきっとさみしくない
やがて木の一部になって……
風や訪れる鳥達を感じるわ……
風の谷のナウシカ 7巻
こんなところに置いていってごめんね、と膝を抱えて泣くナウシカの姿が痛々しいです。
テトを埋めた木のそばにヤギのふんが転がっているのを見て、ナウシカは「庭」に迷い込みます。
そこはシュワの墓所の一部で、浄化された世界で生きられる生き物や植物を保存しておく場所でした。
ナウシカは体を休めて美味しい食事をとり、音楽を聴きながら穏やかな時間を過ごします。
うっかりその場所に囚われそうになるんですが、テトの名前が思い浮かんで自分がやるべきことを思い出し、自ら庭を出てオーマのもとに戻っていきます。
テトがずっとナウシカの胸の中にいるからこそ、ナウシカは自分の意志を貫くことができたんだと思います。
風の谷のナウシカの原作漫画は電子書籍化されていない!
宮崎駿監督自身が描いた『風の谷のナウシカ』の原作漫画は電子書籍になっていません。この時代に、まさか…?と思いますが本当のことです。
実はこの漫画、鉛筆で描かれているにもかかわらず非常に書き込みが細かいので、スマホ画面で読むのには向いていないと思います。
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ちなみに…DMMコミックレンタルとゲオ宅配レンタルでも調べてみましたが、そちらでは取り扱いがありませんでした。
風の谷のナウシカのテトのモデル生物や出演シーン・死因などまとめ
風の谷のナウシカのテトについて、ラピュタのキツネリスのモデルなのかや死因についてまとめました。
- 風の谷のナウシカのテトはナウシカのペットのキツネリス(架空の動物)です。
- テトのモデルは実在するフェネックという動物だと言われています。
- テトの出演シーンは「ほら、怖くない」の名言シーンのほか、ナウシカがテトを胸に入れたり肩に乗せているシーンです。
- 風の谷のナウシカのテトは原作漫画では死亡しますが、死因は巨神兵オーマが放つ毒の光線を浴び続けたからでした。
- 亡骸はナウシカが木の下に埋めました。
テトがキイッと鳴いてナウシカの腕を走り回る姿が大好きなので、漫画やアニメで何度も楽しみたいと思います!