七つの魔剣が支配するの恋愛要素は?ななつまの恋人・カップリングをネタバレ解説

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『七つの魔剣が支配する』に恋愛要素ってあるの?と疑問をお持ちのあなたに、「ななつま」にはまっている私から恋愛事情をご説明します。

ハーレム系作品ではありませんが、主人公オリバーが無自覚な人たらしなので周囲の女性たちが放っておかないんですよねw

思いっきりネタバレしていますので未読の方はご注意ください。

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七つの魔剣が支配する【ななつま】の恋愛要素や恋人関係を解説

七つの魔剣が支配するの恋愛関係を解説していきます。

オリバー=ホーン&ナナオ=ヒビヤ

オリバー・ホーンとナナオ・ヒビヤは一応恋人関係と言っていいと思います。ただ、二人の関係は剣の立ち会い抜きには語れないのでそこがちょっと特殊です。

初めての剣術の授業で模範試合を行ったとき、ナナオがオリバーを「相愛の剣」の相手として見初めたところから二人の特別な関係が始まりました。

「相愛の剣」とは相手への敬意や愛情を持ちつつもどちらかが死ぬまで斬り合う剣のことで、ナナオにとってそれは剣士となって以来長年追い求めて来たものです。

オリバーは剣術の授業で初めてナナオと立ち会い、思わずその剣に共感し「死ぬまで斬り合いたい」と思ってしまいます。

自分の使命や学生としての本分の間で揺れ動く気持ちを抱えつつも、いつか再びふたりが切り結ぶシーンは出てきそうです。

この二人の関係についてはこちらの記事に詳しく書いたので、興味ある方はぜひ読んでみてください。

カティ=アールト&オリバー=ホーン

カティは1年生のときからずっとオリバーに好意を持っています

魔獣や亜人種にも人権が認められるべきとする彼女の考え方がキンバリーの教師や他の学生たちから異端視されるのに対して、オリバーがカティを擁護してくれるのがその原因です。

オリバーがカティの手を握り「(カティが)大切なんだ」と訴えるシーンもあり、多分そこでカティはオリバーに陥落したんですが、恋愛感情からそうしたわけではなさそうだと個人的には思っています。

彼は「優しいものが 優しいままで いられるように」と願っているため、カティの優しさが変わらず存在し続けることがオリバーにとって大切だと語ったのだと思います。

3年生ごろからはガイと一緒にいる描写が多くなり、オリバーがナナオと関係を持つようになってからはガイに抱きつくなどおもいきりベタベタ甘えていました。

しかし小説12巻では後輩のリタ・アップルトンがガイの呪いを引き受けるために最初にキス。

眼の前でその様子を見たカティは今後どうなってしまうのか?気になります~

ガイ=グリーンウッド&カティ=アールト

ガイ・グリーンウッドはカティのことが好きなのだと思います。

しょっちゅうカティをからかうシーンが出てきますし、後輩にもカティの話をしまくっています。

ただしカティの気持ちがオリバーに向いていることもよくわかっているため、自分の気持を押し付けることなくカティを甘えさせている心が広い奴です。

ガイに気がある後輩(リタ・アップルトン)もいるんですが、その子がガイへの告白をためらうくらいカティの話題いっぱいですw

ガイは魔法農家出身の明るい性格の少年で、魔法生物の扱いに関してはカティと違う意見を持っています。

しかしカティ自身の優しい性格やこれと決めた道を突き進む意志の強さを好ましく思っていて、先輩の理不尽な行為からカティを守るなど男気を見せてくれます。

ガイは原作小説12巻では呪師になってしまったので、カティがベタベタくっつくわけにはいかなくなりました(直接の接触で呪いが移ってしまうため)。今後二人がどうなるか、要注目です!!

ガイ=グリーンウッド&リタ=アップルトン

ガイが魔法植物を愛好する仲間・後輩としてかわいがっている女生徒がリタ・アップルトンです。

彼女はガイのことが大好きなんですが、ガイがカティの話ばかりするため自分の気持を打ち明けないでいました。

しかしオリバーへの気持ちを持て余しガイにベタベタ甘えるカティの態度に反発。

ガイが呪いを受けて危険な状態になったときはカティよりも早くガイのそばに駆けつけ、キスで呪いを吸い取りました。

ミシェーラ=マクファーレン(シェラ)&オリバー=ホーン

シェラことミシェーラ・マクファーレンはオリバー・ホーンをかなり気に入っていると思います。デキる同級生としてだけでなく、魔法を良く知るもの同士の信頼感や親近感を強く感じているようです。

シェラはオリバーの魔法コメディや戦い方などを詳細に分析して解説を加えるのが大好きで、オリバーのことを非常によく観察しています。

オリバーがオフィーリアの「惹香(パフューム)」で体調を狂わされた(超絶欲求不満になっていた)ことを見抜き、男子トイレに連れこんで欲求解消のお手伝いをしていましたw

直接のふれあいはなく言葉だけで導いた大人の手腕に脱帽…ここはぜひ小説で読んでほしいです。

ピート=レストン&オリバー=ホーン

ピート・レストンはオリバーに友情以上のものを感じています。原作小説12巻ではとうとうオリバーを押し倒しました。

ピートは普通人家庭(両親は魔法が使えない)出身で、魔法の世界の知識が全くない状態で入学。

たまたま入学式前のトロールの暴走事件でオリバーと知り合ったことをきっかけに寮の部屋が同室になり、世話好きなオリバーが何から何まで教えて成長を見守ってきました。

オリバーに頭をくしゃくしゃに撫でられると喜んでますし、両極往来者(リバーシ)という特異体質で女性になる時期があってもオリバーとの同室を解消しないなどかなり気を許しています。

「オリバーをふりむかせてみせる」発言もあるなどナナオの存在にもひるんでいません。

オリバーの恋人があくまでもナナオであることは承知しつつ、時折自分と関係を持ってくれればいいとしたたかな提案をしてオリバーをものにしました。

最近ではオリバーに世話をされる立場から脱却し、共に並び立つことのできる存在になりつつあります。

テレサ=カルステ&オリバー=ホーン

テレサは「君主」として母親の復讐を誓うオリバーを尊敬し憧れています。彼女自身は「同志」から選ばれたオリバーの隠密で、常にオリバーの影として付き従う存在です。

テレサはオリバーが初めてキンバリーの教師(ダリウス=グレンヴィル)を倒した様子を見てオリバーに陥落。

オリバーが好きすぎて、魔法学校に入学すると後輩として正々堂々とオリバーに近づき、オリバーを尊敬する人にだけとても親切になっています。

オリバーは迷宮育ちで人との接触を好まないテレサを心配し、同級生との交流を勧めたり旅行に連れ出したりと世話を焼いています。

シャノン=シャーウッド&オリバー=ホーン

シャノンはオリバーのいとこのお姉さんです。オリバーを「ノル」という愛称で呼び、いつも体調や友人関係を気遣っています。

見た目は癒し系女子ですが、魂を扱う魔法を得意としており人の考えを見抜くので、彼女の前で嘘はつけません(けっこう恐ろしい…)。

オリバーを抱き寄せて頬にキスしたり喜んで添い寝したりするなど家族の愛情以上のものがあるのかも?と思わせる存在です。

過去にオリバーと辛い過去を共有しており、オリバーが魔剣を使うにはシャノンの魔術が必要不可欠なこともあって分かち難い絆を持っています。

オフィーリア=サルバドーリ&アルヴィン=ゴッドフレイ

オフィーリアとゴッドフレイが迎えた結末は悲劇的です。オフィーリアの好意は報われることなく終わりました。

オフィーリアは生まれつき男を惑わす「惹香(パフューム)」を漂わせる体質で、自分の子宮でキメラを合成できる魔女です。常に男性が引き寄せられてしまうため周囲から浮いていました。

その様子を見かねた幼馴染のカルロスが友人のアルヴィン・ゴッドフレイを紹介すると、彼はパフュームの影響を克服するため股間に激痛呪文を撃ち続けながらオフィーリアの話し相手になってくれました。

自分のためにこんなことしてもらえたら、惚れない女子はいないですね。

炎のコントロールが定まらず毎回腕を焼いていたゴッドフレイに治癒呪文をかけるのがオフィーリアの役目になり、いつしか自警団(生徒会の前身)で共に活動するようになります。

オフィーリアの気持ちは恋へと変わっていきましたが、自警団のメンバーが増えると再び周囲との軋轢に悩むことになりました。

ゴッドフレイとの間にはたしかに友情があるのに、さほど親しくない周囲の人間からは”オフィーリアが「惹香(パフューム)」で惑わした”ようにしか見えないからです。

ゴッドフレイの友人としてそばにいるため魔法使いとしての強さを示し周囲を黙らせていたオフィーリアですが、その行動が彼女を追い詰めていきます。

さらに、ゴッドフレイとの関係が深まるほどにパフュームで彼を手に入れたいという想いを抑えることができず、その苦しみから逃れるためわざとゴッドフレイの身近にいる男子生徒を誘惑しました。

それがきっかけでゴッドフレイと敵対関係になり、心の底では自分の行為をずっと後悔していました。

死に際にゴッドフレイに「お迎え」(魔に呑まれた者の看取り)に来てもらい、カルロスとともに旅立てたのが最後の幸せだったと思います。

ティム=リントン&アルヴィン=ゴッドフレイ

ティム・リントンは「毒殺魔」の異名で知られる小柄で可愛らしい魔法使いで、趣味で時折女装していますが体も心も男性です。実はゴッドフレイに好意を持っています

短気で好戦的、いつも毒薬を持ち歩いているので周囲から怖れられていますが、オフィーリアとはゴッドフレイをめぐる恋のライバルとしていつも張り合っていました。

毒薬作りはうまいけれども他の魔法薬作りは苦手という設定ですが、オリバーに「先輩のこと尊敬してます」と言われて恥ずかしすぎて逃走するシーンがかわいいですw

ティム=リントン&オリバー=ホーン

ティムはゴッドフレイが卒業してからはずっと女性の格好をしています。見た目は元気でおしゃれな小柄な女の子といった印象です。

オリバーに「先輩のこと尊敬してます」と言われたことをきっかけに、ティムの中でオリバーの存在が大きくなっていたようです。

その後は後輩の面倒をよく見る良き先輩に変身して周囲を驚かせ、ゴッドフレイの後をついで生徒会長になりました。

原作小説12巻ではオリバーの膝の上でゴロゴロして甘えまくり、ほっぺにキスするなどオリバーにかなり心を許しています。

カルロス=ウィットロウ&オフィーリア=サルヴァドーリ

カルロス・ウィットロウはオフィーリア・サルヴァドーリを愛していました。二人はお互いに最大の魔術を展開しながら抱き合って死んでいきました。

カルロスはオフィーリアの幼馴染で、外見はほっそりした少年ですが女性のような高い声で話します。

サルヴァドーリ家とウィットロウ家の間には盟約があり、カルロスはオフィーリアが魔に呑まれる(人間として生きられなくなる、魔獣・魔人化する)ときは止めを刺す役目を与えられていました

実際にオフィーリアが魔に呑まれ絶界詠唱(グランドアリア)を展開したときは、対抗属性を持つ去勢歌手(カストラート、男性器を切除し変声前の声を持つ男性歌手)という魔術(歌)で対抗。

自分の体が崩壊するのも顧みず歌い続け、彼女を抱きしめて死んでいきます。

カルロス「愛してるわ、私のリア。今までもこれからも、ずっとずっと。」
オフィーリア「大嫌いよ、あんたなんて…もう、離さないで」
『七つの魔剣が支配する』3巻

ゴッドフレイへの想いをこじらせ魔道を極めたオフィーリア。自分が愛してやまなかった少女を胸に抱えて死んでいくとき、カルロスは何を思ったのでしょうか。

燃え尽きた二人が美しい白い砂になったシーンが切なかったです。

レオンシオ=エチェバルリア&アルヴィン=ゴッドフレイ

レオンシオはゴッドフレイにちょっとこじらせた恋愛感情を持っています

彼らが2年生のとき、魔に呑まれた学生の「お迎え」(死に際を見届けること)に偶然同行することになった結果、レオンシオはゴッドフレイの炎で顔の右半分にひどい火傷を負いました

その事に気づいたとき、レオンシオは涙を流しながら股間を屹立させていました。その異様な気持ちの昂ぶりは、自分が完璧でなくなったことに気づいたからでした。

保守派の名家であるエチェバルリア家ではあらゆることに完璧であることが求められ、些細な失敗から使用人が自殺を選ぶほどそのルールは厳密に保たれています。

火傷によって自分が完璧さの呪いから開放されたことに気づいたレオンシオは、傷などカンタンに治せるにも関わらず消そうとしません。

ゴッドフレイに感じた昂ぶりは7年生になった現在も当時のままレオンシオの中にあり、本人を前に堂々と恋心を語るまでに高まっています。

フェリシア=エチェバルリア&オリバー=ホーン

フェリシア=エチェバルリアはレオンシオ・エチェバルリアの妹で、オリバーの1学年下の尊大な美少女です。

他人の才能を見出しそれを磨くことを無上の喜びとしており、決闘リーグでの戦いぶりからオリバーに目をつけました。

オリバーのため自ら素材を吟味し黄金の飾りをあしらった首輪をオーダーメイド。オリバーに贈ろうとします。

テレサが引きちぎって捨てましたが、オリバーの「これは…その…腕輪、だろうか……?」が面白すぎました(笑)

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七つの魔剣が支配するまとめ

七つの魔剣が支配するの恋愛要素や恋人関係を解説してきました。

全体を見渡すと、オリバーとゴッドフレイがモテ男子なのがよくわかりますw

  • オリバー・ホーン&ナナオ・ヒビヤ
  • カティ・アールト&オリバー・ホーン
  • ガイ・グリーンウッド&カティ・アールト
  • ミシェーラ(シェラ)・マクファーレン&オリバー・ホーン
  • ピート・レストン&オリバー・ホーン
  • テレサ・カルステ&オリバー・ホーン
  • シャノン・シャーウッド&オリバー・ホーン
  • オフィーリア・サルバドーリ&アルヴィン・ゴッドフレイ
  • ティム・リントン&アルヴィン・ゴッドフレイ
  • カルロス・ウィットロウ&オフィーリア・サルヴァドーリ
  • レオンシオ・エチェバルリア&アルヴィン・ゴッドフレイ
  • フェリシア=エチェバルリア&オリバー・ホーン
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