『七つの魔剣が支配する』のカティ=アールトは、ふんわりした巻き毛の優しげな雰囲気の少女ですが、オリバーの仲間内で実は最も”ヤバいやつ”だと思われています。
だからこそいじめられるわけなんですが、それはなぜなのか、カティの能力や強さを知れば納得できるはず。今回はカティ=アールトについて詳しく解説します。
七つの魔剣が支配するのカティ=アールトが嫌われる理由
『七つの魔剣が支配する』第4話「円形闘技場（コロシアム）」日に日に悪化する、カティへのクラスメイトたちからの嫌がらせ #七つの魔剣が支配する #ななつま #MOVIEW
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— MOVIEW｜映画・アニメ・特撮 (@moviewjp) July 28, 2023
【ななつま】のカティがクラスメイトからいじめられる理由を解説します。
トロールを守り人語を教えたため「人権派」と見られるように
カティは入学式のパレードで自分を踏み潰しそうになったトロールを自分の身を犠牲にして守っただけでなく、トロールに人語を教えることに没頭しました。
彼女がトロールに必死で人語を教えたのは、自分が幼いころ人語を話すトロールに見守られて育ったからです。しかしそれは珍しすぎて誰も信じてくれないような経験です。
また、錬金術の教師ダリウス・グレンヴィルが入学式のパレードで暴れたトロールを殺処分することに抵抗したのですが、キンバリーの教師に反抗するという発想は普通の生徒にはできません。
つまりトロールを守ったカティの行動はキンバリーの魔法使いとしてはかなり常識外れだったといえます。
魔法使いらしさが身につくにつれて純粋な思いを失っていくキンバリー生の中にあって自分の信念を曲げないカティの姿は、オリバーにとって「天使」のように眩しかったのだと思います。
いじめられるのは「保守派」の標的になったから
カティがクスメイトからいじめられるのは、亜人種のトロールを魔法使いと対等な生物として扱う「人権派」と見られ「保守派」の標的になったからです。
魔法使いは人間よりも亜人種よりも優れているというのが多数派の「保守派」にとって常識なので、多くの魔法使いにとってカティの行動は違和感があります。
また、作中で亜人種として登場するコボルト（人間に犬のきぐるみを着せたような外見の生物）、トロールなどには魔法使いとコミュニケーションできる知性がないと考えられています。
そのためコボルトハントという競技があったり、一度でも人間に危害を加えた生物はすぐに殺処分されることが一般的です。
下等な生物に人間のマネをさせようと真剣に努力している、という見られ方をしたためカティは「保守派」から変人だと思われいじめの標的になっていました。
「人権派」の上級生ヴェラ=ミリガンの共同研究者になる
カティはトロールに人語を話させることに成功します。その成果を目の当たりにした「人権派」の上級生ヴェラ・ミリガンの共同研究者になり、工房まで譲り受けました。
そもそも入学式でトロールが逃げようとしたのはミリガンから逃れるためでしたし、亜人種に数々の人体実験を行いカティまで解剖して脳の観察を企てたミリガンと組むなど普通は考えにくいです。
しかしカティはショッキングな事件に巻き込まれながらも「キンバリーを今より少しでも優しい場所にしてみせる」という自分の信念を曲げることなく行動していきます。
ただし生き物が持つ本能や思いに寄り添いたいという思いが強すぎて、時には自分の身を犠牲にすることもためらいません。
そのため「異端」に直接手を触れ命の危険にさらされる、殺処分できなかった生き物に指を食いちぎられそうになるなど「魔に呑まれる」危険が高い人物として家族や剣花団の仲間、クラスメイトなどから心配されています。
【ななつま】七つの魔剣が支配するのカティ=アールトとは？
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第五話「蛇眼（グレアー）」#ななつま pic.twitter.com/ZQCtqgIE1h— 『七つの魔剣が支配する』TVアニメ公式（ななつま） (@nanatsuma_pr) July 28, 2023
『七つの魔剣が支配する』のカティ=アールトがどんなキャラクターなのか、改めてプロフィールをご紹介します。
カティのプロフィール（年齢や誕生日など）
カティ=アールトはキンバリー魔法学校の生徒で、オリバーとは同級生で剣花団で親しく付き合う仲間の一人です。
カティの年齢や誕生日は原作でも明らかになっていませんが、キンバリーに入学する年齢は15才なのでカティもおそらく15才で入学したと思われます。
連合(ユニオン)北方の湖水国(ファーンランド)からの留学生で、「人権派」の両親のもとで育ちました。ちなみに人権派とは、亜人種に人権を認めようとする立場のことです。
カティが入学式前にトロールに踏み潰されそうになったところをオリバー、ナナオ、シェラ、ピート、ガイが協力して救ったことから6人は仲間になりました。
カティの能力・強さは魔法生物全般に関する豊富な知識
カティの能力・強さは魔法生物全般に関する豊富な知識です。
一魔法使いとして戦闘力が高いわけではありませんが、上級生になるとトロールのマルコや魔王鳥(ガルダ)を使い魔として使役するようになります。
学生のうちからトロールやガルダを使役すること、彼らを恐怖で縛るのではなくコミュニケーションを取ることに成功した魔法使いは他に登場しないので、かなりの研究成果をあげています。
また、戦場となる場所に潜む生き物や環境を利用して戦略的に有利な作戦を選び、その場に合った戦い方をするなど戦闘への貢献度も高くなっていきます。
オリバーが好き・ガイはケンカ友達
カティはオリバーの事が好きですが、自分の気持ちを伝えようとはしません。
オリバーはダリウス＝グレンヴィルの激痛呪文を受けながらも身を呈してトロールを守った彼女を「天使のようだ」と心から称賛しました。
それがきっかけでカティはオリバーを意識しはじめますが、親友ナナオがオリバーと仲を深めていくことを応援する気持ちもあり、自分の気持ちは中途半端な状態です。
一方クラスメイトのガイとは、低学年のうちは魔法生物に関する意見の違いもあって何かと口げんかが絶えませんでした。
しかし学年が上がるにつれて、ガイはカティのうっぷんばらしや甘えを受け止められる包容力のある男性として成長していきます。
後輩の女子から思いを寄せられるガイですが、本心ではカティのことをずっと想っているフシがあります。
オリバーやガイとカティの関係が最後どうなるのか？は今後注目です。
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七つの魔剣が支配するのカティの能力･強さやいじめの理由まとめ
七つの魔剣が支配するのカティ=アールトについて詳しく解説してきました。
- カティは15才でキンバリーに入学した生徒
- オリバーやナナオ、シェラ、ピート、ガイとは同級生で仲が良い
- 能力・強さは魔法生物全般に関する豊富な知識
- オリバーが好きでガイはケンカ友達
- トロールを守り人語を教えたため「人権派」と見られるように
- クラスメイトからいじめられる理由は「保守派」の標的になったから
実はオリバーとともに復讐を誓い合う同志たちからは、”カティなら仲間になってくれるのでは”との声もあがっています。
今後カティがどう成長していくのか？アニメも小説も楽しんでいきたいと思います！
