『ようこそ実力至上主義の教室へ』で異彩を放っているのが、主人公綾小路清隆の存在です。
勉強でも運動でも駆け引きでも、とにかくあらゆることに抜きん出た能力の持ち主であることは間違いありません。
しかし、他人を思い通りにコントロールする様子を見せつけられると、そこまでするのかよ……と言いたくなるのもまた事実。
特に、綾小路が軽井沢恵に「股を開け」と言ったのはさすがにひどいという意見はありますね。
今回は、軽井沢を落とすために綾小路が使った方法を解説します。
やっぱりこいつクズだ!となるかもしれませんが、ぜひ最後までおつきあいください(笑)
よう実の主人公綾小路が「股を開け」と言うまでの流れがひどい
今月のよう実の扉絵は軽井沢さんでした!いつも大体好きなように描かせていただだいているのですが、今回は原作の方のこだわりを感じました!!頑張って描きましたのでよろしくお願いいたします〜!#よう実44話 pic.twitter.com/e62tKYtj0A
— 一乃ゆゆ/Yuyu Ichino (@yuyu_d) December 9, 2019
よう実・綾小路が軽井沢に「股を開け」と言うシーンは原作4巻の中で最も印象的なシーンではないでしょうか。
セリフだけ聞けば、明らかにクズなセクハラ発言です。
綾小路が誰をどう操ってこの発言までもっていったか、詳しく解説します。
「股を開け」はアニメ2期3話に出てくるが原作よりマイルドに改変
綾小路が軽井沢に「股を開け」というシーンはアニメ2期の3話で見ることができます。
これからご紹介する原作よりもシーン自体が短く、セリフも少ないので綾小路の酷さがマイルドになり、クズ度が少なめでしたw
話の流れはわかりやすく整理されていたと思いますが、ぜひ原作での綾小路のクズっぷりを見てください。
綾小路は軽井沢が過去にひどいいじめを受けたことを知る
綾小路は軽井沢が小中学校の9年間いじめられっ子だったという過去を知りました。
綾小路はある日Cクラスの真鍋たちと軽井沢との間の言い争いを目撃。
軽井沢が数人に囲まれ、あまりにも簡単に追い込まれる状況を見ながらも、助けようとする幸村を制止します。
真鍋や軽井沢の利用価値を冷静に計算する綾小路こわ……!
オレたちが監視している今の段階で多少暴力でも振るわれた方が、後々の抑止力につながる。
程度によっては学校側に訴えると脅して有効に利用できる可能性もあるからな。
ようこそ実力至上主義の教室へ 4巻 P214
「有効に利用できる可能性もある」って、真鍋たちを脅して何させるつもりなんだよ!とツッコミたくなる場面です。まあ、すぐに利用しちゃうんですけどね。
アニメではこの心の声がカットされてるので、綾小路の鬼畜ぶりが目立ちませんw
この後平田と軽井沢の3人で話すことになり、軽井沢が過去にいじめられていたこと、平田は彼氏のふりをしているだけであることが判明。
綾小路は、軽井沢の行動原則の第一位が「自分の身を守る」ことだと見抜きました。
わざと軽井沢を襲わせいじめのトラウマを思い出させる
綾小路は真鍋にわざと軽井沢を襲わせ、いじめのトラウマを思い出させでズタボロにします。
アニメでは真鍋にメールを送るシーンがあったので、この綾小路の動きがわかりやすかったですね。
原作ではもっと手が込んだことが行われていました。
まず真鍋には、匿名のサブ垢で軽井沢を嫌うDクラス女子のフリをして連絡。
船上にいる間なら監視の目も緩いから今がチャンス!と焚きつけ、監視カメラのない場所を教えておき
つぎに平田に嘘をつかせ(!)、待ち合わせと嘘をついて軽井沢を呼び出して、真鍋たちに襲わせました。
誰も見てない場所で、軽井沢は簡単に追い込まれるし、どんどん暴力がエスカレート。
いや~、綾小路はオニですね~。
こんな事態になるということは、何かと女子への当たりが強い軽井沢にも落ち度はありますよ。
でも思いっきり真鍋たちを煽り、洋服を着ている場所なら蹴ってもバレないとか余計な知恵までつけさせてて、綾小路ほんとひどい。
何が行われても構わない。
一度徹底的に壊してもらったほうが、再構築するための手間が省けるだろう。
ようこそ実力至上主義の教室へ 4巻 p257
アニメでもこの心の声は流れてましたね。
軽井沢をコントロールしやすい人形か何かみたいに考えてません?て感じ。
本を読んでる分にはまあ他人事ですが、綾小路とは知り合いにさえなりたくないですね。怖いわ。
軽井沢の判断力を奪い「股を開け」と脅迫
綾小路は、いじめのトラウマで身動きできなくなっている軽井沢の前に登場。
いじめられた過去を知っていると伝えたうえで、「自分はいつでも秘密を暴露できる」と脅迫のジャブを繰り出します。
無理やり軽井沢を立たせ、壁に押し付けて
「体か。それも悪くないかもな」
指先を走らせ、オレは軽井沢の太ももに触れる。
ようこそ実力至上主義の教室へ 4巻 p264
とさらにセクハラをかます綾小路。ぞわー
アニメではボディタッチも、このあとの脅しもなしでした。
「逃げるな。次に逃げたら今すぐお前のすべてを学校中に言いふらしてやる」
ようこそ実力至上主義の教室へ 4巻 p264
と軽井沢の顔を押さえつけ、顔を近づけて脅迫。怖いってば!!
そしてトドメの一発です。
「股を開け」
そう命令すると、軽井沢は大粒の涙を流しながらもゆっくりと足を開いた。
ようこそ実力至上主義の教室へ 4巻 p265
この時綾小路はわざとベルトの金具をカチャカチャいわせるという小細工までしてます。
そこまでやるとは……やっぱ普通じゃないですね。アニメではカットされていましたね。
ここで軽井沢は戦意喪失。完全に抵抗をやめ、うつろな目に。
その様子から、もっとひどい経験をしてるんじゃないかと勘ぐった綾小路は、誘導尋問で見当をつけ、シャツをめくって軽井沢の左脇腹の傷に触れます。
ここでなぜ触るー!
彼女の心に最も深い傷を負わせたのが、この刃物による傷跡だと知ります。
軽井沢の高飛車な態度は、いじめられることに怯える本当の自分を隠すためのものでした。
綾小路は、人には言えない「闇」(秘密)を持つ者同士だから通じあえる、信用できると判断したらしく
軽井沢が綾小路のために動いてくれれば、平田の代わりに守ってやると約束しました。
原作では声に出して語られなかった心の闇の話が、アニメでは
心に闇を持つものは惹かれ合う。そして、より強い者が相手を包み込んでいく。
ようこそ実力至上主義の教室へ アニメ2期3話
というセリフになってました。
綾小路が解説してくれるから、軽井沢にも視聴者にもわかりやすかったですね!
よう実・綾小路のクズなセリフ・行動の理由は?
よう実の綾小路が軽井沢に「股を開け」とクズなセリフや行動の理由はなんでしょうか?
綾小路の手駒として使えるか見極めるのが目的だった!
綾小路の目的は、協力者(手駒)として使えるか見極めることでした!
極限状態で軽井沢がどう振る舞うかを観察する目的で、「股を開け」と言ってリアクションを試したのです。
自分に都合のいいシチュエーションを作るために、わざと真鍋たちに襲わせさんざん痛めつけておいて、助けに来たかと思わせて実はひどいことをするという。
いやあ、これぞクズですね。
このとき軽井沢が股を開いたため、体を傷つけられることよりも、自分の過去がバラされることを怖れていると判断。
秘密を守ることを優先した軽井沢の態度を、協力者として使えると評価したようです。
自分で痛めつけておいて「オレが守ってやる」は卑怯すぎてクズかも
自分が手を回して痛めつけ、誰にも知られたくない心の傷を暴いておいて「オレが守ってやる」は卑怯でしょう。クズだと言われても仕方ないですね。
軽井沢は真鍋たちをたきつけたのが綾小路だってことは知らないし
真鍋たちのほうには、軽井沢をボコっている様子を撮った動画を綾小路がサブ垢から送りつけ「口外したら学校にこれ出す」って脅して黙らせる、ってのを実行してるし
自作自演で相手を弱らせ脅迫して支配するとか、自分の目的最優先で相手をコントロールする様子は、見てて気分悪くなります。
綾小路にしてみれば、これでもう軽井沢が脅されたりいじめられることも当面なくなった、もし次に何かあっても彼女を守るから問題ないっていうんでしょうけども
軽井沢が綾小路がしたことを知らないまま恋人同士にまでなっているのを見ると、ちょっとモヤモヤしますね。
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ようこそ実力至上主義の教室への主人公、綾小路清隆が「股を開け」と言うまでの流れと
軽井沢恵が協力者として使えるか試す目的だったということをご紹介しました。
実は最初サラッと一読したときは「あら、軽井沢ちょっとだまされてるw」ぐらいしか思ってなかったんです。
でも読み返したら、綾小路ってクズかも…?という疑問がフツフツと湧き上がってきました。
大人気のキャラではありますが、このシーンでは確実にクズであると結論づけて終わりたいと思います。
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