『七つの魔剣が支配する』最大の謎といえば、クロエ=ハルフォードがなぜあんなに残酷な方法で殺されなくてはならなかったのか?ということですね。
今回は何かと謎の多いクロエ=ハルフォード死亡の真相や、殺された理由と真犯人・死因について考察します。
ネタバレ全開ですのでご注意ください。
七つの魔剣が支配するのクロエ=ハルフォード死亡の真犯人ネタバレ
ななつまよりクロエ君 pic.twitter.com/etELdpvkTS
— なまくたろー (@7ma9ta6) July 2, 2023
七つの魔剣が支配するのクロエ=ハルフォードとはどのようなキャラクターなのでしょうか?
クロエは異端狩りの魔女
クロエ=ハルフォードは異端狩りの魔女でした。その魔術・剣術や箒術の凄まじさから、千年に一度の傑物(要するに天才・異才)と評価されています。
大歴1525年4月8日に死亡
クロエ・ハルフォードは大歴1525年4月8日に殺され死亡しました。
その夜、クロエは襲撃を察知して自宅のある森の中で6人の暗殺者を迎え撃ちました。
- ダリウス=グレンヴィル
- バネッサ=オールディス
- フランシス=ギルクリスト
- エンリコ=フォルギエーリ
- デメトリオ=アリステイディス
- バルディア=ムウェジカミィリ
これだけのメンバーが揃えば自分もやられるかもしれない、と納得のメンバーが揃っていましたが、真犯人は彼女が最も可愛がっていた後輩でした。
真犯人はエスメラルダ
真犯人はエスメラルダ=カテナ=ドラクルーグ (通称エミィ)です。
クロエが6人の暗殺者から逃げていたとき、タイミングよくエミィが現れ逃げ道へと誘導しました。
が、実はそれこそが罠…!安全な場所に着いた瞬間、クロエはエスメラルダに背中から一突きされ致命傷を負います。
最初に6人に襲われることもエスメラルダが仕組んでいたことでした。
その後6人が順番にクロエに拷問を加えたのち、吸血鬼の血をひくエスメラルダがクロエの血と魂を吸い取りました。
クロエは半身が欠けた霊体となってオリバーのもとにたどり着きます。クロエの魂はオリバーの魂に絡み付き、霊体は消えました。
七つの魔剣が支配するのクロエは強すぎた!能力・強さを解説
七つの魔剣が支配するのクロエ=ハルフォードの能力・強さについて解説します。
彼女が殺された理由として、彼女が強すぎたからというのは間違いないからです。
「双仗そうじょう」と呼ばれ剣技に優れていた
クロエは「双仗」という二つ名が表すように両手に仗剣を持って戦うスタイルで有名でした。
魔法界の基幹三流派のいずれとも異なる彼女独自の剣は「クロエ流」と呼ばれました。
呪文学の教師で「仗剣不要論」を唱えるギルクリストでさえ”嫌いではなかった”というほどに、クロエの剣術は素晴らしいものでした。
第四魔剣『奈落を渡る糸(アングスタヴィア)』の遣い手
クロエは第四魔剣『奈落を渡る糸(アングスタヴィア)』の遣い手でした。
この作品での魔剣は剣技の秘奥とされる「技」で、第四魔剣は「無数の可能性を持つ未来の一つを予知することでその観測した未来へ向かって現在を収束させる」魔剣です。
つまりどんなに敗色濃厚な状況であっても、万に一つ勝てる可能性があればその未来を引き寄せることができる剣技と言い換えてもいいでしょう。
このほかにもクロエは未来予知能力に匹敵する力を持っていました。
生家のシャーウッド家に伝わる占術は本人に合わなかったようですが、剣技のほかに予知能力もあったからこそ異端狩りの最前線で生き残れたのかもしれません。
剛鉄(アダマント)を一節呪文で切断できる
クロエは剛鉄(アダマント)を一節呪文で切断することができます。
これは他の魔法使いには真似できない技術で、長年異端狩りを経験し教師として数多くの魔法使いを見てきたエンリコに「規格外」と言わしめるほどの高等技術でした。
箒に好かれる体質だった
クロエは箒に好かれる体質でした。優れた箒にのり、通常ではありえない速さで自在に空を飛び回ることのできる魔女でした。
作中では箒は生き物という設定で、キンバリーに入学した生徒は箒が魔法使いを選ぶ「箒合わせの儀」で箒を選ぶことになります。
クロエの箒は、箒術の教師で魔法空戦の英雄だったダスティン=ヘッジズさえも拒む暴れ箒で、彼女が亡くなってからは誰も乗れない箒として有名でした。
しかしナナオにだけは心を許し、彼女を乗せることになります。
箒術の教師ダスティン=ヘッジズによれば、クロエとナナオの魔力は”気持ちよく澄み切っている”ようで、そこが魔力を餌とする箒にとって最も大切なことなのかもしれません。
七つの魔剣が支配するのクロエ死亡の真相と殺された理由を考察
七つの魔剣が支配するのクロエ=ハルフォードはなぜ殺されなければならなかったのでしょうか?死亡した理由を解説します。
クロエ死亡の真相
クロエは背中から仗剣で胸を一突きされ動けなくなったあと、6人から交互に拷問を受け、そののちエスメラルダに魂を吸い取られています。
クロエを襲ったメンバーがそれぞれ拷問を行った回数は次の通りです。
- ダリウス=グレンヴィル:拷問128回
- バネッサ=オールディス:拷問30回
- バルディア=ムウェジカミィリ:拷問32回
- エンリコ=フォルギエーリ:拷問20回
- フランシス=ギルクリスト:拷問3回
- デメトリオ=アリステイディス:拷問20回
- エスメラルダ=カテナ=ドラクルーグ :吸血鬼の牙で血と魂を吸い取った
クロエが狙われた理由
クロエが狙われた理由は、当時最強の魔女の一人だったこと、保守派と対立する「人権派」の代表と見られていたこと、彼女自身の破天荒な性格や振る舞いなどいくつかあると思われます。
魔法界最強の魔女の一人だったから
クロエが当時の魔法界において最強の魔女だったことは疑いありません。
それゆえに彼女が誰に味方するかによって勢力図が塗り替えられかねない危険があり、彼女の動向が注目されていました。
「人権派」の代表と見られていたから
クロエは「人権派」の代表と見られていました。本人はそういった発言や振る舞いをした記憶はないものの、周囲から見ると「人権派」に見えていたようです。
現在の体制を維持し魔法使いが人間や亜人種よりも高い地位にあることを良しとする「保守派」から危険分子と見られていた可能性は高いと思います。
クロエは「私たち全員が少しずつ優しくなる」ことによって、異端狩りの現場で魔法使いだけでなく異端や異端の疑いをかけられた亜人種たちが命を落とす状況を変えられるのではないか?と考えていたようです。
魔法使いの会合で何度も提案を行っていたようですが、議論は進まず平行線のままでした。
破天荒な性格で敵も味方も多かったから
クロエは表裏のないまっすぐな性格ではありましたが、感情や言葉の表現が率直すぎて誤解を招きやすい面がありました。
キンバリー在学中「拳闘王」と呼ばれていたことからも、その喧嘩っ早い性格が伺えます。
しかしクロエは誰にでも分け隔てなく接する気さくな性格だったため、彼女をかわいがる先輩や慕う後輩も数多くいました。
また、男女問わず恋愛対象にしていたようで、彼女をめぐってオリバーの父エドガー、ミシェーラの父マクファーレン、現在の学校長エスメラルダがパートナーの座を争っていた様子もあります。
特にエスメラルダに対しては、日頃から親しくしていたにも関わらずエドガーと結婚したことや息子オリバーが生まれていたことを秘密にしていました。
そのためもしエスメラルダが密かにその事実を知ったのだとすると、彼女の裏切りにつながった可能性は否定できません。
クロエ死亡後に能力や強さなどを継承した人物
クロエの能力や強さを継承した人物は何人かいます。
「双仗そうじょう」の剣技⇒エスメラルダ
「双仗そうじょう」の剣技はエスメラルダに継承されたようです。
現キンバリー学校長のエスメラルダは腰の後ろに2つの仗剣をクロスさせ常に身につけています。
これはクロエの「双仗そうじょう」の技を自分が受け継いでいると示す意味があると思われます。
オリバーのもとにたどり着いた霊体が体の半分ほどの大きさだったことから、この他にもエスメラルダによって吸い取られたものがあると予想されています(まだ内容はわかりません)。
クロエの魂を吸い取って以降、エスメラルダはずっと頭痛に悩まされてきました。
ナナオが入学式で頭痛に効くツボを校長に教えたのはこれを見抜いたからで、エスメラルダはその時からナナオを気に入っているようです。
剣技の一部⇒ルーサー=ガーランド
ダリウス・グレンヴィルがクロエにとどめを刺したとき、彼女が後輩であるルーサーとダリウスの二人に同じように剣技を教えていたことがわかりました。
ルーサーにとってそれは楽しくてたまらない剣技のレッスンでしたが、ダリウスにとってはルーサーより自分が劣ることを自覚させられる辛い時間でしかなかったようです。
第四魔剣『奈落を渡る糸(アングスタヴィア)』⇒オリバー
魂魄融合(ソウルマージ)によってクロエの魂とつながると、オリバーは第四魔剣を使うことができます。
剛鉄(アダマント)の切断呪文⇒オリバー
魂魄融合(ソウルマージ)によってクロエの魂とつながると、剛鉄の切断呪文もオリバーが使えるようになります。
クロエの箒⇒ナナオ
クロエの箒には、ナナオが乗っています。
クロエとの約束⇒セオドール・マクファーレン
ミシェーラの父セオドールは生前のクロエと何か約束をしており、その約束を果たすためナナオをスカウトしてきました。
セオドールには、ナナオを剣士として早く成長させたい、手合わせできるチャンスを早く掴みたいと待ち望んでいるフシがあります。それは約束の成就とも関係しているようです。
セオドールの話を聴いたガーランドが思わずニヤリとしていることから、他流試合が三度の飯より好きだったという彼もまたナナオとの手合わせを楽しみにしていると推測できます。
セオドールは第二魔剣『己へと奔る影(クーレウンブラ)』の遣い手でもあり、剣の腕ではガーランドにも劣らぬ遣い手のようです。
ナナオとどのように剣を交えることになるのか注目ですね!
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七つの魔剣が支配するのクロエ死亡の真犯人と理由の考察まとめ
七つの魔剣が支配するのクロエ=ハルフォード死亡の真犯人や殺された理由を考察してきました。
- クロエは異端狩りの魔女で大歴1525年4月8日に殺された
- 真犯人はエスメラルダ
- クロエは「双仗そうじょう」と呼ばれ剣技に優れていた
- 第四魔剣『奈落を渡る糸(アングスタヴィア)』の遣い手
- 剛鉄(アダマント)を一節呪文で切断できる
- 箒に好かれる体質だった
- クロエが殺された理由は、強すぎたこと、人権派とされたこと、破天荒な性格
- クロエ死亡後に能力や強さなどを継承した人物はエスメラルダ、ガーランド、オリバー、ナナオとセオドール
以上がクロエ死亡に係る考察の内容になります。
オリバーはクロエの復讐を最後まで続けるのでしょうか…?個人的には”もうやめようよー”と言いたい気分ですが、ナナオとの仕合わせもありますし最後は真剣勝負になりそうですね。
今後の展開に期待したいと思います!