私の幸せな結婚美世の異能・夢見の能力とは?なぜ無能だったか理由も解説

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『私の幸せな結婚』の斎森美世(さいもり・みよ)の異能「夢見ゆめみの力」はどういう能力なのでしょうか?

言葉どおりなら「夢を見る力」ということですが、一体どんな夢を見る能力なのでしょうか?

なぜ無能と呼ばれていたのか、その理由も含め詳しく解説します。

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わたしの幸せな結婚の斎森美世さいもり みよの異能とは?

私の幸せな結婚の斎森美世の異能は、どういう能力なのでしょうか?

「異能」とは異形のものを退治する力

「異能」とは、『わたしの幸せな結婚』の世界では鬼や妖など異形のものを退治するための超常能力のことです。

美世の生まれ育った斎森家は、古来から異能を受け継いできた由緒ある家系の一つです。

母親もまた古くから異能を受け継いできた薄刃家の生まれですが、薄刃家の存在そのものも、その力についてもほとんど知られていませんでした。

美世の能力は「夢見の力」

美世の能力は「夢見の力」あるいは「夢見の才」と呼ばれています。

小説の2巻になるまではっきりと”美世に異能がある”という事実がわからないので読んでいてちょっともやもやしましたが、やっぱりすごい才能あったんじゃん!という感じですね。

「夢見の力」は異能の中でも最強の力とされています。

  • 自分も含めたあらゆる人間の夢の中に入り、夢を操ることができる
  • 相手の精神を操作できる(洗脳も可能)
  • 過去・現在・未来のすべてを見通すことができる(帝の天啓を凌ぐ)

というふうに、夢を利用して特定の個人に働きかけることもできますし、能力の強さとコントロールの仕方によっては、もっと多くの人に影響を及ぼすこともできます。

薄刃家の女性にだけ伝わる能力

「夢見の力」は、薄刃家という異能の一族のうち女性にだけ伝わる能力です。

薄刃家の女性のうち、いわゆる「精神感応(テレパシー)」が使える女性だけが「夢見の力」を持つ子供を授かります。

美世の母親・澄美は薄刃家の出身でテレパシストだったため、美世は夢見の力を持って生まれました。

夢見の力を持つ者は「夢見の巫女」

夢見の力を持つ者は「夢見の巫女」と呼ばれ、薄刃家では白い着物と朱い袴の巫女装束を身につけることになっています。

薄刃家の人々にとって神にも等しい存在であり、夢見の巫女が現れたなら一族全員で守り支えるという掟があるほどです。

一族の中から特に選ばれた者が常に傍らにいて、命がけで巫女を守る役割を果たします。

今回美世専属の護衛ともいえる役目をしているのが薄刃新(うすば・あらた)で、美世の母方のいとこです。

美世に「見鬼の才(異形を見る能力)」はない

美世には「見鬼の才」、すなわち鬼や妖などの異形を判別する能力はありません

新の説明によると、薄刃家の異能者にとって「見鬼の才」を持たないことはごく普通のこと。

なので、美世には鬼や妖が見えなくても問題なかったのです。

美世の母親である澄美はそのことを何度も夫の斎森真一に伝えようとしました。

しかし真一は美世を「無能」と決めつけ、澄美の話を聞こうとしませんでした。

斎森家では無能と誤解され虐げられていた

「見鬼の才」がない美世は斎森家で「無能」だと決めつけられ、虐げられていました

本当は「夢見の才」という最強の異能があるにもかかわらず、幼いころ香耶と一緒に「見鬼の才」を試されたとき美代には異形が見えていなかったからです。

一般的には

「見鬼の才」がある=異能がある
と考えられています。
そのため美代は異能の家系に生まれたにもかかわらず異能を持たない「無能」と誤解され、義理の両親や妹からひどいいじめを受けることになりました。
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私の幸せな結婚の美世が「無能」と思われていた理由はなぜ?

わたしの幸せな結婚の美世が「無能」と思われていた理由はなぜなのでしょうか?

母親の薄刃澄美が美世の「夢見の力」を封じたから

美世が「無能」と思われていたのは、母親の薄刃澄美が美世の「夢見の力」を封じる術をかけていたからです。

封じた目的は「夢見の力」を悪意を持った他人に美世の能力を利用させないためでした。悪用すれば世界征服だって夢じゃないですからねw

封印は澄美の死亡後も美世が齊森家で暮らす間は効果を保っていたのですが、美世が久堂家で暮らすようになったこと、齊森家の屋敷が火災で全焼したことから効果が薄れます。

そして、夢枕に立った澄美の言葉に従い美世が斎森家の焼け跡で桜の切り株に触れたとき、「チクッ」とする感覚を感じて完全に封印が解けました。

薄刃家の存在自体が秘密だったから

薄刃家の存在自体が秘密にされていたことも、美世が「無能」と誤解された理由です。薄刃家はもともと異能者を一族以外の家に嫁がせないという方針を貫いてきました。

しかも薄刃という名前は名乗らず、表向きは鶴木を名乗り「鶴木貿易」を営みながら隠れて生きてきました

しかし「天啓」という形で未来予知を行う帝は「夢見の巫女」の過去・現在・未来を見通す力を恐れ、その力を弱体化させようと画策。

鶴木貿易の事業をわざと傾かせ、薄刃家の娘がよその家に嫁ぐしかない状況を作り出し、斎森家に資金援助して結婚を提案させ、澄美を真一と結婚させます。

ここで初めて薄刃の女性がよその家に嫁ぐことになりました。

斎森家の祖父は薄刃の女性の能力について知っていたはずですが、息子の真一は妻となった澄美の価値も、娘の美世の真の能力も知らないままでした。

辰石実(幸次の父)は知っていたようで美世にこだわっていましたが、美世を辰石の嫁にする目論見は失敗に終わりました。

そもそも帝の企みだなんて言えないから秘密のままだったのでしょう。秘密主義がみんなを不幸にしてしまったというわけですね。

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美世が異能を使うシーンは?

美世が異能を使うシーンはあるのでしょうか?

能力の暴走で悪夢を見続ける

美世は夢見の力を最初から自由に使えたのではなく、能力の暴走で何日もの間悪夢を見続ける状態からのスタートでした。

そもそも美世が異能を発揮できるようになったのは、清霞と婚約したあとのことです。

夢枕に立った澄美の言葉どおり斎森家の焼け跡で切り株に触れた美世は、完全に封印が解けたのか自分の意志で夢見の力を使えるようになります。

その後薄刃新と出会い正しく能力を使う方法を教わってからは悪夢にうなされることはなくなっています。

夢見の異能で昏睡状態の清霞を救出

美世は夢見の異能を使って昏睡状態の清霞の夢に入り、彼を助け出しました

  1. 異能を使う相手(人)を決める(相手に直接触れると効果が強くなる)
  2. 異能を意識しながら目的を決める
  3. 相手に異能で働きかける

というのが美世の異能の正しい使い方だと新に教わり、清霞が横たわる布団の横にもう一枚布団をしいて、清霞に触れながら彼の夢の中に入りました。

清霞はこのとき切っても切っても消えない異能者を相手に戦う夢の中にいたのですが、美世の声を聞いて我に返り、二人は手に手をとって現実に戻ってきましたw

知らない間に甘水直(うすい・なおし)の夢に入る

美世は眠っている間に夢見の異能を使い、それとは知らずに甘水直の夢に入っていました。

甘水直は薄刃家の分家である甘水家の長男で、澄美の婚約者候補の一人でした。

夢の中では若かりし頃の母親・澄美と直が薄刃家で仲良く語り合う様子を見ています。

ある時うっかり物音をたてたところ、澄美には気づかれなかったものの直はびくっと反応しました。

直から自分の夢に入っていると教えられて初めて、母親の過去の記憶ではなく甘水直の夢に入ったことに気づいた美世でした。

囚われていた清霞を探し出す

清霞は甘水直を祖師(リーダー)とする異能心教に囚われ、軍本部の地下牢につながれていました。

迷路のような地下牢に入って清霞を探す美世は、自ら積極的に異能を発揮。

もうすぐ人が現れると予告するなど未来を予知したり、迷わず清霞のいる場所に進んでいく、清霞のいる気配を感じるなど、この時点ではかなり異能を使いこなせるようになっています。

地下牢に閉じ込められていた清霞を無事助け出しましたが、この時は読んでいても安心というか無双し始めたな、美世は~という感じでした。

二人が助かってからのちょっとしたいちゃいちゃがいいんですよねw

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私の幸せな結婚美世の異能・夢見の能力とは?なぜ無能と思われていたか理由も解説

私の幸せな結婚の斎森美世(さいもり・みよ)の能力について詳しくご紹介しました。

美世の能力は

  • 「夢見の力」で、薄刃家の女性にだけ伝わる能力
  • 夢見の力を持つ者は「夢見の巫女」

ということで実は最強の異能を持っているんですが、「見鬼の才(異形を見る能力)」はないことから斎森家では無能と誤解され虐げられていました。

美世が「無能」と思われていた理由はなぜなのかもお伝えしました。

  • 母親の薄刃澄美が美世の「夢見の力」を封じたから
  • 薄刃家の存在自体が秘密だったから

以上がその理由です。美世が異能を使うシーンは

  • 能力の暴走で悪夢を見続ける
  • 夢見の異能で昏睡状態の清霞を救出
  • 知らない間に甘水直(うすい・なおし)の夢に入る
  • 囚われていた清霞を探し出す

といったシーンです。

最初に読み始めたときは、異能の話なのに主人公に異能がないってめずらしいな~と思ってたんですが、実は最強の能力を持っていたというw

今後異能者として美世がどう活躍するのか?も楽しみですね♪

でもやっぱり清霞とのイチャイチャが読みたいんですけどね~

これからも二人のストーリーを楽しく読んでいこうと思います!

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