銀河英雄伝説のヒルダとは?ラインハルトとの一夜やプロポーズについても

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銀河英雄伝説はとにかく男性キャラクターが星の数ほど登場することで有名な作品ですが、数少ない女性キャラクターが印象的な作品でもあります。

銀河帝国側の女性の中で最も注目を集める存在は、もちろんヒルダお嬢様ことフロイライン・マリーンドルフです。

今回はヒルダについてラインハルトとの関係も含めて詳しく解説します。

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銀河英雄伝説のヒルダとは?

銀河英雄伝説のヒルダはどのようなキャラクターなのでしょうか?

本名はヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ

ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフは、物語開始時点から登場するマリーンドルフ家のご令嬢です。

19歳のとき父親がカストロプ動乱に巻き込まれ、キルヒアイスに救出されたことからローエングラム陣営と関わることになりました。母親は物語開始前に亡くなっています。

20歳のとき、ブラウンシュヴァイク侯爵による貴族連合・リップシュタット盟約への参加を迷う父親に対してラインハルト陣営に参加するよう提案。

みずからラインハルトに直談判して忠誠を誓い、家督や財産の保護とそれに関わる公文書を手に入れた強者です。

「ありがとう、お父様。マリーンドルフ家の命運を私に委ねてくださって。
そして、面白い時代に私を生んでくださって・・・」

田中芳樹『銀河英雄伝説』 1巻

ラインハルトがにこやかに会話を楽しみ「見かけによらず怖い方だ」と言うほどの聡明さを持っており、その後首席秘書官として迎えられました。

オーベルシュタインを前にしても物怖じせず自分の意見を主張できる精神的なタフさ、ラインハルトに感情をぶつけられても受け入れる度量の広さを併せ持つ稀有な女性です。

ラインハルトが皇帝に即位したのち、皇妃となり息子アレクを産みます。

ラインハルトの姉・アンネローゼとも良好な関係を築いており、ノイエ銀英伝では原作以上に友人として近しい関係を築いています。

フロイライン・マリーンドルフ、あなたの智謀は一個艦隊に勝る

疾風ウォルフことミッターマイヤー元帥による、ヒルダについての有名なセリフがあります。

フロイライン・マリーンドルフ、あなたの智謀は一個艦隊に勝る

田中芳樹『銀河英雄伝説』 5巻

ミッターマイヤーにこう言わしめた理由は何だったのでしょうか?

バーミリオン星域会戦の経過を見ていたヒルダは、このままではラインハルトが負けると推察。ミッターマイヤーに提案してロイエンタール艦隊とともに地球に急行するよう依頼しました。

これはラインハルトの合意を得ないまま幕僚ヒルダからの要請で行われたことですが、首都ハイネセン上空を制圧された自由惑星同盟はあっさり降伏し、ヤン艦隊に停戦命令を出しました。

バーミリオン星域では、ヤンの戦術によってラインハルトの旗艦ブリュンヒルトはわずかな手勢とともに艦隊の大多数と引き離されていました。

そこにミュラー艦隊が駆けつけ、4回も旗艦を撃ち落とされながらも必死にラインハルトを守ったわけですが、同盟軍側はブリュンヒルトを射程圏内に捉えられるほどに旗艦の近くまで迫っていました。

普通に考えれば、あと1手でラインハルトを倒せる!と思ったら「停戦だ。戦闘をやめろ」と言われてもガンガン大砲撃ちまくってしまうと思うんですが

ヤン・ウェンリーは違いました。あっさりと停戦命令に従いました。

どんなに理不尽な命令でも、それが民主主義の手続きにのっとって正当にくだされた命令であれば従う、それが自由惑星同盟の軍人であるという信念をヤンが持っていたからです。

ヤンの性格や同盟政府の対応、ヨブ・トリューニヒトの人間性までも読み切って、独断で勝負を決める一手を打ったヒルダがすごいですよね。

結果的にはラインハルトにとって人生初の大敗&死亡となったかもしれない機会をヒルダの智謀が未然に防いだ出来事となりました。

改めてヒルダの功績をたたえたミッターマイヤーの言葉が先ほどご紹介した名言となります。

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ヒルダとラインハルトの一夜は何巻何話?

ヒルダとラインハルトが一夜を共にしたのはいつのことでしょうか?

どうして二人はそういう関係になったのでしょうか?

旧アニメ89話・小説9巻第二章「夏の終わりのバラ」

二人が一夜をともにするのは旧アニメ89話・小説9巻第二章の「夏の終わりのバラ」です。

藤崎竜先生のコミカライズとノイエ銀英伝ではまだ描かれていないシーンなので、見ることができません。旧アニメでは原作に忠実に描かれていましたが、どんなふうになるのでしょうか…?

新たなる銀河帝国の皇帝となったラインハルトは、戦没者墓地の落成式典で参列者の一人に命を狙われます。

「ヴェスターラントを忘れたか!」という叫びに明らかに動揺し、居室に戻ってから浴びるようにワインを痛飲するラインハルト。

見かねたヒルダがラインハルトのもとを訪れて慰めの言葉をかけると、「帰らないでほしい。ここにいてくれ」と懇願され、二人は一夜を共にすることになりました。

ラインハルトがヒルダを引き止めた

ラインハルトがヒルダに懇願する様子は悲痛です。

今夜は、ひとりでいることに耐えられそうにないのだ。たのむ、予をひとりにしないでくれ。

田中芳樹『銀河英雄伝説』9巻

一体何がラインハルトをここまで追い込んだのかというと、生前のキルヒアイスと決定的な行き違いが生じた原因がヴェスターラントの事件だったからです。

ヴェスターラントの惨劇とは?

ブラウンシュヴァイク侯爵率いる貴族連合と、宇宙艦隊司令長官ラインハルトおよびリヒテンラーデ侯爵率いる勢力がぶつかりあったリップシュタット戦役において起きた悲劇。ブラウンシュヴァイク侯が惑星ヴェスターラントに核爆弾を投下する計画を察知しながらも、ラインハルトはオーベルシュタインの「やらせたほうが貴族連合の求心力が低下する」との提案によりその計画を阻止しなかった。

何万人もの民衆を見殺しにしたラインハルトに対して、キルヒアイスは彼の人生の中でほとんど唯一と言っていいほどラインハルトの行いを厳しく責め、悲しみました。

大貴族たちは、やってはならぬことをやりましたが、ラインハルトさまは、なさるべきこをなさらなかったのです。なぜ、ご自分をおとしめるようなことをなさるのですか?

田中芳樹『銀河英雄伝説』9巻

キルヒアイスの死後は彼の遺髪入りペンダントがラインハルトの精神安定剤となっていましたが、ヴェスターラントの件についてはキルヒアイスにすがることができません。

そのことがキルヒアイスという唯一無二の存在を永遠に失った哀しみと、自らがなすべきことをしなかったことへの後悔となってラインハルトに重くのしかかるわけですね。

とりあえずワインを飲んでその場をやり過ごそうとしたラインハルトですが、お酒では気を紛らすことができません。

陛下は、罪を犯されたとしても、その報いをすでに受けておいでだ、と、わたしは思います。そして、それを基調に、政治と社会を大きく変革なさいました。罪があり報いがあって、最後に成果が残ったのだ、と思います。

田中芳樹『銀河英雄伝説』9巻

ヒルダが語った「報い」とはキルヒアイスが死亡したことです。ヒルダにこう言われて、ラインハルトは最も身近に自分の心情を正確に理解してくれる人物がいたことに気づきます。

ラインハルトがヒルダにすがったのは、ワインを飲んで酔った勢いではありませんでした(原作には急速に酔いが冷めた瞳になる描写あり)。

藁にもすがるような思いで彼女を抱いたのは、喪失感と後悔に囚われて動けなくなりそうな自分を現実につなぎとめるためだったのではないか?と個人的には思います。

ヒルダは以前からラインハルトの言動に「もしかしたら幕僚としてではなく女性としてそばにいてほしいと思ってたりして…?」と期待を抱いてみたりなど、男性としては子供っぽいラインハルトを好きになっていました。

なのでこんなふうに甘えられたら拒否する選択肢はなかったと思います。喜んで~という感じでしたね。

翌朝ラインハルトからプロポーズ

翌朝自宅にもどったヒルダのもとに、顔が隠れるほど大きなバラの花束を持って姿を現したラインハルトは、ヒルダの父マリーンドルフ伯爵にヒルダとの結婚を申し込みました。

これをフロイライン・マリーンドルフに差し上げたいと思って…
(中略)
ミッターマイヤー元帥に聞いたことがある。彼は、夫人に求婚するときに、みごとな花束を持っていったと…
(中略)
マリーンドルフ伯、お宅のご令嬢を、予の妃として迎えたいのだ。結婚の許可をいただけるだろうか。

田中芳樹『銀河英雄伝説』9巻

このときはひととおりマリーンドルフ伯が申し出を承ってラインハルトにはお引取り願ったわけなのですが

ヒルダもラインハルトも男女の経験は全くないウブな二人だったため、マリーンドルフ伯が「あのふたり、うまくやれたのだろうか…?」とつぶやくのが面白いです。

結果としてこの一夜の契りで二人の間には息子が生まれたわけなので、ちゃんとやれていました(笑)

旧アニメでは頬が赤くなっているラインハルトが見られてかわいいですよ。

もし、フロイライン・マリーンドルフに、その、あのようなことをして、責任をとらなかったとしたら、予は、ゴールデンバウム王朝の淫蕩な皇帝どもと同類になってしまう。

田中芳樹『銀河英雄伝説』9巻

そもそも男女の仲になったからすぐ結婚、という潔癖すぎる考え方はちょっとびっくりですが、そこまで考えてくれる男性はそうでないよりまともなのは確かですね。

ラインハルトがこういう考えになったのは、姉のアンネローゼが皇帝の愛人として買われていったことが深く影響していると思います。

母親がいないラインハルトにとって、母親代わりだった姉が自分や父親の生活のため自らの人生を犠牲にせざるを得なかったことは痛恨の極みだったはず。

なので決してゴールデンバウム王朝の皇帝のマネをするわけにはいかなかったんですね。

ちなみにヒルダはプロポーズを受けてからどんな顔で会えばいいかわかならないと10日ほど仕事を休み(休みすぎ?)、ラインハルトが旧同盟領に赴く前の会話で申し込みを受け入れることを伝えました。

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ヒルダは皇帝の妻・皇妃(カイザーリン)となる

ヒルダは銀河帝国皇帝の妻・皇妃(カイザーリン)となり、ラインハルトの死後も摂政皇太后として政治に関わり続けます。

カイザーリンはドイツ語で皇帝の女性形

カイザーリンとは、ドイツ語で皇帝を意味するカイザーの女性形で「皇妃」(こうひ)という意味です。

旧アニメではラインハルトとヒルダが「ジーク・カイザー!」「ホーフ・カイザーリン・ヒルデガルド!」と人々に迎えられるシーンが印象的でした。

皇妃となるヒルダが改めてラインハルトからプロポーズを受けたのは、お腹に子供がいるとラインハルトに告げたときでした。

「今日は寒いな、フロイライン。風邪などひいていないか」
「風邪などひいたら大変です、陛下。お腹の子供にさわりますから」

田中芳樹『銀河英雄伝説』9巻

この会話、めちゃめちゃヒルダらしくて私が一番気に入っているセリフです。

コミカライズやノイエ銀英伝でこのシーンがどう描かれるのか、とても楽しみです。

ラインハルトの死後は息子アレクの摂政皇太后に

ラインハルトの死後、ヒルダは息子アレク大公(アレクサンデル・ジークフリード・ローエングラム)の摂政皇太后となります。

銀河帝国のような立憲君主制国家では、基本的に皇帝の座は世襲されます。

なのでラインハルトの死亡後はヒルダとの息子アレクが皇帝に即位します。とはいえ赤ん坊で政治に関わることができないため皇太后のヒルダが摂政として政治の舵取りを行うわけです。

ラインハルトに「あなたは予に助言して一度も誤ったことがないし、予にはもったいない女性だと思う…」と言わせたヒルダなら、銀河帝国の未来は安泰ではないでしょうか。

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銀河英雄伝説のヒルダとラインハルトとの一夜やプロポーズまとめ

銀河英雄伝説のヒルダについて、ラインハルトとの一夜やプロポーズについても詳しくご紹介しました。

  • ヒルダの本名はヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ
  • 「フロイライン・マリーンドルフ、あなたの智謀は一個艦隊に勝る」はミッターマイヤーの名言
  • ヒルダとラインハルトの一夜は旧アニメ89話・小説9巻第二章「夏の終わりのバラ」
  • ラインハルトがヒルダを引き止めて一夜を共にした
  • 翌朝ラインハルトからプロポーズ
  • ヒルダは皇帝の妻・皇妃(カイザーリン)となる
  • カイザーリンはドイツ語で皇帝の女性形
  • ラインハルトの死後は息子アレクの摂政皇太后に

ノイエ銀英伝で描かれるヒルダはとても明るくて快活で、ビジュアル的にますます魅力的になった印象です。

ノイエ銀英伝の5期アニメ制作が決まっているので、ヒルダの活躍を楽しみに待ちたいと思います。

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