葬送のフリーレン・黄金郷のマハトの最後は?死亡までをネタバレ解説

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。期間によってクーポン内容に変動がある場合があります。

『葬送のフリーレン』に登場する黄金郷のマハトは、魔王直下の魔族「七崩賢」の中でも最強とされています。

そのマハトを最後に討ち取ったのはなんとデンケンでした。

大陸魔法教会の一級魔法使い試験でも老人とは思えない活躍を見せたデンケンですが、まさかここまでやってくれるとは…!

マハトと城塞都市ヴァイゼの領主グリュックとの友情、デンケンとフリーレンが共闘する展開にドキドキワクワクが止まらないのが黄金郷のマハト編です。

マハトがグリュックを黄金に変えた理由も含めネタバレ解説します。

広告

葬送のフリーレンの黄金郷のマハトとは?

『葬送のフリーレン』の黄金郷のマハトとはどんなキャラクターなのでしょうか?

黄金郷のマハトは七崩賢最後の生き残り

黄金郷のマハトは七崩賢の最後の生き残りです。七崩賢は魔王の配下の強大な魔族で、マハト以前に6人が討伐されました。

作品に登場する順に並べると次のようになります。

七崩賢 名前がわからない細身の男性 ⇒ 80年前に南の勇者により死亡
名前がわからないおさげ髪の少女 ⇒ 80年前に南の勇者により死亡
名前がわからないボブヘアの女性 ⇒ 80年前に南の勇者により死亡
断頭台のアウラ ⇒ 80年前は逃亡、今回フリーレンにより死亡
不死なるベーゼ ⇒ 80年前に勇者ヒンメルにより死亡
奇跡のグラオザーム ⇒ 80年前に勇者ヒンメルにより死亡
黄金郷のマハト ⇒ デンケンにより死亡

万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)の使い手

マハトは万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)の使い手です。

この魔法は防御や解除ができない「呪い」の一種で、生き物もモノも関係なくあらゆるものを黄金に変えてしまいます。

マハトは約50年前に城塞都市ヴァイゼ全体を黄金に変え、その後も黄金郷のエリアは拡大していきました。

ヴァイゼに入ったゼーリエ以下大陸魔法教会の魔法使いたちが知ったのは、マハトが万物を黄金に変える魔法の解除方法を知らず、黄金郷をもとに戻すことができないという事実でした。

そこで一級魔法使いたちが協力してマハトを閉じ込めたのが「大結界」です。

マハトを殺さなかったのは、黄金を元に戻す方法が見つかるまで生かしておかないと解除できなくなる可能性があるからでした。

そして今回、大結界の管理者としてヴァイゼに新しく赴任してきたのがデンケンでした。

城塞都市ヴァイゼの魔法指南役でデンケンの師匠

マハトは80年ほど前から要塞都市ヴァイゼのお抱え魔法使いとなりました。

そこでグリュックがマハトを魔法指南役に任じたことから、若かりし頃のデンケンはマハトを師匠として魔法の教育を受けます。

通常人間の魔法使いは魔族の使う魔法を使うことができませんし、逆もまた同じとされています。

しかしマハトは魔族でありながら人間の魔法を使うのが得意で、防御魔法やゾルトラークなども器用に使いこなしていました。

なぜかというと、人間を研究するのが大好きな大魔族・ソリテールから教わっていたからです。

50年ほど前、ヴァイゼが都市としての隆盛を極めていた時期に、マハトは突如ヴァイゼを黄金郷に変えグリュックとの蜜月の日々を終わらせます。

故郷を離れていたデンケンは黄金化を阻止できず、結界ができたせいで亡き妻の墓参りができなくなってしまいました。

支配の石環はマハトには無意味だった

魔法指南役として表舞台に立つようになった当時のマハトは、ヴァイゼの貴族たちから「支配の石環」を与えられます。

この石環は世界で唯一魔族を支配することができる魔道具として知られていましたが、グリュックが「最高に笑える」と皮肉を言ったようにマハトを支配する意味をもたない腕輪でした。

「支配の石環」によってマハトは「ヴァイゼの民とその子々孫々に仕えること」と「ヴァイゼの民に悪意を持った行いをしてはならないこと」を命じられます。

しかしたとえ人を殺したとしてもマハトは”悪意”を持たないため、「支配の石環」はマハトが人間を殺す行動を抑える事はできません。

もし本当にマハトが”悪意”を理解出来た場合はその瞬間に死ぬことになります。

腕輪を受けるかどうか尋ねられたマハトが「それもまた一興」と応じたのは命を賭けねばならない要素があったからでしょう。

結果的にマハトは、デンケンに討ち取られるまで死ななかったため”悪意”を理解することができませんでした。

実際に死の間際のグリュックとの会話では「(悪意や罪悪感について)結局何も…わからなかった」とつぶやいていました。

広告

葬送のフリーレンのマハトはなぜグリュックと城塞都市ヴァイゼを黄金郷にした?

作品中で詳しく描かれていないのは、なぜマハトが黄金郷を作ったのか?悪友であるグリュックともども城塞都市ヴァイゼをまるごと黄金にしたのか?という点です。

自分なりに調べたことをもとに考察してみました。

マハトがヴァイゼに来た理由は罪悪感を知るため

マハトが要塞都市ヴァイゼに来た目的は、親しい関係の人間を作ったうえで相手を殺害し”悪意”や”罪悪感”を知るためでした。

人間の感情を完全に理解し思うままに操れると考えていたマハトにとって、ある教会の神父から”罪悪感”を理解できていないなんて可哀想に、と同情されたことが衝撃の体験でした。

その後数えきれないほど人間同士を殺し合わせその様子を観察したマハトは、大切な相手を手に掛けた人間が見せる強い”罪悪感”を目の当たりにして感激します。

自分も人間と深い関係を築き、その相手を殺害することで”罪悪感”という感情を学べるのではないか?とひらめいたわけですね。

そして手当たり次第に人間を殺していく中で「わたしほど悪意に触れてきた人間はいない」とのグリュック卿の言葉に興味を持ち悪友としての関係をスタートさせました。

マハトが請け負ったのはグリュックの息子を殺害し悪政を行っていた政敵を裏で殺害することであり、グリュックは表で善政を敷くという役回りがしばらく続きます。

その間にも二人は同じようなセリフを繰り返しながら悪友として過ごす時間を積み重ねていきます。

マハトがグリュックを黄金にした理由はすべてをぶちこわし罪悪感を知るため

「支配の石環」でさえもマハトが殺人者であることを止められないのに、彼はなぜグリュックを殺さずに黄金に変えたのでしょうか?

マハトが市民を殺害し杭のようなものに串刺しにしたまま黄金に変えているシーンがあり、その様子はいかにも残忍で魔族らしい振る舞いでした。

しかしマハトはグリュックに対して同じことをしようとはしませんでしたし、30年以上もの長いあいだグリュックとの主従関係を続けます。

グリュックが黄金に変えられたのは、グリュックの娘が亡くなって何年も経ったあと、グリュックが衰弱しマハトにいつも手を繋いでもらうようになったときです。

もしグリュックがマハトの手に掛かる前に亡くなってしまえば、マハトは”悪意”や”罪悪感”を感じることができないかもしれません。

そこでマハトはグリュックに対する”悪意”や”罪悪感”を最も強く感じられるのは今だ!と思い万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)を使ったのだと思います。

マハトは自分が黄金に変えた人やモノをもとの状態にすることができません。その意味では黄金に変えることは殺すこととほぼ同じですが、グリュックを殺すのが嫌だったと考えることもできますね。

「すべてを黄金に変えるわけではない」などと言ってグリュック愛用の茶器を使ったりしているところからもグリュックへの特別な思いが伺えるなあ、と個人的には思います。

広告

黄金郷のマハトは最後にどう死亡した?

黄金郷のマハトは最後にどう死亡したのでしょうか?

デンケンと一騎打ち

大魔族ソリテールが「人類との共存を望むマハトの結末が見たい」という勝手な理由でマハトが閉じ込められていた結界を破壊。黄金郷の範囲がふたたび広がり始めました。

マハトは自由に動き回れるようになり、結界の管理者として街の人を逃したばかりのデンケンのもとに現れます。

そこで二人は一騎打ちになるのですが、50年近く結界に閉じ込められていたマハトから見ると弟子のデンケンの技量は格段に向上していました。

デンケンはかつてマハトを圧倒したゼーリエから「呪い返しの魔法(ミステイルジーラ)」を譲り受けており、万物を黄金に変える魔法をマハトに向けて跳ね返すなど善戦します。

しかしデンケンがフリーレンを守るためマハトのもとを離れたタイミングでソリテールに行く手を阻まれ、やむなく呪い返しの魔法を外し黄金となることで攻撃を防ぎました。

ここでフリーレン&デンケンのマハト&ソリテールへの攻撃が止まったかと思われたのですが…、ここからが真の見どころでしたw

フリーレンに「万物を黄金に変える魔法」を破られる

マハトはフリーレンに万物を黄金に変える魔法を破られました。

その結果…

① フリーレンの黄金化が解ける

② フリーレンがデンケンのもとに駆けつけ黄金化を解く

③ マハトとソリテールがフリーレンとデンケンのもとに現れる

④ デンケンがマハトと、フリーレンがソリテールとそれぞれ一騎打ち

⑤ マハトはデンケンの攻撃で致命傷を負い、ソリテールは黄金化が解けたフェルンの一撃で倒れる

という流れで勝負がつきました。

11巻の冒頭から読むと②の部分から読めます。ここは文章で書くのがもどかしいくらい、絵が饒舌にストーリーを語ってくれます。ぜひ原作漫画で読んでみてほしいです!!

『葬送のフリーレン』11巻を試し読みする

デンケンの最後は「魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)」が致命傷に

マハトは弟子だったデンケンに「魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)」の一撃で心臓を撃ち抜かれ、その傷が致命傷となって死亡しました。

マハトとデンケン二度目の一騎打ちでは、マハトが七崩賢のマハトとして名のりを上げ、人間の魔法使いにはたどり着けないハイレベルな魔法でデンケンを圧倒します。

そんな中デンケンが最後の一撃を放つことができたのは、フリーレンが黄金郷の魔法を解除したことに気き、マハトが一瞬隙を見せたからです。

デンケンがそれまで見せたことのなかった高圧縮の「魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)」でマハトの心臓を貫きました。

胸に穴があいたまま表通りに出たマハトは黄金化が解けたグリュックと再会し二人で一緒にタバコをくゆらせます。

このとき出会った頃のの会話の伏線が回収されるんですが、、それが何とも味わい深いんですよね…。

グリュックが瀕死のマハトに止めをさすようデンケンに命じて、デンケンが力を振り絞った一撃でマハトは死亡しました。

デンケンも倒れてましたがほんとにお疲れ様です!!と言いたくなるシーンでした。

『葬送のフリーレン』の黄金郷のマハト編は何巻何話?

『葬送のフリーレン』の黄金郷のマハト編は9巻81話「黄金郷」からが本格的な始まりとなります。

その前に8巻77話「竜の群れ」でデンケンに黄金郷の結界の維持管理が引き継がれるシーンがあり、大事な伏線になっています。

9巻でフリーレン一行とデンケンが合流。黄金郷の内部に入りマハトとの探り合いを行います。

10巻前半でヴァイゼが黄金化するまでの過去が描かれ、後半でフリーレン一行とデンケンがマハトやソリテールと戦いを開始します。

マハトが死亡するのは11巻103話「報いの時」で、最後は104話「墓参り」まで続くストーリーです。

単行本まるまる2冊分程度のボリュームがありますが、個人的に『葬送のフリーレン』でもっとも気に入っているお話ですw

『葬送のフリーレン』を6回使える70%OFFクーポンで安く読める!

実は漫画『葬送のフリーレン』最大70%OFFで安く読む方法があります!

ebookjapanの「6回使える70%OFFクーポン」なら、最新11巻までを最大3,000円割引で読めてしまうんです。

定価5,874円 ⇒ クーポン適用後価格2,874
というふうに、無料会員登録特典のクーポンで3,000円割引になります。
定価で買うのは非常にもったいないので、すぐにもらえる割引クーポンを賢く利用しませんか?
購入したマンガはアプリで読めますが、とりあえずマンガが読みやすいか?は試し読みで確かめてみてくださいね。

無料で『葬送のフリーレン』を試し読みする

クーポンのもらい方や他サイトの価格をチェックしてから、という方はこちらの記事をどうぞ↓

6回使える70%OFFクーポンのもらい方やおトクな使い方をご紹介中!

葬送のフリーレン漫画全巻セットの値段は?電子書籍が安いサービスを比較!

まとめ

葬送のフリーレンの黄金郷のマハトについて、なぜ城塞都市ヴァイゼを黄金化したか理由を考察しつつ解説をまとめました。

葬送のフリーレンの黄金郷のマハトは

  • 七崩賢最後の生き残り
  • 万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)の使い手
  • 城塞都市ヴァイゼの魔法指南役でデンケンの師匠
  • 支配の石環はマハトには無意味だった

葬送のフリーレンのマハトがなぜヴァイゼを黄金に変えたのかというと

  • マハトがヴァイゼに来た理由は罪悪感を知るため
  • ヴァイゼを黄金に変えた理由はすべてをぶちこわし罪悪感を知るため

黄金郷のマハトは最後にどう死亡したかというと

  • デンケンと一騎打ち
  • フリーレンに万物を黄金に変える魔法を破られる
  • デンケンの「魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)」が致命傷に
  • マハトが死亡するのは11巻103話「報いの時」

『葬送のフリーレン』の中でも最も長いエピソードである黄金郷のマハト。

何度も読み返したくなる深い味わいがあります。特にグリュックとマハトの会話には何度も繰り返されるフレーズがあり、巧みな伏線になっています。

そのあたりをぜひ漫画で味わってみてください。そして早くアニメで見たいものですね~

タイトルとURLをコピーしました