御影玲王は同じ高校に通っていた凪誠士郎をサッカーに誘い、相棒として一緒にプレーしてきました。
ブルーロックの戦いの中で一度は凪に捨てられ、見限られたと絶望した玲王ですが、凪に追いつくためにカメレオンという能力を覚醒させます。
この記事では
- カメレオン覚醒は何巻の何話で読めるのか？
- 御影玲王はなぜ、カメレオン覚醒をしたのか？
- カメレオン覚醒したプレーの内容
などについて詳しく解説していきます。
ブルーロック御影玲王のカメレオン覚醒はいつ？何巻何話で読める？
ブルーロック御影玲王のカメレオン覚醒はいつなのか、何巻何話で読めるのか詳しく見ていきましょう。
カメレオンは相手のプレーをコピーする能力
御影玲王が覚醒した能力は「カメレオン」といい、一目見ただけで他人のプレーをコピーしてしまう能力です。
動物のカメレオンが自分の周囲の色に合わせて身体の色を変えることになぞらえて、玲王が相手のプレーに合わせて自分のプレーを変える能力をカメレオンと名付けているんですね。
形だけのマネじゃないの？と思うかもしれませんが、相手が100の能力を発揮しているとすると、読者から見ても90％位の完成度でコピーできている感じです。
本人は99％コピーできてると思ってるシーンもあるんですが、さすが自信家の玲王だなと思いました。
実は覚醒のはるか前、玲王が凪と一緒にチームVでプレーしていた頃に、カメレオン的な能力を見せたことがあります（漫画4巻26話、アニメ8話）。
チームZとの対戦で超速カウンターを食らった時、玲王は「面白い！」と言ってすぐに凪や斬鉄と一緒にチームZのプレイをコピーしやり返していました。
この時はチーム戦術のマネだったのでカメレオンのような個人技のマネとは違いますが、これはいい！と思ったものを積極的に取り入れて成長していく玲王にはカメレオン覚醒の土台があったわけですね。
13巻第106話「カメレオン」で覚醒が読める
御影玲王の覚醒は漫画13巻第106話「カメレオン」で読むことができます。
106話の玲王は、同じチームでプレイする凪と雪宮をはじめブルーロックのTOP6が自分よりもワンランク上の実力を持っていることを体感します。
それぞれ天才と呼べるほど能力が高いプレーヤーなので、彼らのプレーに対抗しようとしてもできない自分に気づくんです。
そして自分と一緒にめんどくさそーにサッカーしていた凪が、今や瞳をランランと燃やして楽しそうにプレーしている姿を見て「もう俺の宝物じゃないんだな…」と改めて自分に言い聞かせました。
ここは、玲王の気持ちを思うと読んでてちょっと切なくなるシーンでした。
ずっと凪と肩を並べてプレーできると思っていたのに、自分の能力の限界でついていけないと分かるのはすごく寂しいと思うんですよ。
ですが、ここから自分の殻を破って覚醒するところが玲王でした。
天才たちと一緒にプレーするために、そしてW杯で優勝するために、”サッカーがダメなら御影コーポレーションに戻れる”みたいな甘えを捨てて、つまり今までの自分を捨ててバカになってやる！と決心。
器用貧乏で突出した能力がないことを逆手にとって、真似できるワザは全部真似するべくカメレオンを覚醒させました。
玲王の「器用大富豪と呼べ」には笑いましたが、そういう開き直りが玲王のエゴを開花させたわけですね。
ブルーロック御影玲王はなぜカメレオンに覚醒した？その理由は？
ブルーロック御影玲王はなぜカメレオンに覚醒したのでしょうか？その理由はいったい何でしょうか?
一目でコピーできる器用さがあるから
玲王は「俺の身体能力で再現可能な動きなら…どんなプレーでも99％コピーできる!!」と断言しています。
自分でも言ってますが、玲王は何をやっても器用にこなしてしまいます。超進学校に入っているぐらいなので地頭がいいですし運動神経も抜群で、人を引っ張るリーダーシップもあります。
サッカーも、自分が通っていた学校には部活がなかったため金とコネに物を言わせてチームを作り、強豪校として有名な駄々田高校と試合をして勝利するまでわずか半年です。
それまでサッカー経験がなかった玲王が凪や他のメンバーを誘ってチームを作り、自らプレーしていました。
監督がいたわけでもありませんから、プレーヤーとコーチとスカウトと監督の４役を１人でこなしていたと考えていいでしょう。
本を読んだりビデオを見たりした内容を真似して実際にチームを作って引っ張っていったこと、自分も短期間にかなりのレベルでプレーできるようになったことはすごいと思いませんか？
御影玲王はあらゆる意味でものすごく器用なのだと思います。
あらゆる能力がハイレベルだから
プレーヤーとしての玲王は、突出した武器はないものの、1つ1つのプレーすべてをバランスよくハイレベルでこなすことができます。だからこそカメレオンという能力が覚醒したのでしょう。
玲王はスピード・パワー・フィジカルにパスやドリブルのテクニックなど、どんなポジションでもこなせる器用な選手ですが、すごいのはそれぞれの能力もハイレベルなことです。
カメレオンで相手のワザをコピーするときも、相手が100のパワーを発揮しているとすると、だいたい90％程度の再現のように見えます。
相手が得意なワザは、相手が突き抜けた能力を持っていることが多いですが、それを90％程度まで再現できるのは玲王の能力もかなりハイレベルな証拠ではなでしょうか。
天才に対抗するため｢器用大富豪｣になることを選んだから
玲王が『“器用大富豪”と呼べ』という台詞を放ちカメレオンを覚醒させたときは、アツい拍手を送ってしまいました。
突出した能力がない玲王だからこそできることを追求したからこそカメレオンが覚醒したといえます。
これは凛や士道、雪宮、凪など天才的なプレーヤーたちがその人にしかできないワザを繰り出すのに対して、相手のマネをするという真逆の方向に一歩踏み出して自分のエゴを開花させた結果です。
天才に嫉妬するより、自分が持っている能力を活かすという考え方がとても理にかなっていますよね？
自分の能力の限界を認めないとできないことだと思うので、それができた玲王はエライと思います。
『“器用さ”こそが俺の才能だと勇気を持って開き直れ！！』
このセリフが私はとても好きですｗ
何もかも持っているはずの自分にはサッカーの天才的才能はなかった、それでもやりたい！という玲王の気持ちが伝わってくるアツいセリフですよね～
ブルーロック御影玲王がカメレオン(複写変化)で見せたプレーは何巻何話？
ブルーロック御影玲王がカメレオン(複写変化)で見せたプレーはいったいどのようなプレーだったでしょうか？
13巻106話で雪宮剣優のジャイロシュートをコピー
玲王が初めてコピーしたのは『雪宮剣優のジャイロシュート』です。
このプレーで玲王はカメレオン（複写変化）に覚醒しました。
雪宮は、ゴール手前30ｍで相手チームの選手2人にシュートコースを阻まれた状態からジャイロシュートを放ち、ボールは相手選手の頭上を超えて完全にゴール上の枠を超えるかと思われました。
しかし回転が変化してボールはゴールマウスの中に入っていきます（蟻生に邪魔されそうになったので凪がトラップしてゴールを決めました）。
ジャイロというのは3つの輪が組み合わさって変幻自在な回転をするので、それと同じようにボールの回転が変化するシュートなんですね。
玲王は相手チームの選手2人にシュートコースを阻まれた状態からパスを出さず、ジャイロシュートそっくりの軌道を描くシュートで得点をもぎ取りました。
得点したとき、目をゆらりと光らせながら舌を出してニヤリとする玲王がめっちゃいい感じなので、ぜひ13巻106話の「カメレオン」は読んでほしいです！
15巻129話でオリヴァ・愛空の守備をコピー
玲王はオリヴァ・愛空の守備をコピーして士道龍聖をディフェンスしました。
U-20日本代表とブルーロックイレブンが戦ったこの試合、士道はU-20チームの選手として登録されブルーロックの敵として出場します（漫画15巻129話）。
二子との途中交代で投入された玲王は、絵心から「士道を止めろ」と指示を受けて出場します。
玲王は、士道が糸師冴のパスを受ける位置を予測してゴール前に立ちはだかり、オリヴァがボールをクリアした動きを再現して士道のボールを奪いました。
この試合で、オリヴァには氷織から潔へのパスをキャッチされ得点のチャンスを潰されていたんですが、見事に逆襲したわけですね。
玲王がコピーしたオリヴァのプレーは「超越視界（メタ・ビジョン）」で潔がパスを待つ位置を予測し、コブラを思わせる動きでボールを奪うというもの。
一回見ただけのオリヴァの動きをすぐに再現してみせた玲王がすごすぎて、凪さえも「いいよ玲王かっくいー」とコメントしたほどです。
このあともU-20チームのDFの動きをコピーして士道の得点を妨害する「変幻守備（カメレオンディフェンス）」でチームの勝利に貢献しました。
「99％コピー成功」と言い切る玲王には、カメレオン・ディフェンスを思い通りに成功させ「士道を止めろ」という絵心のオーダーに応えられた自信が感じられます。
16巻135話で凪のトラップをコピー
玲王が「変幻守備（カメレオンディフェンス）」で活躍したU-20日本代表チームとの対戦では、玲王が凪のトラップをコピーしていました。
玲王は士道のシュートボールをクリアするだけでなくマイボールにすることを考え（よくばり）、士道のボールを止めたあと、凪のトラップをコピーしボールを軽く蹴り上げてリフト。
あれですよ、凪と玲王が初めて出会ったとき凪が携帯を蹴り上げてみせたタップリフトの再現プレーです。
さらに、玲王はボールが浮かんでいる間に空中でジャンピングターンし、ロングパスを相手ゴール前に蹴り込みました。
そのパスを受けてカウンター攻撃を開始するのが凪！というアツい展開になるので、16巻135話もぜひ読んでみてほしいです＾＾
22巻188話で糸師凛・冴の攻撃テクニックをコピー
玲王は糸師凛・冴の攻撃テクニックをコピーして活躍しますが、それは玲王がFLOW状態に入った22巻188話のことでした。
新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)で、再び凪と共にチームを組んで攻撃に参加したタイミングです。
このときカメレオン状態の玲王の顔や髪型が糸師冴のように描かれ、士道と冴が行っていたような高速パス交換を凪と玲王が行います。
その後も凛が背負うようなドクロみたいなものを背負ってプレーしたりなど、玲王のカメレオン能力は糸師凛や冴のプレースタイルをコピーできるまで成長していました。
U-20日本代表戦ではどちらかというと守備に貢献していた印象の玲王ですが、その時の糸師冴や糸師凛のプレイをコピーし凪のために攻撃に参加する様子はとても生き生きして楽しそうです。
チームメイトのアギから「お前が凪に指図するな、凪のクリエーションの邪魔になる」と言われても「凪が俺を必要としてるんだ」ってエゴをむき出しにする姿が玲王らしくていいシーンでした。
22巻190話で潔の『超越視界(メタ・ビジョン)』を一部再現
『FLOW』状態に入った玲王は、潔と同様に「超越視界（メタ・ビジョン）」を使いこなし、凪の手足となってプレーします。
それによって凪の5連続トラップからのスーパーゴールをアシストし、凪が潔に勝利するゴールに貢献しました（漫画22巻190話）。
御影玲王のメタ・ビジョンは、潔のようにフィールド全体を捉えるほどの視界はありません。
玲王は凪を中心にゴールに向かってトンネル型にメタ・ビジョンを作り上げ、凪の動きを的確に捉えて凪に合わせたプレーを展開するんですね。
どこまで凪が好きなんだよ！っていう感じですが、俺の宝物だから当然かもｗ
「超越視界（メタ・ビジョン）」で凪の得点の可能性を追求し、「複写変化（カメレオン）」でコピーした技で凪のために活路を開くのがFLOW状態の玲王のプレースタイルです。
御影玲王のカメレオンはどこまで通用するか考察
カメレオン覚醒を果たした玲王は、次々に他選手のプレイをコピーして強くなっていき、ブルーロックメンバーにはもちろんU-20日本代表選でもこのカメレオン能力は通用しています。
ネオ・エゴイストリーグでもかつての相棒、凪と協力して『FLOW』に入り、カメレオンを生かしたコンビネーションで凪のスーパーゴールを演出しました。
しかし「5連続トラップ」という再現不可能な奇跡を演出したことで、凪から「潔に勝つ」という目標が失われ、2人の先行きは不透明になりました。
というのは、現在の凪と玲王の関係は、ブルーロックに入った当時とは逆に凪が玲王を引っ張っていく立場になっているからです。
潔に勝ったことで当面の目標を達成してしまった凪はモチベーションを見失ってエゴをたぎらせることができていません。
今後も、玲王凪が一緒に活躍する姿を見たいところですが、他の選手と比べると明らかに成長のスピードが鈍っています。
2人がどんなきっかけでエゴを再び燃え上がらせるのか？これからの展開がとても楽しみです＾＾
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ブルーロック御影玲王のカメレオン能力覚醒は何巻何話かまとめ
ブルーロック御影玲王の覚醒したコピー能力･複写変化を詳しく解説してきました。
御影玲王のカメレオン覚醒についてまとめていきます。
【ブルーロック御影玲王のカメレオン覚醒はいつ？】
- 13巻第106話「カメレオン」で覚醒
- 一目見て相手のプレーをコピーし自分用に変化させる能力
- 初見で相手のプレーをコピーできる器用さがあるから
- 天才に対して｢器用大富豪｣でいいと開き直り覚醒
【ブルーロック御影玲王がカメレオン(複写変化)で見せたプレー】
- 雪宮剣優のジャイロシュートをコピーして得点
- オリヴァ・愛空の守備をコピーして士道龍聖をディフェンス
- 凪のトラップをコピーしてカウンターにつなげた
- 糸師凛・冴の攻撃テクニックをコピー
- FLOW状態で『超越視界(メタ・ビジョン)』を一部再現
相棒だと思っていた凪から見捨てられ、見限られたからこそ自分の才能に花を咲かせることができた玲王でしたが、
凪からの協力依頼に対し承諾し、成長した自身でまた一緒にプレーをすることになりました。
今後2人がどうやって新しい科学反応や能力を見出すのかが楽しみです！！
