2006年から連載が始まった、漫画家枢やな(とぼそ・やな)による人気漫画『黒執事』。
この作品には魅力的な数多くのキャラクターが登場します。
インドから来た王子ソーマとその執事(カーンサマー)のアグニも連載初期から登場しており、様々なシーンをその魅力あふれるキャラクターでにぎわせてきました。
そんなアグニですが、黒執事26巻にて死亡してしまいます。
直前に描かれた、ソーマとの心温まるやりとりのシーンからの突然すぎる悲劇への転落に、読者の間には衝撃が走りました。
この記事では、
以上のことを詳しく考察、解説していきます。
黒執事のネタバレも含みますので、閲覧にはご注意ください。
黒執事アグニ死亡は何巻で犯人は誰?
今回はデザイナーさんにお願いして飾り罫もインド風に。厳しい表情か笑顔か迷ったのですが、厳しめの表情で描きました。アニメイトさんだとカラーミニ色紙も付きます。よろしくおねがいします!【枢】 pic.twitter.com/357AJMwVpO
— 枢やな_Staff (@toboso_official) December 5, 2017
黒執事のアグニは死亡してしまいます。
人気キャラでもあったアグニのまさかの死亡に、ファンの間では悲鳴があがりました。
アグニ死亡についての状況解説と、作中ではまだ明らかとなっていませんが、アグニを殺した犯人の正体は誰か考察していきます。
26巻で二人の犯人がタウンハウスに侵入
ソーマとアグニが管理を任されているタウンハウスに、二人の犯人がやってきます。
ソーマが二人を出迎えたところ銃で撃たれて重傷を負い、アグニは侵入者に横腹をナイフで刺されたり右目を潰されるなど大けがを負いながらも、銃撃されるソーマをかばいました。
その後アグニはソーマを部屋に逃がし、その扉の前で盾となって立ちふさがり侵入者からの追撃を受けます。
シエルとセバスチャンがタウンハウスを訪れた時、アグニはドアノブをきつく握り、立ったままで死亡していました。
アグニが死亡するというあまりにも晴天の霹靂かつ衝撃的な展開に、私もファンの一人として震えが止まりませんでした。
27巻でソーマとアグニを撃ったのは真シエル
タウンハウスでソーマを銃で撃ったのは本物のシエル(兄シエル)です。
それがわかる理由として、
- ソーマが訪問してきた侵入者を親しげにタウンハウス内に迎え入れる
- シエル(弟)の部屋に本物のシエルにしかわからないメッセージが残してあった
ことがあげられます。
①については訪問者に対してソーマが親しげに話しかけており、普段のシエルへの接し方と同じである様子からわかります。
②については、アグニを殺害したのと同じナイフで、タウンハウス内のシエルの部屋に
お腹のキャンディ盗ったのだあれ?
黒執事 26巻第128話「その執事、見証」より
と壁に刻み付けられていたことから推測できます。
これは本物のシエルが死亡した後に、その体内からファントムハイヴを継ぐものの証である指輪(キャンディ)をシエル弟が取り出したことを指しています。
僕が青いあめ玉を飲んじゃったことは秘密だよ
黒執事 27巻第135話「その執事、献上」より
こういって兄シエルは指輪を守るため飲み込んでいました。それを知っているのは兄シエルと弟シエルだけです。
よって、ソーマを銃撃したのは本物のシエルであると考えて間違いなさそうです。
親友だと考えていたシエル(本当はシエル兄)に銃撃されたソーマの気持ちを思うと、あまりにもつらいですね。
27巻でアグニを刺殺したのはポラリス(ドール)
#黒執事 寄宿学校編3話
— 枢やな_Staff (@toboso_official) April 27, 2024
ありがとうございました!【枢】 pic.twitter.com/GT3ld5yyPe
アグニを最終的に刺殺したのは、そばかす顔のナイフ使い・ドールです。ドールは輸血を必要とする歪な肉人形(ビザール・ドール)のポラリスとなっていました。
当初、アグニを殺したのがナイフ使いで、アグニの死亡原因は「刃物による複数の裂傷」であることは死神グレルの発言からわかっていました。
しかしフードを被っていたためにその正体はわからなかったのです。個人的には、ナイフ使いの正体が
- ポラリス(部屋にナイフがたくさん残されていたビザールドール)
- ドール(サーカス編でナイフを持ちセバスチャンとシエルに襲いかかっていた)
- エリザベス(可能性は低い)
のいずれかではないか?と考えていたのですが、漫画34巻でポラリス=ドールであることが判明しました。
サーカス編で登場したドールでもあるソバカスはサーカス編ラストにて、燃え落ちるケルヴィン男爵から脱出したセバスチャンとシエルから女王の番犬としての二人の目的を聞きます。
そこで男爵やジョーカーを殺したことを聞いたソバカスは、ナイフを構え二人に襲い掛かります。
その後の生死は不明でしたが、その後血液採取の現場の一つと目された、ノーフォークの児童養護院に関わっていることが判明しました。
つまりドールはお父様の屋敷でシエルとセバスチャンに殺されたのち、アンダーテイカーに遺体を利用され輸血を必要とする歪な肉人形(ビザール・ドール)になっていたということですね。
黒執事アグニは生きてる?生き返る可能性はある?
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黒執事の作中にて、アグニが生き返る可能性はあるのでしょうか?
アグニ死亡後の本編漫画の展開から、その可能性について考察します。
生きている可能性はない
アグニが生きている可能性はありません。
襲撃後にタウンハウスを訪れたセバスチャンとシエルは、ドアの前で血まみれで立っているアグニを発見します。
シエルがアグニに息はあるかと問うと、セバスチャンは首を横に振りました。
シエルとの契約によってセバスチャンは嘘をつくことが出来ないため、アグニが死亡していることは確実なものとなりました。
もしかしたらまだ生きているのではないか?という読者のほんのわずかな希望も、シエルとセバスチャンのやりとりによって無いことが確定してしまいました。
魂は死神(グレル)が回収
アグニの魂はタウンハウス襲撃事件後に、死神(グレル)によって回収されました。
アカシックレコードにてアグニの人生、本名や死因なども確認した上でグレルはアグニの魂を回収。
黒執事25巻でセバスチャンとシエルが意識を失ったバイオレットを運び出す際に、
どうせまたすぐ会うことになるんだから
黒執事 25巻第124話「その執事、搬送」より
ネ♡
というグレルのセリフがありましたが、その伏線を26巻にて回収することとなりました。
このグレルのセリフのシーンではセバスチャンと再び一戦を交えることになるかと思いきや
死亡したアグニの魂を回収する死神の業務で再登場するなんて考えもせず、このことだったのかと伏線回収に震えました。
肉体は灰になり生き返ることはない
アグニ死亡後、その肉体は灰になっています。
街中を歩くソーマが持った鞄の中にはアグニの遺灰が入った骨壺が収められていました。
暴漢に骨壺を割られそうになりますが、奪取したソーマは骨壺をきつく抱きしめながらその場を去ります。
以前にアンダーテイカーが「灰になってしまったら元に戻せない」と発言していることもあり、アンダーテイカーの手でアグニがビザール・ドールとして復活する可能性もありません。
ファンが考えるであろうアグニ復活の可能性を、完璧にすべて折っていく枢先生の表現力には脱帽です。
黒執事アグニとソーマの過去
「黒執事 第Ⅰ期セレクション ~その執事、再訪~」第十五話 「その執事、競争」放送まであと2時間!24時よりTOKYO MX/群馬テレビ/とちぎテレビ/BS11にて放送いたします https://t.co/2wAFMiTCgs #黒執事 pic.twitter.com/HDFcS93UX0
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黒執事の作中にて、アグニとソーマの過去がどのようなものであるかが語られています。
アグニの本名はアルシャド・サティエンドラ・イヤー、1858年8月24日生まれです。
アルシャドの一族は司祭階級で、インドの最上級カーストでした。
しかし欲まみれだった父親の姿を見て育ったアルシャドは、神を信仰せず罪を犯し続けた結果、処刑されることになります。
絞首刑執行の直前、アルシャドは現れたソーマに新しくアグニと名前を与えられ、命を救われました。
その時から、アグニはソーマを王であり神として敬い、執事として命に代えてでも守ると決めたのです。
黒執事の初期で語られた二人の過去であり、それを経たうえで長年ソーマと共に登場していたアグニの死は、あまりにもつらく重く感じられます。
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黒執事アグニ死亡の犯人・正体は誰かまとめ
ここまで、黒執事に登場するアグニ死亡の犯人は誰か考察し、アグニが生き返る可能性やソーマとの過去について解説をしてきました。
この記事のまとめとして、
以上のことについて詳しく考察、解説しました。
ソーマとアグニの二人がセットとして作品初期から登場することが多かったために、アグニが死亡してしまったことはファンにとってあまりに悲しい展開です。
信頼のおける唯一の執事として、アグニとずっと一緒にいたソーマのこれからもとても気になる黒執事。
さらなる苛烈で衝撃的な展開が待ち受けているかもしれませんが、それすらも楽しみに本編を追っていきたいですね!