『機動戦士ガンダム水星の魔女』の18話でエリクトとスレッタが遺伝子的には同一人物だと判明しましたね。こちらの記事では以前、エリクトとスレッタは別人だと書いていましたが誤りでした。
これまでに出てきたさまざまな説を整理しつつ、スレッタ・マーキュリー=エリクト・サマヤ説について詳しく解説します。
ガンダム水星の魔女スレッタ・マーキュリーの正体は?
◆◆メインキャラクター解禁①◆◆
本作の主人公【スレッタ・マーキュリー】の設定画を初公開いたします!
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— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) June 17, 2022
ガンダム水星の魔女のスレッタの正体はエリクトでしたね。クローン説や別人説などさまざまな説がありましたが、18話で伏線が回収され二人が同一人物であることが判明しました。
スレッタの正体はエリクト・サマヤのリプリチャイルド(ほぼ同一人物)
18話ではスレッタ・マーキュリーがエリクト・サマヤのリプリチャイルドである、とエアリアル自身がスレッタに伝えていました。
作品中でリプリチャイルドの意味は詳しく解説されていませんが、家具などの”リプロダクション”といえばオリジナルそっくりの複製品(コピー商品)を意味する表現です。
なのでスレッタはエリクトサマヤのコピーということになりますね。ガンダムの過去作品でもこういったキャラクターは登場しているので、ああやっぱりと思った人も多いと思います。
エラン・ケレスとは違い、顔だけを似せたのではなく遺伝子的にも同じ組成の体を持っているコピーです。クローン説のうちエランのパターンは消えましたね。
リプリチャイルドとはクローン(コピー)と同じ?
「リプリチャイルド」は「クローン」や「コピー」と同じ意味と考えてよいのでしょうか?
「クローン」とは、文部科学省のサイトを参照すると
「遺伝的に同一である個体や細胞(の集合)」を指す生物学の用語
クローンって何?-文部科学省
このように定義されています。成熟した羊や牛の体細胞から遺伝的に同一の個体を作ることができますので、スレッタもエリクトの細胞から作られた可能性がありますね。
エアリアルは「僕の遺伝子から作られた」と言っていたので、リプリチャイルドはいわゆる「クローン」や「デザイナーベビー」と言われる存在で間違いないでしょう。
エリクト=スレッタのクローン説が正しかったということですね!
カヴンの子の意味とは
18話で「カヴンの子」という言葉も出てきましたが、これは英語で”13人の魔女の集会”を意味する「coven」だと言われています。
カヴンについても作品中では詳しい解説はありませんでしたが、13はスレッタ+エリクト+11個のガンビットを合計した数ですので数字としてはつじつまが合います。
肉体のないエリィの体、エリィの手足、エリィの拡張意識、それが私たちカヴンの子
機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話
と言っていたように、13人のうちスレッタだけが肉体を持っていたため、エアリアルの操縦はエリクトの手足代わりのスレッタが行っていました。
以前地球寮のマリヤ・アフヴァーシュがスレッタを占ったとき「兄弟がいる?」という話になりましたが、カヴンの子はある意味13人兄弟なので”スレッタ=エリクトの妹説”を裏付ける結果になりました。
スレッタはなぜ誕生した?いつどうやって生まれた?
プロローグご視聴ありがとうございました!
キャラデザ原案担当しております、来週以降もよろしくお願いいたします!#水星の魔女 pic.twitter.com/x33xcqeTTX— モグモ (@m_o_g_m_o_g_555) September 25, 2022
スレッタはなぜ作られたのでしょうか?そしていつどうやって誕生したのでしょうか?
スレッタはパーメットスコアのレベル8を実現する鍵として生まれた
18話で明らかになったのは、スレッタはパーメットスコアを8まで上げるための鍵だったということです。
パーメットスコア8では、エアリアルをエリクトが直接操縦できるためパイロットが必要ありません。文字通りエアリアルがエリクトの手足になります。
ただしそうなるまでには、スレッタがエリクトの手足となってエアリアルにさまざまな経験を積ませる必要がありました。
というのは、エアリアルの中のエリクトと会話ができたのはスレッタがエリクトの拡張意識であり手足の代わりだったから。
「鍵」というだけあってスレッタ以外の人にはできない役目だったのではないでしょうか。
扉が開いたよ。鍵の役目はもうおしまい
機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話
このセリフの「扉」はパーメットスコア8への扉です。このスコアではクワイエット・ゼロが発動しデータストームの領域が広がって超密度情報体系を発現できるとされています。
超密度情報体系とは、エアリアルがたびたび決闘で見せたビット兵器をオーバーライドできる状態のことです。
もしかすると、クワイエット・ゼロが発動するとパーメットリンクがあらゆるネットワークをオーバーライドし、エリクトがエアリアルの外に出て自由に活動できるのかもしれません。
17年前にプロスペラが誕生させた(方法は不明)
スレッタは17年前にプロスペラが誕生させた子供です。これは「カヴンの子」(エアリアルの中の幼い子どもたち)が話していました。
18話では顔を白く光らせたままコックピットに横たわるエリクトと、その体にすがるプロスペラの姿が映ります。
エリクトの体が水星の過酷な環境に耐えられず、パーメットリンクに接続した状態で死亡したということでしょう。方法は不明ですがその体から遺伝情報が取り出されスレッタが生まれました。
プロスペラはシン・セー開発公社の書類ではスレッタを水星で出産したことになっていますが、4才を超えた子供が死亡する環境で赤ん坊を生み育てるのはかなり無理があります。
スレッタ誕生の秘密にはまだ続きがありそうですね。
スレッタの初登場は「ゆりかごの星」
スレッタの名前が初登場したのは「ゆりかごの星」、第1期のオープニングテーマ『祝福』の原作小説です。
スレッタがアスティカシア高等専門学園に入学する直前にエアリアル(エリクト)が語る短いエピソードで、スレッタが4歳のときからエアリアルとともに水星にいること、遠くから母親と二人きりで水星にやってきたことがわかります。
実はこの時ベネリットグループ傘下の水星軌道基地に住んでいるので、スレッタの誕生にミオリネの母ノートレットやデリングが関わっている可能性もありますね!
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水星の魔女スレッタの正体は?エリクトと同一人物でクローンのまとめ
水星の魔女のスレッタの正体はエリクトと同一人物でクローンであることを解説しました。
ガンダム水星の魔女スレッタ・マーキュリーの正体は
- スレッタの正体はエリクト・サマヤのリプリチャイルド
- リプリチャイルドとはクローン(コピー)と同じ
- カヴンの子は13人の魔女の一人という意味
スレッタはなぜ誕生したのか、いつどうやって生まれたかについては
- スレッタはパーメットスコアのレベル8を実現する鍵
- 17年前にプロスペラが誕生させた
- スレッタの初登場は「ゆりかごの星」
謎がたくさんある水星の魔女は、考察のしがいがありますね~。今後もまだまだ伏線回収を楽しんでいきたいと思います。
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