『モブサイコ100』の霊幻新隆は詐欺的な方法で霊に関する悩みを解決するうさんくさい男ですが、その言葉はなぜか名言のオンパレードです。
特に印象的なのは、物語全体を通したテーマにもなっている「魅力の本質は人間味だ」という言葉ですよね~。
初めてこの言葉にふれたとき、なんかいい言葉だなあと思ったものの、”人間味”ってどういうことだろう?っていうのがよくわかりませんでした。
今回はそのもやもやを解消しつつ、実は他のシーンでも出てくるモブサイコ100の”人間味”について 考察します。
モブサイコ100が描く人間味とは?
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— ろご (@mtd65) October 4, 2022
モブサイコ100が描く人間味とはどういう意味なのでしょうか?
”人間味”の辞書的な意味
まずは”人間味”の辞書的な意味を調べてみました。
にんげん‐み【人間味】
人間としての豊かな情緒。また、人間らしい思いやりや、やさしさ。人情味。「—にあふれた人」
Weblio辞書
この意味から考えると、ふだんは無口で感情を表に出さない主人公のモブは、あまり人間味があるとは言えなさそうです。
逆に人間としての豊かな感情が見て取れるキャラクター、例えば花沢輝気や鈴木ショウのような、その時の感情を隠さずに表現する人物ではないでしょうか。
他にもエクボや島崎なんかも感情の動きがよくわかりますね。
人間らしい思いやりという意味では塩中の肉体改造部のメンバーや、霊幻も人間味にあふれた人と言えそうです。
モブサイコ100が描く人間味とは「思いやり・優しさ」
モブサイコ100が描く人間味は「思いやり・優しさ」だと思います。
この点は、芹沢とモブの会話の中に出てくる”人間味”の意味を考えるとよくわかります。
調味タワーの中で、芹沢がモブの前に立ちはだかり、鈴木統一郎のもとへ行かせまいとするシーンです。
芹沢「何もできなかった俺に大事な役目を与えてくれたんだ!! 社長は俺の存在価値を見出してくれたんだ!!」
モブ「でもアンタの人間味は見てない!」
芹沢「にんげんみ?」
モブと芹沢は激しく言い争いますが、”人間味”と言われて芹沢がハッとするんですよ。
モブがここで人間味と言ってるのは、芹沢が随所で見せる優しさのこと。
モブに「帰ってくれ。怪我させたくないんだよね。」と言ったり、人質の総理大臣を逃したり、モブが芹沢の攻撃を受けて痛そうにすると「大丈夫かい?」と気遣ったりなどしたことです。
芹沢はこの時初めて、鈴木統一郎には自分の優しさを決して認めてもらえない、っていうことに気づいて、今の状態がおかしいということを受け入れるしかなくなったのでしょう。
モブサイコ100・霊幻新隆「魅力の本質は人間味だ」の意味を考察!
モブサイコ100の霊幻新隆の名言「魅力の本質は人間味だ」の意味を考察してみます。
「魅力の本質は人間味だ」はアニメ1期11話で見られる
「魅力の本質は人間味だ」が出てきたシーンはアニメ1期11話「師匠~leader~」で見ることができます。
マンガは9巻73話の「正体」です。
いいか、超能力を持っているからといって一人の人間であることに変わりはない。
足が速い、勉強ができる、体臭が強いなどと一緒で、超能力も単なる特徴の一つに過ぎない。
自分の個性として受け入れて前向きに生きていくしかないんだ。
魅力の本質は人間味だ。いい奴になれ。以上!
「魅力の本質は人間味だ」の意味とは?
「魅力の本質は人間味だ。」とは、「人の気持ちを引き付けて夢中にさせる力として最も大切な要素は優しさや思いやりだ。」という意味だと思います。
では「魅力の本質は人間味だ」の意味をモブサイコ100で考えると具体的にどういうことでしょうか?
先ほどの芹沢の例で言うなら、彼の魅力として最も大切な要素は優しさだ、ということになりますね。
芹沢は5超の一人として鈴木に次ぐ力を持っていますが、彼の魅力の本質は超能力ではないということ。
実はこの”超能力は魅力の本質とはいえない”というテーマは、モブサイコの最初から繰り返し描かれています。
例えばモブが肉体改造部に入部する前、高嶺ツボミとの思い出を短く回想するシーン。
小さい頃のモブはツボミにこっそり超能力を披露することがありましたが、何度も見せられていたツボミは「それ、もう飽きた」と言って他の足の早い男子のところに行ってしまいました。
それをきっかけにモブは超能力以外の魅力を身につけることを考え始めます。
たとえば霊幻新隆と鈴木統一郎を比べたとき、どちらの男性に自分のそばにいてほしいと思うか考えるといいかもしれません。
霊幻新隆はモブの悩みに真剣に耳を傾けて、気持ちに寄り添ってその感情をしっかり受け止めてくれます。
仕事は詐欺師まがいのことをしていてお金は稼げていませんが、いつでも、モブがその時ほしいと思う言葉をかけてくれる人なんですね。
これに対して鈴木統一郎はものすごい超能力を持っていて、大きな組織を作って人を動かす才能があります。
しかし妻や息子に愛想をつかされるほど、思いやりや優しさに欠けていて、部下を力への恐怖で支配しているので、超能力は支配の鎖みたいなもので、魅力になっていませんよね。
こう考えてみると、明らかに霊幻新隆などモブの周囲にいる人達のほうが人間味があり、魅力ある人たちです(物語のキャラクターとしてではなく、リアルに生きている人間として考えたとき、という意味で)。
モブが最終的に、???%状態で暴走する自分の感情と折り合いをつけ、自分の目標に向かって明るく生きていけるのは、周囲の人たちの優しさや思いやりに触れることによってモブ自身も自分の優しさや思いやりを表現できるようになったからでしょう。
霊幻が言った「魅力の本質は人間味だ」の意味とはつまり、お前の周囲にいる人間味ある人達から学べばお前も人間味ある男になれるぞ、っていうことだったと私は考えています。
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モブサイコ100・魅力の本質は人間味だの意味を考察のまとめ
モブサイコ100が描く人間味とは、どういうことでしょうか?
”人間味”の辞書的な意味とは「思いやり・優しさ」です。
モブサイコ100・「魅力の本質は人間味だ」はアニメ1期11話で見られます。原作マンガとはエピソードの順序が入れ替わっていますね。
霊幻が言う「魅力の本質は人間味だ」のモブサイコ的な意味とは、「お前の周囲にいる人間味ある人達から学べばお前も人間味ある男になれるぞ」っていうことだったのだと思います。
モブサイコⅢで霊幻新隆が新たな名言を語ってくれるシーンが待ち遠しいですね!