今年は高校生の姪っ子が大学受験で、10月中旬からAO入試が始まるそうです。第一志望だから落ちたらやだなー、と緊張してる様子でした。
大丈夫、めっちゃ勉強頑張ってきたんだから落ちないよ~と声をかけたとき、近所に「不落(おちない)守」が手に入る三島神社があることを思い出しました。
このあたりでは有名なお守りと、「落ちない」ための正しい参拝方法をお伝えします!
三島神社に参拝すると「落ちない」理由
三島神社には「雷井戸の伝説」が語り継がれており、それを元に「落ちない」授与品が作られた、という経緯があります。
三島神社は雷が「落ちない」場所だった!
三島神社のHPの説明によると…
昔、武蔵野の原野は雷が多く、里人たちはいつも怖い思いを強いられていました。そんなある日、三島神社の境内に雷が落ちたときのことです。神主が雷を井戸の中に封じ込めたところ、雷が「井戸から出してくれ」と頼んだそうです。神主は「二度とこの地に落ちない」ことを約束させ、雷を許してあげたという伝説が残っています。
以来、この地には雷が落ちないといわれており、井戸は雷除けの井戸として信仰されています。
この雷井戸伝説に由来して「不落(落ちない)守」「不落(落ちない)木札」「雷絵馬」などが作られているわけですね。
本当に試験に「落ちない」のかご利益は?
実際のご利益はどうなの?というのが気になるところですよね。
我が家は数年前に長女の高校受験でお世話になりましたが、第一志望ではないもののかなりレベル高いチャレンジ校に合格。塾の先生方も驚いていました。
その塾の塾長先生は三島神社への月参りを欠かさない方で、子どもたちの受験結果は順調ですし、先生自身も本を相次いで出版するなど我が家がお世話になってからずっと昇り調子です。
塾長の経営者仲間の娘さんは、不落守を携帯に貼って受験したところ第一志望の大学に合格したとか。自分の身近なところでこういう結果が出ているだけに、けっこうご利益があると思うんですよね。
三島神社はいつからある?御祭神は?
神社にお参りするときは、きちんとご挨拶するためにもどんな神様がいらっしゃるのか知っておきたいですよね。
三島神社の御祭神とその始まり
三島神社の御祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)で、山の神であり海の神でもあります。天照大御神(あまてらすおおみかみ)の兄で、日本総鎮守の神様と言われているそうです。
弘安4年(1281年)、元寇の役の際、河野通有(こうのみちあり)が夢の中で受けた神のお告げによって武蔵国豊島郡に三島大明神の分霊をお迎えし、上野山内の河野氏の館に遷座鎮祭したことが始まりです。
三島神社の宮司は代々河野通有の子孫で、現在宮司を務めているのも河野さん(女性です)。とても由緒ある神社ですね。
境内には火除稲荷社も
御祭神が祀られている本殿の手前左には、火除稲荷社があります。私の町内会では毎年必ずこの火除稲荷にも参拝します。
数十年前、この付近で交通事故が相次いだ時期があったそうなんですが、町内会で参拝を始めてからは事故が減り、最近ではほとんど起きていないんだとか。
火除け稲荷という名前から火難よけのご利益だけ期待できるのかと思ったら、商売繁盛、家内安全、防災、安全の神様なんですね。交通事故も減るわけだ…ありがたいことです。
「落ちない」ための参拝方法がある!
最近知って驚いたのが、「落ちない」ための正しい参拝方法がある、ってことです。娘が通っている塾関連の動画に三島神社の河野宮司自ら出演して紹介しているので、じっくり御覧ください。
「落ちない」ための正しい参拝方法を早く知りたい、という方は4:15付近からどうぞ。
改めて見てみると、自分は全然ちゃんと参拝できてなかったなと思います…。反省。
動画で紹介された「落ちない」ための正しい参拝方法はこちら。
◆「落ちない」ための正しい参拝方法◆
- 鳥居をくぐる前に一礼する。
- 左右どちらかに寄って鳥居をくぐり、神社の境内へ。
- 手水舎で手と口を清めて本殿へ。
- 鈴を鳴らしてお賽銭を滑らすように納める。
- 二礼・二拍手する。
- “祓い給え清め給え、名前、住所、生年月日、合格祈願の言葉”を唱える。
- 一礼する。
お守りやお札はどんなものがある?
本殿右側の社務所。お守りやお札はこちらで買えます。夕方行ったせいか、窓口が閉まっていてお守りの実物が見られなかった。残念。
三島神社の”推し”お守り・お札
神社の門前の塀には色々な貼り紙があるんですが、お守りやお札の貼り紙を発見しました。
↑私が一番気になっている、貼り付けるタイプの不落守。塾長先生みたいに携帯に貼れるのっていいなーと。
↑シンプルなデザインの、普通のタイプのお守り。安心して持てそう。
↑神棚に置くならこれですね。
その他のお守りなど
↓三島神社に行けなくてもお守りやお札を手に入れる方法がありました!
神社の門前で紹介されていた3種のほかにも、いろいろな授与品があります。雷絵馬がかっこいいですね。雷井戸伝説ともリンクして、ご利益がありそう。
三島神社へのアクセス
住所 : 東京都台東区下谷3丁目7番5号
電話・FAX :03-3873-0172
アクセス : 日比谷線入谷駅から徒出口4から徒歩約7分
開門時間・閉門時間 : 24時間参拝可
公式サイト : https://www.mishimajinjya.or.jp/
神社の向かい側に「肉のハナマサ」がありますから、帰りに寄ると楽しいかもしれません。月に1回、福島県矢祭町の野菜の直売が行われるので、その日に合わせて来るのもいいかも。直売の日は、神社にお問い合わせください。
まとめ
雷が神主に「二度とこの場所には落ちない」と約束した伝説から“試験に落ちない”ご利益があると言われる下谷の三島神社。
宮司の河野さんは、お仕事への熱意が溢れ出ている方です。娘の七五三でお世話になったときは祈願のあとお茶をご一してくださり、色々なお話を伺うことができました。
神様にまつわるお話から姓名に関すること、占星術などお話が途切れることなく圧倒され、雷に約束を守らせた神主の子孫だというのも、わかる気がしました(笑)
その宮司さんが祈祷してくれたお守りやお札なら、やっぱり「落ちない」んじゃないかというのが私の偽らざる気持ちです。どうか皆さんにも、姪っ子にも!ご利益がありますように。