『め組の大吾 救国のオレンジ』の第一話冒頭シーンに隕石が書いてあるのでは？という説をネットで目にしました。
確かに第一話に隕石らしきものが描かれており、十朱大吾と斧田駿がボッキリ折れたスカイツリーから要救助者を救助しています。
描かれているのは隕石なのか、火山の噴火で石が降り注いでいるのか？大規模な地震なのか？などどんな状況か考察しました。
｢め組の大吾 救国のオレンジ｣第一話に隕石が出てくる？
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｢め組の大吾 救国のオレンジ｣に隕石が出てくるというのは本当でしょうか？
隕石(火のついた物体）が降っている描写がある
｢め組の大吾 救国のオレンジ｣第一話では、最後に取り残されていた要救助者を大吾が抱きかかえて降りてくるとき、背景の東京の町並みに隕石のような火のついた石？がいくつも降っています。
上空は暗いのに街は火の粉を上げて燃えているように見え、夜間に広い範囲で火災が起きている様子が描かれているようです。
首都直下型地震が起きてちょうど食事どきだったらこんなふうに火事になるかも…？という感じですが火の付いた石はどう説明すればいいのかわかりません。
そこで東京消防庁のサイトで調べてみました。
隕石ではなく火の粉かも
隕石に見える物体は”火の粉”かもしれません。東京消防庁のサイトには次のような説明がありました。
「火の粉といっても大きさはいろいろで、数ミリのものから数十センチメートルに及ぶものもある」というのは初めて知りました。
もし30センチ角ぐらいの石が炎に包まれて飛んでいたら、隕石に見えるでしょうね。しかしこんな大規模な火災はなぜ起きているのでしょうか？
原作漫画4巻冒頭で中村雪が壁面を登っている背景にも火の粉か隕石のようなものが描かれています。
中村が「こっちに来る」と言っているので、津波や竜巻のように移動して被害を与える何かが起きている可能性もあります。
富士山の噴石の可能性は低い
富士山など活火山の噴石かな？とも思いましたが可能性は低いようです。
スカイツリーから富士山までの距離は直線で約134kmと、石が飛ぶ範囲の数kmよりもずっと遠い場所にあります。
なので火山噴火の上昇気流で巻き上げられたマグマが火の玉のように飛んでくるといった状況は考えにくいのではないかと思います。
め組の大吾救国のオレンジで起きるのはテロや巨大地震・火山噴火？
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め組の大吾救国のオレンジで起きるのはテロや巨大地震、あるいは火山噴火なのでしょうか？
スカイツリーが倒壊している
救助活動は倒壊した東京スカイツリーで行われていました。
スカイツリーには次のような地震対策が施されていて、震度７の地震にも耐える設計になっています。
- 地下50ｍまで根を張る地中の杭による地面からの引き抜き・押し込み対策
- トラス構造による水平荷重への耐性向上
- 心柱による制振（揺れを少なくする）構造
要するに、スカイツリーが倒れることは現在の建築技術や地震対策では想定できない事態なので、想定外の何かが起きたことになりますね。
テロ事件発生？とは違うかも
ネット上にはテロ事件と同様航空機が激突するようなことが起きればスカイツリーが倒壊するかもという予想もありました。
救助現場ではスカイツリーが途中からボキッと折れ、展望台が土台部分によりかかるように地上に落ちています。
ニューヨークのワールドトレードセンタービル北棟・南棟に民間航空機が激突したようなテロ事件が起きたのでしょうか？
第一話の描写には警察官や自衛官の姿は描かれておらず、救助に当たっていたのは消防士たちだけのようでした。
テロの可能性は低いかも知れませんね…。
ガスの濃度が高い
第一話ではピーッピーッっと絶え間なく警告音が鳴り響いていることから、ガスが漏れ出している可能性が考えられます。
このとき大吾は空気呼吸器と一体になった面体（顔全体を覆うシールド）をつけていました。第一話では要救助者も鼻と口を覆うマスクをつけています。
通常の救助では要救助者が毎回マスクをつけているわけではないので、ガス濃度が高まっていて空気呼吸器をつけないと危険な状態だった可能性があります。
東京都内のガスは主に「都市ガス」が用いられており、地下の配管を通じて各家庭などに供給されています。
何らかの理由で地下の配管がダメージを受けると、都市ガスは空気より軽いため地上に吹き上がります。
なので広範囲でガス管が損傷した場所にいれば、たとえば地上から10m程度高い場所にいてもガス濃度が高まっている状況はありえます。
首都直下型巨大地震の発生で出動したのでは
考えられる状況としては、首都直下型の巨大地震で出動した可能性が高いと思います。
｢め組の大吾 救国のオレンジ｣の第一話では、十朱大吾と斧田駿が「め組」所属の消防士としてバディを組み救助活動を行っていました。
作中でもまだ詳細が明らかにされていませんが、「め組」は「我々が相対したことのない国難からこの国を救う者達」と言われる特別な存在です。
最新刊7巻までの内容からすると、十朱大吾・斧田駿・中村雪の主要キャラ3名はいずれも「め組」に所属することになりそうです。
大吾が「俺たちの相手は…戦争よりデカいかもな」と言ったのは地震が発生して地面が揺れたときでした。
戦争以上の大問題といえば、広範囲にわたる甚大な災害しかありえないんじゃない？と思います。
地震が起きたとき、すっと地面に手を伸ばして地を鎮めるかのような動きを見せた大吾の様子からも、地震の可能性が高いのではないでしょうか。
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｢め組の大吾 救国のオレンジ｣に隕石か考察のまとめ
