『シュガーアップル・フェアリーテイル』で最も気になることは、アンとシャルは結婚するのか?ということだと思います。
いきなりのネタバレで恐縮ですが、第一部の終わりでアンとシャルは結婚します。おめでとう~!
多分ハッピーエンドだろうとわかっていても結婚式の話を読むと改めて嬉しくなりますね。
しかも結婚後もお話は完結せず新作が出ているので、その後の二人がどうなっていくのかも楽しみです。
今回は、二人の出会いから結婚、その後についてネタバレ解説します。
シュガーアップル・フェアリーテイルのアンとシャルの出会い
📔原作小説📔角川ビーンズ文庫
シュガーアップル・フェアリーテイル
銀砂糖師と黒の妖精
銀砂糖師と青の公爵原作:三川みり×イラスト:あきが贈る、原作小説1巻&2巻!
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シュガーアップル・フェアリーテイル』のアンとシャルの出会いからご紹介します。
アンは銀砂糖師を目指す15才の少女
出会った当時、アンは銀砂糖師になるため王都ルイストンをめざす15才の女の子でした。女性一人の旅は危険が多いので、護衛としてシャルを手に入れたのが二人の出会いです。
「銀砂糖師」とは、その年最も優れた作品を作った職人として国王から認められた砂糖菓子職人です。
アンの母親は腕のいい銀砂糖師でしたが、病気で1年ほど前に亡くなっていました。
砂糖菓子を作って自分の力で生きていくため、アンは王都で開かれる品評会に参加しようとしていました。
シャルは妖精市場で売れ残っていた戦士妖精
シャルは妖精市場で売れ残っていた妖精でした。アンも愛玩妖精と間違えたほど人目をひく美貌の持ち主ですが、実は戦士妖精です。
実力も見た目も申し分ないにも関わらず買い手がつかなかった理由は、口が悪すぎるから。
アンを初めて見たときもやせっぽちの小柄な彼女を「かかし」というなど、自分の買い主にも全く遠慮せず尊大な態度をとります。
長い間人間に使役されるうちに、人間を軽蔑し全く信用できなくなっていたのがシャルでした。
シュガーアップル・フェアリーテイルでアンとシャルがお互いを好きになった理由
📔原作小説📔角川ビーンズ文庫
シュガーアップル・フェアリーテイル
銀砂糖師と白の貴公子
銀砂糖師と緑の工房原作:三川みり×イラスト:あきが贈る、原作小説3巻&4巻!
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アンとシャルがお互いを好きになった理由はどういうところなのでしょうか?
アンがシャルを好きになった理由
アンがシャルを好きになった理由は、シャルの美貌と性格です。
シャルは黒曜石という貴石の妖精ですが、この作品で貴石から生まれた妖精は例外なく飛び抜けた美貌の持ち主です。
アンは明らかにシャルの美貌に見とれてうっとりしていますが、これは男女や年齢問わず登場人物のほぼ全てが初めてシャルを見たとき美しさに見とれているので、ウブな少女のアンなら当然の反応でしょう。
もちろんアンが好きになったのはシャルの外見だけではありません。
シャルは愛想がない代わりに嘘をつかないので信用できますし、アンが誠意を尽くせばきちんと応えてくれます。
見た目は若いですが数十年ものあいだ様々な人間に使役されてきたので、実は人生経験が豊富で頼りがいもあります。
そして何より、どんな状況でも「お前がやりたいことをやれ」「砂糖菓子を作れ」「銀砂糖師になれ」とアンがやりたいことを応援してくれるからです。
そもそも戦士妖精としてかなり強いので「俺が守ってやる」と言われたら絶対守ってもらえると思うと心強いですよね。
シャルがアンを好きになった理由
シャルがアンを好きになった理由は、アンがシャルを対等な存在として受け入れ信頼してくれたからです。
物語の舞台になっているハイランド王国では、500年前までは妖精が人間を使役していました。しかし当時の妖精王リゼルバが人間の王に敗れてからは、人間が妖精を使役しはじめます。
アンとシャルの時代には、人間が妖精を召使いのように使役することが当たり前になっていました。
しかしアンは食事を同じテーブルでとる、スープやパンをよそう時は最初にシャルに与える、友人になってほしいと言うなどシャルが戸惑うことばかりします。
そのうちにシャルは自分が生まれたばかりの頃、人間の少女に愛された経験を思い出しました。
少女は通称をリズといい、妖精王リゼルバの剣に埋め込まれた黒曜石を見つめ続けシャルを生み出した張本人でした。それがおよそ100年前のことです。
リズはシャルに恋愛感情を持っていましたし、シャルもリズの愛情を感じていました。しかしリズはシャルをかくまったことが原因で人間に殺されてしまいます。
アンと出会って1年もたたないのに、リズの時よりもっと切迫した感情が湧き上がるのを自覚するシャルですが、過去の経験もあり種族の違いを乗り越えられるはずがないと考えていました。
しかしアンの身体から立ち上る砂糖林檎の甘い香りや、アンの体に触れたときの柔らかさや温かさに「もっと触れたい」という思いを押さえられなくなっていきます。
二人の仲がなかなか進まないのはなぜ?
📔原作小説📔角川ビーンズ文庫
シュガーアップル・フェアリーテイル
銀砂糖師と黄の花冠
銀砂糖師と灰の狼原作:三川みり×イラスト:あきが贈る、原作小説7&8巻!
銀砂糖師アンに、王城からとある仕事の要請が届く。しかも依頼人は王妃様で…#シュガーアップル#TVアニメ第2クール放送中✨ pic.twitter.com/V3VWirUfvi
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『シュガーアップル・フェアリーテイル』を読んでいて感じるのは、二人の仲はなぜこんなに進まないの?ということではないでしょうか。理由を考察してみました。
シャルが恋愛感情に無自覚だった
シャルは原作小説の6巻まで、アンに対する気持ちが「恋」であることを自覚していませんでした。
無自覚なイケメンが手の甲にキスしてくれたり、額に口づけを落としてくれたり、「これだけは覚えておけ。ずっとそばにいる。お前を守る。誓う。」と耳元でささやいたりなんて女性には危険すぎますよね。
本人には全く自覚がないまま、実際には色気ダダ漏れでアンを口説き続けていたのがシャル・フェン・シャルなのです。
いつもは「かかし」「まぬけ」など遠慮なくずけずけ物を言い適当にからかってくるのに、いざというときはちゃんと守ってくれて甘い言葉を落としてくのですから始末が悪いですw
ラファルが二人に「お前が相手を不幸にする」と言い続けた
シャルの兄弟石のオパールから生まれたラファルは、シャルにもアンにも「お前の存在が相手を不幸にする」と言い続けました。
ラファルがそういう発言を繰り返したのは、人間と妖精を不仲にするためです。
ラファルの目的は、妖精王リゼルバの剣から生まれたラファル、シャル、エリルが妖精と人間の頂点に君臨すること。
なのでシャルとアンが対等の立場で愛し合ってしまっては困るのです。
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アンがウブすぎる
アンがウブすぎるのも二人の仲が進展しなかった原因です。
二人が出会った当初、アンは15才の少女でした。大体中学3年生か高校1年生の女の子ということですね。
学校に通うこともなく、ずっと母親と二人であちこち旅をしながら砂糖菓子を作ってきたアンは、一人の異性と長い期間一緒に過ごすという経験が少なかったのではないでしょうか。
また、父親を早くに亡くしているため夫婦生活も知らず、恋愛経験は全くなく、男女のお付き合いに関する知識もないとなると、男女の触れ合いで想像できることがキスしかないのも仕方ないかもしれません。
原作小説7巻からはシャルが恋愛感情を自覚して溺愛彼氏化するのですが、アンがその愛情表現に照れすぎてキスから逃げたりします(笑)
結婚してからも一緒の部屋で寝ていないので、アンにはもうちょっとがんばってほしいです。
お手本になるカップルがいなかった
アンとシャル以外には、妖精と人間の相思相愛カップルは作品に出てきません。
キャットとベンジャミンのように友情で結ばれた人間と妖精は出てきます。リズはシャルに恋していたようですし、ブリジットもシャルに一目惚れしましたがシャルに恋愛感情はありませんでした。
つまり人間と妖精の男女の相思相愛カップルは出てこないのです。
あの人たちがうまくいっているなら、自分たちも…というお手本がいなかったため、人間と妖精がカップルとしてうまくやっていけるのか、なかなか自信が持てなかったという面はあると思います。
ミスリル・リッド・ポッドが一緒にいる
湖の水滴から生まれた妖精、ミスリル・リッド・ポッドがいつも一緒にいるのも原因の一つでしょう。
アンの肩にのるほどの小さな妖精ですが、彼はアンとシャルのイチャイチャを見るのを生きがいにしているため、二人がいい雰囲気になると興奮してその場を台無しにしてしまうことがあります。
アンが一軒家を建ててからはアンと別の部屋で寝ていますが、しょっちゅうアンとシャルの様子を伺っているので油断できませんw
アンとシャルの結婚式とその後は?
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銀砂糖師の少女と妖精が紡ぐ夢と愛の物語。
『シュガーアップル・フェアリーテイル
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アンとシャルの結婚とその後について解説します。
アンとシャルの結婚式
アンとシャルの結婚式は、1年間行方不明だったシャルがアンのもとに戻ってから1ヶ月ほど後に行われました。
1年もの間不在にしてアンを心配させたお詫びに何をすればいいか?とシャルが銀砂糖妖精筆頭に相談したところ、永遠の愛を誓うことを提案されたのです。
しかしアンには秘密のまま準備が進められたため、当日の朝までアンはエリルから依頼された砂糖菓子を徹夜で作っていました。
朝日とともに現れたブリジットから「あなたシャルと結婚するのよ」と聞かされたアンがすっごく驚いていましたが、まあ当然ですよねw
結婚後の二人の生活
結婚後も二人はアンが王都ルイストン近郊に建てたレンガ造りの小さな一軒家に住んでいます。直ぐ側に砂糖林檎の林もあって、銀砂糖師としては理想的な環境です。
アンはそこで店を営んでおり、依頼があれば砂糖菓子をつくります。
お客さんが少なくて経営は大変そうですが、一人ひとりのお客に向き合ってその人が欲しがっている砂糖菓子を作るのがアンの流儀です。
新章の開始となった第18巻「銀砂糖師と深紅の夜明け」からは、アンの父ギルバート・ハルフォードを名乗る男からの手紙がとどいており、第19巻「銀砂糖師と紫紺の楽園」でもその謎を追っているところです。
二人に子供はできない
作品中で断言されたわけではないのですが、シャルの発言からするとシャルとアンの間に子供はできないようです。
子供は生まれない代わりにアンが生きた証になるものを作れ、俺がずっと守るという内容のセリフをシャルが言うシーンがあります。
子供ができるできない以前に、同じベッドで眠ることさえできていない状態なので、まだ二人が本当に男女の仲になったとはいえないかも。
本当に子供はできないのか?も含めて今後もお話をじっくり読んでいきたいと思います!
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シュガーアップルフェアリーテイルのネタバレ!アンとシャル結婚とその後のあらすじまとめ
シュガーアップルフェアリーテイルのアンとシャル結婚までの軌跡とその後についてまとめました。
- 出会いは妖精市場
- 行動をともにするうちにお互いに惹かれ合う
- 二人は結婚する
- 結婚後も事件に巻き込まれる
- 子供はできない
人間と妖精という種族の違いを乗り越えて、お互いの想いを大切に育んできた二人。これからもずっと応援していきたいです!
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